149880
HOME \| DIARY \| PROFILE	【フォローする】【ログイン】

部長のブログ

[旅行・巡礼] カテゴリの記事

全68件 (68件中 1-50件目)

1 2 >

黒石寺蘇民祭

　今年はニュースでずいぶん取り上げられていましたね。ポスターを「表現がセクハラ的でお客様に不快な感じを与える可能性がある」としてJR東日本が駅構内への掲示を拒否したせいだそうですが、１０００年以上続く祭りになんとも失礼な話。それに馬鹿なマスコミがあんなに来たら迷惑だったでしょうね。ライトでバンバン照らしていたし。-------------------------------------------------　数年前に黒石寺を訪ねた折りに、法事前のお忙しい時間にもかかわらず住職に大変親切にお寺の案内をしていただいたのが思い出されます。その時は私以外境内にはお参りする人もおらずひっそりとしていて、ここであの勇壮な祭りが行われるのかと妙に感心したものです。　世の中がどんなに変化していっても変らないで欲しいものがあります。伝統の祭りの継承をこれからも頑張って続けていって欲しいです。　↑黒石寺の狛犬。珍しい鉄で作られたもの。凛々しい表情ですね。問題のポスター？黒石寺朱印　なお拝観希望者は前もって電話で予約が必要です。詳しくは黒石寺ＨＰをご参照下さい。

2008.02.14

コメント(0)
必勝祈願

　晴れたのでちょっとお出かけしてきました。　忍野八海です。その名のとおり８つの泉があります。　湧き水の池の中のお魚にドラゴンズの勝利をお願いしました。池のほとりは虫だらけで長居したくなかったのですぐ去りましたが。。。　その辺で食べた豆腐が美味しかった。　天気が良くてなにより。　帰りがけには浅間神社で、必勝祈願。まずはシリーズ１勝を！

2007.10.28

コメント(0)
西国三十三所　結縁御開帳！！！

　なんとなんと西国三十三所の全札所で来年平成20年9月から22年5月まで順次ご本尊の観世音菩薩を特別開帳するのだそうです。普段秘仏となっている観音様も含まれており、これは見逃せません。わけても清水寺の本尊は前回の2000年のご開帳を見逃しており、次は33年後の2033年と思っていたので（そのときまで自分が生きているかも微妙なので）本当なら嬉しいです。来年の11月には京都で清水さんの他に12年に一回ご開帳の六波羅蜜寺の国宝十一面や六角堂のご本尊の開帳も重なるので是非行って見たいですね！！詳しくはこちらを↑西国八番長谷寺の御影

2007.10.22

コメント(2)
奈良　京都の裏技

　今日本屋で雑誌自遊人11月号を立ち読みしてたらなかなか面白い内容だった。奈良や京都の文化財を特別に見たりできる方法がたくさん書かれていた。すでに実行していたものや、知っている内容のものもあったが、京都の智積院に泊まると国宝の障壁画『桜図』を特別な演出で見せてくれるというのは、初めて知りました。『桜図』は長谷川等伯の息子久蔵の作で、私がもっと好きな絵の一つ。久蔵がこの障壁画を書いたのはは26歳の時、久蔵はその翌年なくなってしまうのですが、この絵には久蔵の命が宿ったような、そんな迫力、生命力のようなものを感じました。数年前に朝一番で智積院を訪ね、まだ誰もいない収蔵庫でこの絵としばし向き合った時の印象は忘れられません。　あー京都に行きたい、旅にに行きたいなぁ。

2007.10.08

コメント(0)
北海道旅行の終りに。

　旭山動物園から車で15分ほど、道に迷いながらなんとか道の駅当麻に到着。朝からろくに食物を食べていなかったため、またしても空腹に負けて地雷原へ。　道の駅併設のラーメン屋さんで旭川ラーメンを注文。　‥まずい。すべてがまずい。しかもどんぶりも汚い。普通の醤油ラーメンにしたんだけど、特製旭川ラーメン（1000円）にしなくてほんまよかった。　お口直しに、道の駅でこれまた有名なでんすけスイカ（1玉5000円とかする）を3切れ（300円）を食す→全然甘くない。　失意の中駐車場へ帰ろうとすると、ゆでとうもろこしを売ってるおばちゃんに「とっても甘いよ」といわれたのでとうもろこし購入（200円）→嘘つき('A`) 。。。　ほんま今回の旅行は地雷にしかあたらへん。　帰り道近くにある鍾乳洞へ寄って帰った。　ここは訪れる人もほとんどいないけどけっこうおすすめ。　以上今回の北海道旅行の紹介でした。地雷さえなければなぁ。

2007.07.22

コメント(2)
北海道旅行４富良野・美瑛・旭川編

　翌日早朝５時に札幌を出て富良野へ。　早朝だったので高速道路使わなくとも道がすいていて８時に富良野につきました。　ラベンダーはきれいでしたが。まぁこんなものかなぁという感じ。　それよりもろくに食事をとっていなかったのでつい買ってしまった、今回最大級の地雷ラベンダーソフト。コーンは美味しかった。。。　富良野を後にして美瑛へ。しかし、美瑛といってもとくに何も見るところは。。。あるのは畑だけ。　途中寄ったトリックアート館。入館料見て入るの辞めた。こういう類のオルゴール館とか蝋人形館ってほんと何も名物のないところにできますね。伊豆とか蓼科とか。　美瑛から旭川へ。　最近有名な旭山動物園を目指す。途中の道の看板が小さくて道に迷った末到着。駐車場で５００円とられる（実は隣に市営の無料駐車場があったらしい、全然案内がなく不親切。なんだか損した気分。）　駐車場には熊谷・土浦・春日部などの関東のナンバーの車がたくさん。札幌ナンバーも多かったがレンタカーが多かった。　午前中だというのに園内は人だらけ。あちこちに列を作っていた。　ペンギンのプールの下にトンネル作って見れたり、いろんな角度で見れるのはアイデア勝利といった感じなんでしょうね。　でもいろんな角度から常に見られるというのは動物の側からしたら気が休まる暇がない。かなりのストレスなんじゃないでしょうか。動物虐待じゃないのかなぁ。　全体的にみな痩せてたり、さるなど毛が抜けて脱腸してたりして、なんか元気がなかったです。人気のない施設は老朽化も激しかったです。　餌やりショーも人気があるのか一日に何度もあるようですし、なんだか公立のわりには営利主義丸出しで好きになれませんでした。　動物の種類もそんなにはいませんし、マスコミがとりあげて観光地化しなければここまでになったのかどうか。たしかにいろいろな見せる工夫はありますが、わざわざ北海道まで来ていくような場所ではないと思います。上野動物園のまったりした感じが私はすきですね。　で、帰ってきたらこんなニュースが‥。偶然でしょうか？去年は象もなくなったらしいし。

