勉強とは面白いだけではないほうがよい～フランス語学習入門者さまへ～

August 20, 2011

最近はブログもそうだけど、ネットで色々なコミュニティがあったり、情報もクラウドを使ったり、あるいは翻訳すら無料でやってくれるところがあったり、

語学の勉強にはマイナスなことも多い。

確かにフランス語に触れる機会はネット上にたくさんあるし、それはいつでも触れることができるかもしれない。

しかし、それにちょっと、文字通り触れたからといって、それでフランス語の基礎ができるということは、無料の場合、ほとんど望めないでしょう。

仕事系のブログには軽々しく書けないので、軽々しく書く、このブログに書くけど。

内田樹先生(かってに生徒のつもり)もおっしゃっているけど、自分の学んでいる外国語を話すひとですごく自分にとって大事なひとに人生で何回会うもんでしょうね？

その外国語を使っている国にいっちゃえばまぁ、かなり会うかもしれないけど、それでも会わないかもしれません。

だから、勢い学んでいる外国語を使う相手は会わないひとになりがちなので、その場合、読解力だけでもせめて中級くらいでないと相手とのメールもなかなか読めません。

そこまでいくには、やはり単語力とかもそうですが、大人の場合文法力も必要だし、なにより、よほどの秀才でない限り、ある程度のメソッドにのって辛抱強く学習しないと読解すらなかなかできるようにはなりません。

故・遠藤周作先生もおっしゃっていたように「世の中面苦しいものでなくては身につかない。苦楽しいことでないと面白くならない」というのは本当のようで、学習というのも、

学びてときにこれを習う。またたのしからずや。

という繰り返し努力する、それも進んで乗っていく気持ちがないとなかなか習慣にならないもんです。

なにがいいたいかというと、フランス語入門者の方はあなたの選んだメソッドである程度、たとえば2年とか5年とか継続して学習しないと多分ニュースとか読むようにはならないのではないか？という個人的な感想です。

なんでもインストールするようにできると思ってやってみると、真面目なひとほどがっかりすると思います。

そして、語学はある程度できるようにならないと、本当に面白くないです。

あるところから面白くなるんです。

そこまでは、メソッドを信じる素直さも大切です。

だって、その外国語を成立させたのはあなたではないのですから、
やはり、メソッドを尊重するしかないと思います。

最近、「単語って覚えなくちゃならないんですか」
という質問を受けてびっくりしたので、その回答なんですが。

実をいうと、忘れても、忘れても、それでも努力して覚えなくてはならない
もんなんです。

地味？

ゴメンネ、ユルサレテ