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2017.12.19
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カテゴリ:教育
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軍略といえば戦争の手段と考えられがちであるが、東洋史観の軍略は国家の大計を 誤りなく次の時代へ誘導するために考えだされた知恵のことである。
「軍略とは国 家の進退、戦略とは軍隊の進退」という言葉で表現されるように、東洋史観では「 軍略」と「戦略」は別のものと考えている。
古来より多くの日本人によって愛読さ れてきた『孫子』が説いているのは、ここでいう軍略ではなく戦争に勝つための戦 略である。
軍略の根底には常に経済観念(損得勘定)があり、単に戦争に勝つこと だけを論じているのではない。
東洋史観の軍略は「時、邑、所、術」の要素から構成されている。これらの四要素 を実行に移す人間を含め『軍略五界』という。

現代的に解釈すれば、「時」は時代の 流れ、「邑」は社会事情、「所」は目的や領域、「術」はそれらを活用する方 法論で、その中心は人材の活用法である。人間(主権者)はこれらの要素をいかに使 いこなしていくかが大事となる。東洋史観における軍略の目的は「集団の安泰」を維 持することである。
軍略の目的には階層性があり、上部の目的達成のために遂行すべ き事柄は手段で、それは下部にとっての目的になる。
現代の企業経営で述べれば、そ の目的は「会社の安泰」を保つことで、その手段が会社の発展であり収益の増大であ る。
そして会社の発展の土台となるところが「人を活かす方法」である。
すべての構 成員の能力を完全に引き出すことによって組織の中心に大きな求心力が生みだされ、 それが収益の増大に結びつくことになる。
それには「人の個性や強み」と、それが活 かせる「時代と社会」を知らなければならない。
人の価値を決めるのは時代と社会だ からである。指導者には人間を深く理解する力量と世の中を広く観察する力量が求め られるのである。
現実の世界は常に変化しているので、この「目的と手段の連鎖」を繰り返しながら、い かに「集団の安泰」の次元を上げていくか、それが軍略の最大の課題となる。
ここでい う次元とは、連鎖を螺旋状に繰り返すことから生まれてくる高低の差である。
国家でい えば、歴史を積み重ねながら、高度な知性を持つ国民を増やし、国家の安泰の次元を高 めていくことである。
次元の上昇が少ない国家は、同じ過去を繰り返すことになる。
こ のような思考をふまえ、『集団を形成しているすべての個のエネルギーを完全燃焼させ ること』および『時代の流れと社会現象の変遷を知ること』を、軍略の第一義として重 視するのである。
ここに戦略以前に軍略が必要であると論じているのである。東洋史観 の原理では、国民一人ひとりが活かされて行けば、全エネルギーが中心に集まり、武力 による戦争を起こさなくとも国の繁栄があり、そこに経済が生み出されることになる。
経済を目的とする国家はいまだ次元の低い段階を進んでいるわけで、経済が二次的に生 まれてこそ大人の国家なのである。もし国家が経済の繁栄を究極の目的にするようなこ とがあれば、「国家が経済の下に座す」ことになり、一時期に経済が繁栄したとしても 国家の安泰が困難になってしまうのである。それは会社という集団でも同じことで収益 はあくまでも会社を支えているひとつの要素なのである。
東洋史観が皇帝学として呼ばれてきた由来は武器を持たない軍略だからである。
日本 も東洋の小国であった時代には、戦国時代の武将の戦略が役に立ったが、世界の強国と 肩を並べる時代になり、それぞれの分野の人材が大国の軍略的な思考や知恵を身につけ る必要に迫られている。
それには知識や方法論だけではなく、人間や人間集団の基本に ある原理原則を学ぶことであろう。
要となる基礎は、自然の原理の集積と穴のある掟創りと自己の書く絵に人の色を塗らせる。
また、人の絵に自己の色をどう塗るか?です。 かしこみ  不一                    Tel 080-4312-5756 不肖佐藤正美

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最終更新日  2017.12.19 11:56:34
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