2007.07.21

コメント(6)
北海道旅行３

　神威岬から余市へ。途中10年ぐらい前に崩落事故があった豊浜トンネルの近くを通った。あの事故はトンネルを通過するほんの数秒で生死が分かれた、不運としか言いようのない痛ましいものだった。このあたり海岸線はトンネルがとても多い。他のトンネルの安全性は大丈夫なのだろうか。。。　余市に入る頃には空腹が限界に達していた。もう2キロも走れば余市の道の駅があるからそこで食料補給。。。と思ったのだが誘惑に負けて、目に付いた町の入り口の観光雑誌によくとりあげられている寿司屋に入った。　しかし、店に入るなり、私の地雷センサーが激しく反応した。　カウンターでは茶髪のロングヘアーお姉さんが髪を縛りもせずに、シャリだけまとめて握っていた。。。いかにも観光客相手の‥。　これはあぶない。寿司以外を頼まないと‥。。。メニューを見るとどれもかなり値が張っている。。悩んだ末、無難そうな天丼1260円をチョイス。　私の制止にもかかわらず同行した叔父は握りを注文。。。　　結果　天丼はガチガチで胃もたれする素晴らしい出来。これは天ぷらではなくコーンスターチ揚げでは？　寿司はベチョベチョのシャリを力強く握った素晴らしい逸品。肝心のネタも？　ガイドブックに載ってるような店で当りを引く確率って10軒に1軒くらいですかねぇ。安いメニュー頼んだからまだいいですけど特上とか頼んでしまったら痛いなぁ。北海道は素材はいいはずなのになぁ。。あんなので客満杯になるんだから笑いとまらないでしょう。　食後余市の道の駅（毛利さんにちなんだ宇宙館とかいうのがあって、入館料1200円なので入らなかったけど宇宙空間無料体験みたいのがあってそれが凄くよかった。後トイレも凝ってました）へ寄って、隣のニッカウイスキーの工場（試飲した10年物の原酒がとっても美味しかった。アップルワインもオススメです。）を見て宿のある札幌に帰りました。

2007.07.19

コメント(0)
北海道旅行２

　　ニセコは以前来たときとずいぶん変っていた。前の市長（今は民主党の国会議員）の外資誘致政策の影響か、街にはなんか洋風なものが増えていた。どうやらホテルなどの施設も外資（主にオーストラリア）に買収されてきているようである。　オーストラリアの不動産会社が買収・開発して、オーストラリアの旅行会社がオーストラリア人を連れてくる‥。。。地域活性化とはいっても利益も外国に吸い上げられてしまうのでは本末転倒ではないかと思ってしまう。結局長期的に見て良策とは思えないが。。。　冬にはオーストラリアからたくさんおスキー客が来るそうだが夏は閑散としている。宿泊したホテルも地元の大学のゼミ合宿の一行がいただけでガラガラだった。　ニセコを出て岩内方面へ。途中有名ならいでんスイカを買う。2Ｌ1玉1500円也。けっこう安い買い物だった。デパートで買えば倍以上はするだろう。　そこから海岸線を走り泊村へ。北電泊原発の資料館で一休み。大きな駐車場も備えたなかなか立派な施設であるが客はほとんどいない。原発の地震対策について書かれた冊子をゲット。暇つぶしには最適のスポットであろう。　そこまらまたしばらく海岸線を走る。トンネルの連続でうんざりするが景色はよい。　神威岬で休憩。そろそろここでお昼なので食堂で食事でもと思ったが、地雷の予感がしたのでパス。（代わりに外で売っていた天日干しのタコを買うが地雷。ソフトクリームも地雷。。。）　カムイ岬は駐車場から少し歩くようであった。軽い気持ちで歩くことにしたんだけど。。。　絵葉書でよくみる先端の岩が歩けど歩けど見えてこない。しかもかなりアップダウンがあってきつい。風も強い。　しかし、積丹ブルーと呼ばれる海の青さは、沖縄あたりの海みたいで日本海とは思えない。　途中、ここは日本か？って感じの風景もあり。　20分ほど歩き続けてようやく岬の先端に到着。素晴らしい絶景。　北海道にはいろんな観光地（時計台を筆頭にがっかり系が多い）があるけれど、やっぱりこういう自然そのものが一番の観光資源ですね。ここまで歩いた価値があるなぁと感じました。（帰りもきつかったけど）　この後岬を後にして余市方面へ向かいました。　

2007.07.19

コメント(6)
洞爺・ニセコ・積丹の旅

　まず来年サミットが開かれる洞爺湖周辺をドライブ。サミット会場のウインザーホテルの運営するイタリアンレストランピッツェリア　ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ　洞爺で夕食。　ブリアンゼッタと半熟卵のピザとこの辺の特産のじゃがいも「キタアカリ」とエメンタールチーズのピザをハーフ&ハーフで注文。　好物のジェノベーゼのタリアテッレ。松の実が香ばしくてよかった。　赤井川産薪焼き豚のスペアリブ。できるのに小一時間かかりました。。。。メタボ一直線。　ここは以前も訪れたことがあるのですが、眼下に洞爺湖を望むロケーションも素晴らしいです。（食べるのに忙しくて景色写真は撮り忘れた）　ただ以前来た時よりも味に感動はしませんでした。特にブリアンゼッタのピザは肝心のブリアンゼッタの味が落ちてていまいちでした。野菜などは季節による影響かもしれません、ただチーズなどはいいものを使っていると感じました。　初日はもう夕方だったのでニセコの安宿に泊まりました。

