鼻血のはなし
「ままー。はなちん。ちっしゅー。」妹ぱんだの声で目が覚めました。目を開けた私の前に立っていたのは、血まみれの妹ぱんだでした・・・・。パジャマも、ベッドも、シーツも血まみれです。幸いなことに一緒に寝ていた兄ぱんだには何もついていませんでした。自分ですでにティッシュで鼻を拭いたようで、床には血の付いたティッシュが山ほど転がっていました。急いで、パジャマをぬがせて、シャワーで流して、鼻にティッシュを詰めました。夜中に鼻をほじった時に、粘膜が切れてしまったようです。血の付いたものを洗濯していると、また「ままー。はなー。」という妹ぱんだの声。見ると床にぽたぽたと血を流しながら歩いてくる、妹ぱんだが・・・。鼻に詰めたものティッシュをとってしまったようです。雨の日だというのに、山のような洗濯物に囲まれてしまいました。