カテゴリ:クロ歴史!
ホップホップというのは希望のホープとはずむような躍動感を表したネーミングでしょうか。
今回のマックスは320万年前に寿命を終えた星から辿り着いた漂流怪獣のお話でした。 ホップホップは、滅びゆく故郷の星から別の星で生きていくため、幼い命たちと脱出してきたらしい。 その小さな子ども2匹がアダムとイブ。 偶然、小獣アダムとイブを保護した小学生姉弟の葛藤をメインに展開しましたが、私には未知の存在に対してどう向かい合うべきかというテーマを問いかけた意欲作に映りました。 ■今回活躍したアイテム マスコミの糾弾や遺族団体からの抗議というのはいかにも世相を反映したもので、思わず失笑していまいましたが、テレビキャスターの質問攻撃に抗えず、眠るホップホップに視線を泳がせ、「科学の発達を信じて・・・」というのが精一杯のヨシナガ教授の対応には思わず「しっかりしてよ!」と言いたくなりました。 確かに事が起こってからでは取り返しが付きませんが、もし、実際に同様な事件があれば、あえてリスクを背負い込んでも研究するだけの意義はあると、私も思う方の立場なので。 一般論になりますが、物事の本質を見据える目が必要で、そのためにも科学やその他の英知がもっと研鑽される必要があると思います。 ただ、ちょっと考えてしまったのは、異星人にも様々あると思うんですよ。 ホップホップはたまたま愛らしい(?)容姿をしていたので、子どもたちも好感を抱いたわけですが、これが私たちの価値観では醜悪だったり、異臭を発していたりしたらどうだったでしょうか。 実際には、ほとんどの人々が遺族会の方にシンパシーを感じるのではないでしょうか。 カイト隊員がいっていたように、もし、自分たちが同じ状況で故郷を追われるような運命に陥れば、やはり、この子どもたちのようにやさしい存在に救って欲しいとは思いますが・・・。 マックスの世界観ではこのような描き方でよいのだと思いますが、もし、「異なったものを認めて共存する」というテーマを突き詰めていくのであれば、SF作品として、そんな設定でもトライされるべきに思います。 私はそのドラマがどんな結末を迎えようとも、見てみたい。 いや見ておきたい気がします。 それにしてもマキシウムソードで斬りつけたりしちゃダメだよね。 怪獣はなぜ日本を襲うのか? 空想防衛読本 ウルトラマン怪獣伝説-40年目の真実- ウルトラマンの東京 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/27 01:38:02 PM
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