2007.07.17

コメント(6)
とりあえず生きて帰って来ましたよ

　台風の影響もまったくなくよい旅でした。食べ物は地雷踏みまくったけどね。。。

2007.07.16

コメント(2)
ちょい

連休を利用して北海道旅行に行ってきます。

2007.07.14

コメント(5)
ＪＲ西日本　西国三十三所巡礼の旅

　この間の関西旅行の際紀三井寺の駅にポスターが張ってあって、気になっていたＪＲ西日本の西国三十三所巡礼の旅スタンプラリー企画。ネットで調べたら申込書と切手２４０円分を同封した封書を送れば無料でガイドブックとスタンプ帳が来るというので申し込んだ。　届いたのがこれ。　ガイドブックが予想以上に豪華。寺の話はもちろんお土産や、スイーツ情報も載っていたりする。下手な市販本より内容が充実しているかもしれない。　‥‥ところでこの企画、お寺で御朱印をもらい、それを最寄の駅のスタンプポイントで見せて、スタンプを押してもらい、スタンプを集めて送ると抽選で商品が当たる仕組みなのだがちょっと無理がある。　たとえば先日参拝した岡寺など最寄り駅が近鉄岡寺駅なのだが、どう考えても遠いＪＲ桜井駅がスタンプポイントになっている（ちなみにガイドブックもＪＲ桜井駅からバスで25分とか書いてある）。　葛井寺も最寄の駅が近鉄藤井寺だが、スタンプポイントはＪＲ天王寺又はＪＲ柏原駅に。（天橋立にある成相寺はさすがにＪＲじゃなくて北近畿タンゴ鉄道の駅がスタンプポイントになっていた。）　まぁＪＲを使ってもらうのが目的なんだから仕方ないとは思うけど。。。　　ある意味お寺めぐり以上にＪＲ駅めぐりが大変そう。。。　　でもまぁいい企画ではあるので、お暇な方は是非是非チャレンジしてみて下さいませ。（私は挫折。）

2007.05.05

コメント(0)
近畿旅行記（完）

　藤井寺の駅から歩いて５分、アーケードの商店街を抜けると葛井寺に到着。その日は春季の法要の日だったらしく、境内には出店などがたくさん出ていた。　ここの国宝の千手観音は実際に手が1000本あることで有名。毎月１８日のみ開扉される。今回は法要中ということで内陣には入れなかったが、外陣のガラス越しに眺めることが出来た。普段は開扉中も暗くてあまりよく見えないらしいが、今回はたまたま法要中だったせいか明るくよくお顔を見ることが出来た。残念ながら光背のようにびっしり伸びている千本の手は先のほうが厨子の中に隠れてしまっていてよく見えなかった。　帰りがけに境内で葛餅を食べ、まだ時間に余裕があったが早めに空港に向かうことにした。デパートで買い物して空港で食べたもの1。その２。　関空の最終便で帰還。　エスカレーターに乗り前の人が左側に寄ったとき帰ってきたのを実感した。関西が右寄り左空けなのは万博の影響でしたっけ？

2007.05.01

コメント(2)
大阪秘仏巡礼　後編

　近鉄電車で、道明寺駅下車。商店街を抜けてすぐ、道明寺天満宮に着く。　（余談だが、クレープ状じゃない桜もちのことを道明寺というので、てっきりお菓子やさんや茶店が軒を連ねているのかと思っていたのだけど、参道にそういうものがまったくなかった。調べてみるとまぁ関係がまったくないわけではないようなんだけど‥）　昔はこの道明寺天満宮とこの後寄る道明寺は一つのものだったのを神仏分離令で分離させられたようで、地図で見るとすぐ近くに隣り合っているのに、ショートカットがなくて、天満宮の敷地を迂回しないと道明寺へ行けない。。。　道明寺は大きな敷地の道明寺天満宮に比べてこじんまりとした感じの寺だった。　境内の桜。これが桜餅に見えた私はどうかしてた。　本堂では、国宝の十一面観音を尼僧の解説つきで拝観できる。小さい像だがなかなか細部にわたる彫刻は見事だった。お顔は若乃花に似ていた（開帳は毎月１８日と２５日）。　次は道明寺駅に戻り近鉄電車で2駅、藤井寺へ。駅前でバスに乗り野々上下車、野中寺（やちゅうじ）へ。　ここでは、重文の白鳳仏・金銅弥勒菩薩像をお寺の和室で住職さんがゆっくり説明してくれる。厨子の中を左右からも息のかかるような距離で拝観することができる。　本などの写真では等身のバランスが少しおかしい、ユーモラスな像に見えたのだが、実物はまったく違った。小さくてかわいらしい感じだが、どこか威厳も感じられる。　白鳳仏というと深大寺の釈迦如来像のようなのっぺりした像をイメージするのだが、この像の細部にわたる細工には驚ろかされた（この像も毎月１８日公開）。　このほか鎌倉期の地蔵菩薩なども拝観できます。また庭には天然記念物の山茶花が咲いていました。　さてバスで藤井寺駅まで戻って、いよいよ最後の目的地葛井寺へ。

