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2006/01/18
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カテゴリ:クロ歴史!
基本的に朝が苦手なので、土日に集中している番組をガ~っと録画して毎日少しずつ見ています。例えば土曜の晩にマックスとセイザーX、日曜はエウレカ、月曜にマジレンジャーといった具合です。新年からリュウケンドーが始まりましたので月曜に割り込ませることにしました。そんな訳でマジは昨晩見たのですが、昨日は社会的にも様々な出来事があって複雑な気持ちになりました。

ヒューザーの小嶋社長の証人喚問、ライブドアの強制捜査の話題でごった返し、本当は皆が振り返るべき神戸の震災や宮崎被告の死刑判決なぞどこかへ吹っ飛んでしまった感があります。(これらは恣意的に並べられた可能性がありますが、そうだとしたら全くもって不愉快です)
報道を見ていて思ったのですが、私たち日本人の価値観や倫理意識というのはどうなってしまったのでしょうか。一貫して感じたのは次のようなことです。

ルールを守っていれば何をしてもよい、
見つからなければルールを破ってもよい、
誰もがルールを利用して得たいものとはお金の量という勝ち負け。

漠然とですが、そんな価値観がすべてを支配するようになってしまったなと思わされました。

でも、そもそも何故、ルール=法律はできたのでしょうか。
それは私たちがルール無しに人を信じることができなくなった為ではないでしょうか。



さて、物語もいよいよクライマックスに近づいてきました。
今回はン・マ転生の鍵を握る冥府神ティターンと芳香とのふれあいの物語でした。

偏見を持たずに本質を見極めることのできる彼女は、ティターンから他の冥府神とは違うものを感じます。そして兄弟の中でもっとも決まり事を大切にしている薪人兄ちゃんと対立します。そこに冥府神の中でもクセの強いスフィンクスとワイバーンも現れ、両軍入り乱れての大混戦。芳香は機転を利かせ、トラベリオンでティターンと逃避行。執念の鬼と化したワイバーンも無賃乗車で割り込み、列車内で壮絶な戦い!(この殺陣は見せ場!)芳香は新しい魔法を手に入れ、見事ワイバーンを車外に放り出してメデタシ、メデタシ。


私がマジレンジャーを見て感じるのは信頼という絆の大切さです。
今までは主に家族、兄弟の視点から追っていましたが、冥府神が登場してからは闇の戒律というルールを遂行しようとする彼らと対称的にそれを描き出そうとしているように思えます。

スフィンクスは絶対であるはずの戒律による神罰が若い魔法使いに次々打ち破られるのを見て、疑問を感じ始めています。また、今回、ティターンは芳香の純真さにふれ、自らの目的が見つかったことから絶対の戒律を破りました。

これは現代の私たち、特に番組を見ている子どもたちへ、ルールばかりに縛られず、そのルールは絶対に正しいのか、ルールによってもたらされるものが何なのか、物事の本質を見て、時にはそれを破ることも必要なのだよ、というメッセージに映ります。

ルールは人間が社会生活を営む上で大切にしなければなりませんが、時には立ち止まってよく考える必要があるのではないでしょうか。それはルールは私たちが決めるもので、決して運命を委ねる存在ではないからです。
例えばルール=戒律=法律がなくても、私たちは互いを信じ、幸せに生きていくことのできる社会を目指すべきではないでしょうか。それを虚構と笑う人がいても。

来週はそのルールを破ったティターンに一体どんな運命が待ち受けているのか。
見逃せないところです。


ところでワイバーン役のスーツアクターの方はダントツにうまいですね。
他の冥府神と比べてちょっと若くて格下という位置付けなのでしょうが、生意気で野望に燃えるプライドの高い青年のイメージがビシビシ伝わってきます。
マジレンジャーは異界の者同士の心の葛藤が随所に描かれていますが、高岩さんがこっちに呼ばれたのが何だか解るような気がします。


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Last updated  2006/01/18 02:18:59 PM


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