フランス・パリの良い思い出・UN BON SOUVENIR

サンタさんがいるなんて思っていたのは多分5歳くらいまでかな～、幼稚園にプレゼントを配りに来たサンタさんが仮装が適当で、すぐに「これは演じているな」とわかってしまって、それから信じる信じないよりも、「知ってしまった」感に支配されてしまいました。

しかし、だからといってクリスマスにプレゼントをもらいたいという欲望はまったく衰えず、かなりの年齢になるまで、ほしいおもちゃをもらいたいと親と(爆)交渉していた自分が今となってはちょっといじらしいですね。



ウチの親は必要以上に「規律があることを売り物」にしていたところがあるので、それにマンマと乗せられていた私は誕生日とクリスマス以外ではまったくおねだりということができなかったものです。

3つ年下の妹がおねだりでかなり高額なおもちゃをせしめていても「○○○はいいの、あなたはおねえちゃんだから」と我慢させられたものです。しかし、○○○(実妹、すべて伏字！)はそのようなことは全て忘れていて、自分こそが損をしたのだと今でも思っているふしがあります。



いやいや、こういうことを蒸し返してはクリスマスが泣くというものです。

リカちゃんハウスというやつも妹が先に手にしていたような気がしますが・・・

人間は自分に都合の良いように記憶を作りかえてしまうということは、大人になってから知りましたし、だからこそ、家族の中でも自由にものをいってはいけないのだ、ということも大人になってから知りましたが・・・

食べ物に不自由せずに育っている自分を感謝せずにうらみがましい気持ちばかりを持っているのも、昨今では年長に生まれても、特に女であると、本当に役目ばかりが多くておいしい部分が少ないからかもしれませんね。



まぁ、私には年下の兄弟姉妹を「かわいい」と思うほどの人間としてのゆとりがありません。

だから、独身で子供もいなくて良いかもしれないと思います。

クリスマスのたびに「悔しさ」がよみがえるというのも、クリスマスには童心を呼び覚ますところがあるからでしょうか？

まぁ、日本ではクリスマスというのは特に意味はないものですが、だからといってクリスマスの意味を考えずに習慣だけを取り入れて楽しんでしまうのは、悪くはないものの、ちょっと疲れることもあります。

私としては、このクリスマスには自分の命をあらためていとおしみたいものです。

他人のことを思うには、まず、自分を大切にしなくてはね。

自分にやさしい一日になればいいかな☆


パナセァ

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