2007.05.01

コメント(0)
大阪　秘仏巡礼（旅行記続き）

　１８日朝八時散歩をかねて四天王寺へ。手持ちのブックオフで１０５円で買った１０年ほど前のガイドブックでは８時から開いていることになっていたが、どうも営業時間（？）が変更になっていて、８時半からとのこと。時間までそのあたりをぶらぶらする。空襲で燃えてしまい昭和の再建とはいえ講堂・金堂・五重塔・仁王門と一直線に並んでいる四天王寺式の伽藍配置は壮観。五重塔に登ぼると大阪の街を見下ろすことができる。時間がなかったので、宝物館や亀井不動などゆっくり見て回ることができなかったが、この寺は異常な数の札所を兼ねているので、またやってくることもあるだろう。　四天王寺から歩いて近鉄阿部野橋へ。近鉄電車で河内長野下車。そこからバスに乗って今回の旅行のメイン観心寺へ。バスの中の過半が観心寺の如意輪観音目当てのようだった。　国宝の本堂は既に秘仏開帳を見る人で満杯。３０分ごとにお寺の人が説明して、順繰り前の人と後ろの人が交代するような感じだったので、次の説明が始まるまで、境内を散策。　境内には南朝の後村上天皇の陵墓や楠正成の首塚、楠正成が三重塔を建てようとして、建設途中に湊川の戦いで亡くなったので、一階建てになったという建掛の塔など見所がかなりあった。それらを見ている間に、１０時半になったので、本堂へ。前回の説明が終わりたくさん人が出てきたのと入れ替わりに幸運にも内陣の最前列に座って説明を聞くことが出来た。　１年で４月１７日と１８日だけ拝することのできる如意輪様。本などでそのお姿は何度もお目にかかってきたのだが、やはり実物と写真では全然違う。思ったよりも大きな像で、よく言われることだが、六本の手というありえない姿なのにまったく違和感がない。神秘的な瞳が印象的で、ずっと見つめていると、今にも衆生救済のため動きだしそうな感じがした。これほど間近で、じっくりと拝することができるとは思っていなかったので感激。　本堂参拝後、霊宝館（如意輪様と同じ日に公開になる大変細かい細工の厨子入り愛染明王像は必見）や北斗七星を祀った星塚（本堂の周りに７つ、けっこう高低差もあってまさに立体曼陀羅）などを見て、観心寺を後にする。　ここのお土産で有名な北斗の塩。お清め用に買いました。　河内長野に戻って近鉄電車で道明寺へ。

2007.05.01

コメント(2)
再び大阪へ（旅行記続き）

　飛鳥から戻り阿部野橋に戻るともう時間は夕方６時頃。お腹は飛鳥鍋のおかげで、まだまだ満腹状態だったが、せっかく旅行に来てるんだから何か食べないとというある種の強迫観念から新世界へ（こういうのが太る原因）。　ジャンジャン横丁の串かつ屋に入る。　どて焼き。たれがしょっぱくて苦手。　串かつ自体もあんまり。。。野菜とかをてんぷら屋の感覚で食べるにはいいのかもしれない。油もあたらしくて後でもたれなかったし、リーズナブルな値段なので。　結局、蛇の絵に足を描いてしまった感は拭えない。　ホテルに帰ってテレビで長崎市長が襲撃されたとのニュースを見ているうちに、疲れからか知らない間に寝てしまっていた。

2007.04.30

コメント(0)
飛鳥散策後編

　飛鳥鍋で大きくなったお腹をかかえて、午後の散策に出かけたのが、二時過ぎ。まずは近くの西国札所岡寺へ。参道がけっこうハードな坂道（食べ過ぎの影響）。　本尊の塑像の如意輪観音さんは想像より大きかった。　奥の院周辺では石楠花が咲き始めていました。　門前の茶屋もいい感じでしたが、何せ満腹で。。。。　酒船石。けっこう階段を登ったところにあります。なんかナスカの地上絵を思い起こさせます。これのペーパーウェイト欲しかったんだけど資金的余裕が‥。　　酒船石の近くにある亀形石造物。一体何のために作ったかわからないところがいいのかも。ただこれを見るだけで３００円は高い。　　酒船遺跡群から自転車３分で飛鳥寺。いつも写真でお決まりの角度でしか見たことのなかった飛鳥大仏。いかつい表情のイメージですが横から見るとやさしい顔になるんです。　お寺のお爺さんのお話によると、この両サイドに法隆寺の金堂の像と同様に脇待の仏像がいて、後ろに大きな光背があったらしい。頭の中で当時の姿を想像してみるだけでも面白い。　寺の裏には蘇我入鹿の首塚もあった。　飛鳥寺のすぐ近くの、飛鳥坐（あすかにいます）神社。天下の奇才「おんだ」祭りで有名。ご興味のある方は各自調べられたし（写真で想像つくでしょうが）。私も一度くらいは見てみたい。　　このあたりでそろそろ４時近くなったので、飛鳥駅へ引き返し、自転車を返却。近鉄で阿部の橋まで戻った。　写真は吉備津姫王の墓にある猿石（けっこう柵が邪魔）

2007.04.28

コメント(0)
飛鳥の里へ

　旅行三日目快晴。この日は最後まで吉野に行くか迷っていたが桜が満開の奥千本まで行って帰ってくると日程的にきついので断念。いまだ訪れたことのない飛鳥に行くことにした。　朝八時過ぎ飛鳥駅に到着。駅で自転車を借りる。天気もよく絶好のサイクリング日和だ。　さっそく今話題の高松塚古墳へ。自転車で５分で着く。この日は玄武の運び出し作業の日で、近くにはテレビ局の車だらけだった。　併設されている絵画館で壁画の精巧な複製を見てその素晴らしさに感動。しかし、この壁画発掘されたほうがよかったのか、地中で眠り続けていたほうがよかったのか。文化庁はこの失敗をいいほうに生かして欲しいものだ。　飛鳥のサイクリングロードはまだまだ十分に整備されているとは言い難い。道案内の看板も少なく、亀石の前を華麗に素通りするところだった。　亀石の置物でも買おうと思っていたんだけど、売店がお休みで残念。無人の野菜スタンドでたけのこが破格で売られていた。うーん今日帰るなら買うのに。。。　こちらは橘寺の二面石。石造物見て歩くだけでも楽しい。　橘寺の収蔵庫では昨年東京国立博物館で会った日羅上人像と再会。仏像との再会はなんか懐かしい知人に会ったような不思議な感覚がある。　橘寺を出るとすぐ近くの川原寺の跡地。礎石から往時の姿を想像できる。　上り坂が続き立ち乗りして疲れたので石舞台前で休憩。　古代米ソフト。なんともいえない味だった。　石舞台の近くのモモの木が奇麗だった。　石舞台古墳。ここから中に入れる。天井の石は７０トンもあるんだとか。　石舞台見学後、お昼になったので、予約していた飛鳥鍋の店に向かう（実はこれが一番の目的だったりする）。　

