思い込みの呪縛から逃れられない

November 20, 2009

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「思い込みが激しい」というのはワタクシを含めたニポーン人の特徴のひとつであるといってもいいかもしれない。

というのは、思い込みで他人のみならず、自分をもマインドコントロールしてしまう傾向が強い社会であると感じるからです。

ワタクシも日ごろは自分のことを「五十路ながら個性的」とかうぬぼれていることもあるのだが、一歩ニポーンの外にでると、いかに自分が思い込みだけで他人の行動まで予測しようとしているのかをしらしめられる。

これは、メールだけの付き合いであってもである。

思い込みの世界で生きていると、生来的に「勝ち組」にある、つまり、既得権益を握っている方があくまで勝たねばならぬという妄想で世の中ががんじがらめになり、社会の本当の法則とか仕組みまでみえなくなってしまう。

たとえば、憲法にうたってあることですら、日本人の頭の中では非常に簡単に「思い込み」で脚色されてしまい、ナント、公の場ですら、堂々とまかり通ってしまう。既得権益を握っているほうが決済できることに関してはおしなべてそうであるといっても過言ではない。

たとえば、男女平等・・・

ワタクシは男の兄弟がいないので、だめ父が若い頃買っていた「プレイボ○○」系の雑誌はある限り目を通していたが、おしむらくは思春期のダンスィーがどのように洗脳されているのかという、そういう過程を追体験する時間を持たないできてしまった。

ワタクシがニポーン人の男性の「思い込み」の激しさにとてもついていけずにいることをみると、ニポーン人の男性は「外人だってニポーンのマンガが好きではないですか」とか見当違いのことをいったりする。

ここは、独断と偏見であるが、一般的に世界の若者が持つ思春期特有の独特な精神世界とか、その時代の片鱗が大人になっても心理に大きく影響するというのはどこの世界でもそうであろう。

しかしながら、その心理を「これをオンナも喜んでいるにちがいないのだ、そうなのだ」と伝家の宝刀のごとく伝え守っているのは、それも主流で守っているのは、爺8の中では多分ニポーンだけだと思う。

むろんのこと、個人の頭の中ではなんでもありである。

しかし、外国語をちょっとかじれば、というか、日本語でもちょっと考えればわかるのだが、頭の中のことがそのまま現実そのものであると思いこむのは、「妄想」といってもよいのではないだろうか?

独身五十路で自身もニポーン人思い込み激しく、それだけで自爆することもあるワタクシにいわれたくはないだろうが(これも思い込みなのだが)、

ニポーン人の男性でこの思い込みがあまりない同世代以上の人物をワタクシは知らない。

書物の中では、まぁ、いるといえばいるが、書物の中というのは「頭の中」であるから、作家そのひとの真実の姿ではないのである。

であるから、思い込み世代のニポーンの男性は私からみると「だめ父世代」ということになり、敬することはあっても、憧憬の対象にはならないのである。

こーーして、ワタクシのあしき遺伝子は後世に伝えられることがなくて、これこそニポーンのためになっているといえるであろうな

こんなことを考えるのも、最近フランス人の女の友人が出産して(男の友人はさすがに出産しない)、その写真を送ってくれたのだが、近来まれにみる母親似の女の子であり、仰天してしまい、子供をつくるというのはこわ～いことであると、しみじみ感じたから、こういうまとまりのない日記の種が生まれたのです。

こんな「思い込みの激しい」ワタクシの種は文章を通しても感染するかもしれないと、今は妄想しているのでありもぅす。

新生児はすごい☆

パナセァ

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