2007.04.26

コメント(4)
高野山からなんばへ

　奥の院からの帰り道、苅萱堂の向かい側の焼餅屋上きしやで一休み。高野山ではいろんな店で焼餅食べたけどここが一番おいしかった。　餅が違うんですよ。混ざり物のない本物の餅です。調子に乗って３個も食べちゃいました。そのまま歩いて徳川霊台（ミニ東照宮みたいなもの）、女人堂と見て、バスに乗って高野山駅へ。ケーブルに乗るときあたりは霧に包まれていた。極楽橋駅では「特急こうや」に乗るお金持ちを尻目に、鈍行待ちで缶コーヒー飲みながら15分の休憩。。。橋本駅で急行に乗り換えてなんばに着いたのが５時過ぎ。。。ホテル（これがとんでもなく治安の悪そうなところにある安宿で怖かった。空調壊れてて暖房入りっぱなしで、かつ隣が阪神高速。。。）に荷物を置いて道頓堀方面に出かける。高野山では１０キロ近く歩いていたので、体はへとへと、でも食欲は漲っていました。。ふらりとお好み焼きやさん「美津の」へ。繁盛店のようでカウンター席は満員で１５分ぐらい待ちました。ホタテ入り山芋焼！６種類具入りミックス焼！豚キムチ　ねぎ焼！　特に豚キムねぎ、最高！‥メタボはきっとたくさん歩いたから大丈夫。。たぶん。

2007.04.24

コメント(2)
お約束　変なお墓

　高野山の奥の院付近には企業などが建てた変なお墓が多いのです。ここにお墓を建てるのは一種のステータスみたいなもんのでしょうか。。。ウケ狙いのようなものも。。。　フクスケ新明和工業ＵＣＣ　落書き塚？？落書きだらけ。花菱アチャコの碑も。。。筆の形した筆の墓もあった。　。。。シロアリって私の天敵のゴキブリの親戚らしいですね。。。

2007.04.24

コメント(0)
奥の院へ

　壇上伽藍を後にして、適度に名物の焼餅などを食べて休みながら、奥の院の参道へ。参道に入っただけでまわりの空気が一変、森厳な雰囲気に。　両サイドは墓原というぐらい墓だらけだが不思議と気味の悪さとかはない。有名人の墓探しとかをしながら進む。　中の橋の近くにある、覗きこんで自分の姿が見えなかったら三年以内に死ぬといわれる姿見の井戸。最初、自分の姿が発見できなくて焦った（深く身を乗り出さないと水面に映らない）。　20分ほど歩いてたどり着いた御廟橋。これより先は聖域なので写真撮影できない。　　奥の院の御廟の前ではたくさんの参拝者が熱心に合掌・読経していた。人々の信仰の中で弘法大師は今もこの奥の院で生き続けているのだろう。　帰りがけ、奥の院のすぐ近くに池田勇人元総理の墓を発見（ちなみに隣は近衛家と春日の局の墓）。昼間だというのに、電気のついている立派な墓だった。こんな一等地に墓を建てるのは一体いくらかかるんだろう‥。。。写真撮影できないのが残念。

2007.04.24

コメント(4)
高野山巡拝２

　大師教会を出て、大門に向かう途中、先ほど霊宝館で見た十一面面観音像を所有している塔頭宝亀院に寄る。今回の旅行では高野山上に１１７あるといわれる子院のうち寄ったのはここと宿泊した寺だけである。本堂に上がってお参りさせてもらう。こじんまりとしているが立派なお寺だった。こういう一つ一つの子院の立派さに高野山の奥深さを感じる。境内に珍しい木の化石があった。　宝亀院を出て、高野山一山の総門、大門へ。とても大きくてカメラに収まり切れなかった。。。この近くの食堂でお昼にした。　釜飯。頼んで３分で出てきた。ファーストフード？？たけのこの味はしたが具が少なくちょっと物足りない味。　食堂を後にして、奥の院と並ぶ高野山のメイン壇上伽藍へ。　↑根本大塔と三鈷の松。この松は空海が唐での留学を終え日本に帰る際、将来の伽藍建立の地を示し給えと念じて密教法具「三鈷杵」を中国から投げたのがかかっていたという伝説があります。ありえない話だけど、それを信じた多くの人々の篤い信仰が、現実にある松の木に現れているようで、そういうところにリアリティを感じてしまいます。　根本大塔も金堂も新しいものだけれども、消失を繰り返しながら幾度も復興されて空海の思想を伝えているというところに宗教的な価値があるのだろう。　壇上伽藍で私の一番のお気に入りは西塔。木立にひっそりと立っている感じがよいです。　国宝の不動堂もいいけれど、この御影堂の建物も優美な感じでよいですね。　壇上伽藍を後にして、いよいよ奥の院へ。。。

2007.04.24

コメント(2)
高野山山上巡拝

　降りしきる雨の中、高野山めぐりをはじめる。８時半に観光案内所が開くのを待って共通拝観券を1500円（全部バラだと2300円相当）を購入。これ一枚で金剛峯寺・金堂・根本大塔・徳川霊台・霊宝館の拝観、そして大師教会での受戒を体験できる。　まず訪れたのが金剛峰寺。　立派な建物で、中の広大な枯山水庭園や狩野派による襖絵など京都の禅宗寺院のようだった。　ここでは奥の広間でお菓子とお茶を拝観券でいただくことができる。　その広間にいた尼さんとしばらくとりとめのないお話をした。その時、次に行く霊宝館について、国宝の八大童子像などは札幌で開かれる展覧会に出陳するため不在であること、国宝の管理について最近国がうるさくなったので、交通事故などで国宝が失われるリスクを回避するため、一度に八大童子がそろって外の展覧会に出るのは札幌のそれが最後になる可能性が高いということ、また、そもそも高野山でも八大童子像が八つそろって展示される機会はほとんどないということ（この尼さんも見たことがないんだとか）を聞いた。なんとまぁ残念ではあるが、北海道の展覧会が最後とは（高野山の前管長が北海道の人ということもあるのだろうか）。。。高野山に行けば八大童子をすべて見られるものを思っていたが、実際は２体とか３体づつのしか公開されていないというのは意外だった。こんなことならば何年か前にやっていた展覧会を観にいくべきだった。　金剛峰寺から歩いて数分で霊宝館に到着。目玉となるようなものは前述の展覧会に出張中とはいえ、なかなか見ごたえがあった。なかでもピンチヒッター的に展示されていた塔頭宝亀院の十一面観音像などはなかなかかわいらしいお姿で印象に残った。一番奥の部屋では仏像の前で僧侶が朝の読経をしていたので、私も一緒に手を合わせた。霊宝館の中の仏像にも信仰が息づいている。。。ここに朱印があるのも納得だ。　さて、霊宝館で時間を調節して、次は大師教会へ。ここでは１日７回だけお受戒の儀式が行われる。お受戒とは日々守るべきことを記した、菩薩十善戒を阿闍梨様からお授け頂く儀式のこと。幸運にもこの回は他に参加者がおらず、私のためだけに儀式を開いていただいた。真っ暗な堂内に案内され、目に見えるのは灯明と、弘法大師の掛け軸だけ。やがて静寂の中阿闍梨様が入場され、私は合掌して南無大師遍照金剛の御宝号を唱える。阿闍梨様のお顔すら光源がその背後にあるので見えない。ただ阿闍梨様のシルエットが見えるのみで、なんとも幻想的。そして阿闍梨様の先唱にしたがって、三帰・三竟・十善戒などを唱える。その後阿闍梨様から直々に十善戒のお守りを授けていただいた。そして十善戒を分り易く解説した法話を拝聴した。ちなみに最後まで阿闍梨様がどんな顔の人かもわからない。　これがいただいたお守り。財布に入れて持ち歩いています。ちなみに十善戒の内容は不殺生（殺さない）不偸盗（盗まない）不邪淫（邪淫しない）不妄語（嘘をつかない）不綺語（お世辞をいわない）不悪口（悪口をいわない）不両舌（二枚舌をつかわない）不慳貪（欲張らない）不瞋恚（怒らない）不邪見（不正な考えをしない）です。どれも容易に守れることではない。　しかし、とても厳粛な気持ちになり、いい体験をした、高野山に来てよかったと心から思った（相変わらず足痺れて大変だったけれども）。　　帰りがけ受付で写経用紙を買い求め、外にでると降り続いていた雨が止んで日が差していました。。。

2007.04.23

コメント(2)
高野山の朝

　朝は早く寝たせいか５時ごろ目が覚める。身支度して６時１５分頃本堂（正確には本堂横の位牌堂）に集まるようにとの館内放送が入る。位牌堂内には既に十人ほどの客が来ていた。彼らによってポールポジションとも言うべき最後尾のイス席がしっかり占拠されていた。成り行きで私は外陣の最前列に座ることとなった。遅れて４０人ぐらいの人が入ってきた。なかなかの出席率だ。ほどなく朝の勤行が始まった。　勤行といってもほとんどただ正座しているだけで、読経とか合掌とかする機会はなかった。お勤めの見学会といった趣だ。宗教的な行為といえば途中焼香したぐらいのものだ。　しばらくして、堂内を案内された（この間も案内人以外の僧侶の勤行は続いている）。位牌堂の内陣をぐるっと回り、位牌堂横から本堂に入りこの寺の本尊の迫力ある愛染明王を拝した。　その後住職による長めの法話。　久々に正座して、立ったり座ったりしたので、足が痺れて大変であった。周りのご老人はみんな平気なのに私一人が法話後悶絶していた。　　部屋に帰ると食事が用意してあった。夕食に比べるとあっさりめ。手早く済ませて出発の準備をする。　チェックアウトを済ませて境内をしばし眺める。ここの多宝塔は国宝で、日本で二番目に古いものだそうだ。風格がありますね。　雨の中、天気の回復を祈りつつ宿坊を後にした。

2007.04.22

コメント(0)
高野山へ

　粉河の駅に着くと、すぐに電車が来た。ちなみにこの電車を逃すと１時間以上の遅れが出ることになる。　粉河から橋本駅でＪＲから南海に乗り換える。資金難から「特急こうや」には乗れるはずもなく、鈍行が来るまで橋本駅で３０分の休憩。休憩中のんびり柿の葉寿司を買って食べる。駅で売ってた田○屋のはちょっとしょっぱかったけどお腹が減っていたので丁度良かった。食べ終わった頃電車が来る。車中ウトウトしていたら知らないうちにまわりの景色が高野槙だらけになっていた。４５分くらいで極楽橋駅に着く。ここからケーブルで高野山駅へ向かう。このケーブル、わずか５分で着いてしまうのだが、中が段々畑みたくなっていて特徴的。ちょっと設備が古そうで怖かったけど。。。　さらに高野山駅からバスで宿坊の近くへ移動。５時ごろ宿坊の門前に着くとお坊さんに○○さんですか？と聞かれた。今の時期個人の客は少ないのだろうか。玄関の張り紙でツアーは三組来ているのがわかった。　違法建築バリバリの迷宮のような建物（道路を挟んだお寺と宿泊施設が地下道でつながっている）を案内され、部屋に着く。　設備は古いがテレビもあるし意外と普通の旅館みたいな趣。部屋はおコタが常駐しているほど寒い。　　料理は部屋まで運んでくれる。団体はきっと大広間なんだろうけど。　料理は食べられるものが多くてよかった。とびきりうまいというものもないがまずいものも少ない。てんぷらがかなり昔に揚げられているのを除けば。精進料理は昔大徳寺の近くで大変な地雷を踏んだことがあったのでそもそも過度な期待をしていなかったのでよかった。今度は宇治の萬福寺へ行って是非普茶料理をいただきたいものだ（あれは３名よりなので道連れが必要だが）。。。　高野山の胡麻豆腐は薄いとかなんとか言われてるけど別にそんなこともなかった。ただわさびじゃなく和三盆かけて食べるやり方は？　この日は疲れていたのと翌朝の勤行に備えて風呂に入って早めに寝ました。

2007.04.21

コメント(4)
地震の影響

　紀三井寺駅を出て、次の目的地粉河へ向かう。途中和歌山で乗り換えなのだが、紀三井寺駅を出てすぐ電車が緊急停止。。。三重県で地震発生のため緊急停止装置が作動したとのアナウンス。停止して５分が過ぎても発車しないので焦った。和歌山での乗り換え予定の電車を逃すと大幅な計画変更を余儀なくされる。高野山へ直行も考えたが、ほどなくして運転再開。なんとか予定の電車に滑り込むことが出来た。あと５分遅れていたら厳しかった。。。　和歌山から鈍行で１０駅粉河を目指す。この路線はワンマン運転で、大きな駅以外は前方車両しかドアが開かず、前方のドアが改札のかわりになる仕組みのようだった。車窓から畑や山の稜線、紀ノ川（奈良県では吉野川、和歌山県では紀ノ川と呼び名が変る）を眺めること約４０分で粉河に到着。小さい駅かと思ってドアの開く前方車両に移る準備をしていたが、杞憂に終った。　駅を出て田舎には不釣合いなほど整備された駅前商店街を歩くこと１０分で粉河寺に到着。　想像していたよりずっと立派な伽藍で、こんなものが田舎の片隅にある日本の奥深さに感心する。（写真は重文の中門。扁額の風猛山の文字は紀州徳川家の藩主によるもの）　わけても、巨大な八棟造りの重文の本堂と、その下の巨石による石組みを生かした庭園は一見の価値がある。　本堂の中は３００円で拝観できる。西国三十三ヶ所の札所なので多くの参拝客が来ていたがなぜか本堂内拝観をする人は全くいなかった。本尊の千手観音は秘仏だが、内陣の両脇には、京都の三十三間堂のものを小さくしたような２８部衆が安置されており、見ごたえがある。またこの寺の創建について書かれた有名な国宝『粉河寺縁起絵巻』は国立博物館に寄託されているが、複製品を見ることができる（ただし、状態が悪くてよく見えないけど）。　本堂は秘仏の厨子の裏まで回って拝観できるようになっていて、厨子の真裏にはひっそりと裏本尊の千手観音像が安置されている。それがなかなかいいお姿で、しばし見つめてしまった。私が拝観している間、本堂には他の人は全然入ってこなくて貸しきり状態。いいものがあるのにもったいないと思う。　庭園はいろんな庭を見てきたが豪快さという点でこれ以上のものはそうないのではないかと思う。これだけの立派な石を集めるのも大変なことだ。。。京都の洗練された庭園とは違う魅力があり、とにかく大きな本堂とあいまって圧倒される。ソテツなんかを植えてるのも、西本願寺で見かけたぐらいで、珍しい。　帰り際、いろいろな茶店のみやげ物などに目移りしたが、電車の時間が迫ってきたので、この干し柿だけ買って、高野山に向かった。　この柿、びっしり詰まってたった300円。しかもすごく甘くておいしい。昔どっかから取り寄せた6000円のあんぽ柿よりずっといい！

2007.04.20

コメント(2)
そういえば　　関空降りるの　初めてでした

　ご存知のように今週３泊４日の日程で関西方面へ行ってきました。これまで関西行くときは伊丹着の飛行機を使っていたのですが、今回の旅行は初めの宿泊地が高野山ということで関空に降りる便を使いました。帰りは最終便が遅いので関空を使うことが多いのですが、行きで使うのは何回も利用してるのに初めてで、飛行機の窓からの眺めが新鮮でした（伊丹着の方が大阪城や古墳が見えたりして好きだけど）。　午前１０時ごろに関空に着いて、そのままＪＲに乗って、最初の目的地である紀三井寺を目指しました。　紀三井寺駅から歩くこと５分で到着。本堂までの２５０段ほどの石段は日頃運動不足の身には堪えました。　早咲きで有名な桜はほとんど散っていましたが、満開のときはさぞ綺麗なのでしょう。　門前では複数のお店が蜜柑などの特産品を売ってました。（蜜柑は味見させてもらったのがわりとおいしかったので１個買ってみたら、味見したのと全然違って甘くなかった。。。）　和歌山名物のなれ寿司を売っていたので一つ買って食べてみた。鮒寿司のようなきつい匂いのするものだと思っていたが、案外普通のサバ寿司だった。「早なれ」っていうやつだろうか。もう少し醗酵させた方がおいしいのかもしれない。サバは小さいがこれで３００円はコストパフォーマンス的には○かな。（ついでに買った焼き鳥は焼き冷ましで×だった。）　のんびりしてたら電車の時間が迫ってきたので紀三井寺を後にして、次の目的地粉河寺へ向かった。和歌山の電車は本数が少ないので一つ乗り逃がすと下手すると１時間駅でボーっとしなくてはならなくなる。。。

2007.04.19

コメント(2)
恥ずかしながら生きて還ってまいりました

　途中地震などのアクシデントや、雨などの影響も殆んどなく無事帰ってきました。新しい出会いや再会、驚きや発見のある充実した良い旅でした。　ただ、あまりにも（食べる方が）充実しすぎていたので体重計に乗るのが怖いです。。。これからちまちま写真整理を兼ねて旅行の様子を紹介していく予定です。　上は高野山金剛峰寺前の櫻。

2007.04.18

コメント(4)
では

　関西方面へ行って来ます。おいしいものに当たりますように！

2007.04.15

コメント(4)
明日から旅行に出ますが

　さっきテレビで吉野の奥千本の桜をテレビで見て心が動きました。15・16日と高野山で過ごすことと１８日に観心寺・藤井寺に行くことは決めていましたが、１７日の予定が決まっていませんでした。　ちょっときついけど吉野に行ってみようかな。。。前に行ったときは秘仏の蔵王権現の開帳のとき、紅葉の季節でしたが、吉野といえばやはり桜ですものね。それに金峯山寺門前の団子屋とか吉野葛の店とか、枳殻屋さんの柚子香寿司とか、柿の葉寿司とかおいしいものがいっぱいなのです。特にお寿司類は最初に買って山歩きをしている間にだんだんおいしくなるんですよね。　

2007.04.14

コメント(2)
旅行計画進行中

　来週の航空券をとりました。ツアーのパック旅行は安く済むこともありますがゆっくり見れないこともあるので、自分ですべて計画を練ります。　１日目は関空から紀三井寺・粉河寺と巡って、高野山に泊まることにし、宿坊の予約をしました。高野山ではうまく行けば桜が見れます。　２日目は高野山をゆっくり散策し夜、なんばのビジネスホテルに泊まる予定。　３日目は特にまだ予定が固まっていません。近場の観光スポットでどこがいいか思案中。　４日目は朝から観心寺・葛井寺・野中寺・道明寺の秘仏めぐりをして関空に戻って帰ってくる予定。　和歌山では電車の本数はとっても少ないので１日目は電車乗り逃がすと１時間ボーっとする羽目になるので緊張感があります。　個人的に一番怖いのは高野山での朱印代ですね。いったい何箇所あるんだろう。。。。東大寺や中尊寺なみに１０箇所以上だとそれだけで3000円以上吹っ飛びます。

2007.04.08

コメント(4)
春の旅行計画

　会津の旅からはや半年が過ぎました。そろそろ漂泊の思いやまず‥です。　今までの旅行では京都や奈良の古寺ばかりに行っていたので今回は大阪・和歌山のスポットを巡る予定です。目玉は一年に一度4月17日18日にのみ開帳の大阪・観心寺の秘仏如意輪観音に会うことです。18日には付近の葛井寺や道明寺・野中寺・勝尾寺でも秘仏開帳があり、絶好の秘仏めぐりが出来そうです。　

2007.04.06

コメント(2)
イベント告知

　2007年4月29日（日）から5月6日（日）までの１週間チベット・スピリチュアル・フェスティバル2007と題して、護国寺でチベット仏教のイベントがあります。仮面舞踏（チャム）、砂曼陀羅、灌頂、護摩焚き、法話、瞑想セッション、映画や写真展などなど。砂曼陀羅は昨年も護国寺でやっていましたが今年は内容がさらに充実しそうです。とっても美しいですよ！　　さらに期間中は護国寺のご本尊の特別開帳があるとのこと。是非是非ゴールデンウィークは護国寺まで！詳しくはダライラマ法王日本代表部事務所・護国寺のページをご確認くださいませ。

2007.03.15

コメント(0)
特別企画　　東京の富士塚　　高田富士について‥

　　ちょいと某所で千駄ヶ谷の鳩森神社の富士塚についての話題が上がったので、高田富士のレポートでも。。。本当は７月にでもやろうと思っていたネタなんですけどね。早稲田の杜が芽生く頃、花の香りは沈丁花、人生意気に感じたら、ビクともするなと銅像が、ビクともせずに風に立つ。崩れかかった築山は、江戸の昔の高田富士、町を見下ろすてっぺんで、意気に感じた若者が、夕陽に向かって吼えていた。春と一緒に青春の、波がどんどん押し寄せて、男（おのこ）ばかりか女（おみな）まで、杜の宴に酔いしれる。逢うは別れの始めとか、さよならだけが人生さ、ああ人生のローマンス。　昨日も聞いた今日も見た、早稲田の杜に青成瓢吉の出るという。御存知尾崎士郎原作「人生劇場」の一節より。　なんて学生の歌の前口上にも出てくる高田富士。都内に数多くある富士塚（昔の人は富士に登る代わりに富士のミニチュアを作ってそれに登ることで同じご利益を得ようとしていたのです。）の中でも最古のものだという。以前は早稲田大学の敷地内に存在したのだが、現在は早稲田大学アジア太平洋研究科のビルディングの裏にある水稲荷神社の敷地内に移築されている。年にわずか２日だけ、７月２０日前後の高田富士祭りの時だけ一般に公開される。　（高田富士祭りの時には水稲荷神社に隣接する甘泉園の入り口の手前の普段は閉じられている小屋の前の扉が開放され中に入ることが出来る、その横には高田富士のいわれが書かれている看板が安藤広重の浮世絵とともに掲示される。）　私もこういう史跡なんかには目がないので、その存在は知っていたのだが、実際に探してみると見つからない。早稲田大学の現在の９号館のあたりに以前あったのを大学と水稲荷神社の土地交換の際に甘泉園に移築したといろんな資料に書いてあるのだが、実際甘泉園の中にそんなものは見当たらない。園内のちょっと小高くなっているところが高田富士なのかなぁと思ったりしたがどうも確証が持てなかった。　何度か訪れるうちに水稲荷神社の社殿裏に小高い築山があることに気づく。ああこれこそ高田富士なのか？と思ったが、稲荷なんかが山に載ってる。たしか富士塚は浅間神社のはずだよなぁ。。。不審に思っていろいろ調べてみるとこれは戸塚という地名の元にもなった富塚というものだとわかる。　本物の高田富士はどこに‥？結局それから手がかりはまったくないまま無駄に時が過ぎていった。。。。。　しかし、数年後、高田富士のことなどすっかり忘れかけた頃に出会いは突然やってきた。早稲田通りの古本屋街を何気なく歩いていると”高田富士祭り”なるものの告知を発見！どうやらこの祭りの期間のみ公開されるもののようである。　おお！これで本物のの高田富士が拝めるのか！と心を躍らせるも既に祭りは前日に終わっていた。。。。。　そして私は１年間待った。これがそのときの模様である。甘泉園の入り口の横の物置小屋の奥まったところにそれはあった。絶妙に甘泉園の園内からは見えない死角ともいえる場所だ。これでは見つからないはずだと思った。登山道の横には浅間神社がちゃんとある。このあたりのお約束は千駄ヶ谷富士でも見られます。　登山道にはライトアップのためと思われる電球が付いていて趣が失われています。昼間しか行かなかったのでわからないがしかしたら夜はきれいなのかな？もう頂上が見えています。　山頂には浅間神社の社と何か鐘がついていて鳴らせるようになってます。先客の老人が一心不乱に叩いていました。　一応登山道と下山道は分かれていて下山道は、登山道よりも若干急峻な道です。　登頂1分、下山30秒。あっけなく私の高田富士初登頂は終了しました。　感想‥‥　頭の中で膨らんでいた想像とのすさまじいギャップに驚かされます。（浮世絵の絵とかすごい大きい山に見えるし）はっきりいってしょぼい。町は見下ろせないし…。千駄ヶ谷富士のほうが登り応えもあるし、保存が行き届いているかもしれない。　ただ山の中に洞穴があるのを写真撮り忘れたので今年また行こうかしら‥。

2007.03.08

コメント(4)
写真整理2　（下から読んでね）

　長谷寺を出て、電車で桜井まで行きバスで談山神社へ。バスにはもう一人傷心旅行風の女性以外乗っていなくて心細かった。　有名な木造十三重塔、意外と大きかった。このあたりでかなり疲れがでてきて裏山にある藤原鎌足の墓を登る気力はなかった。境内で全国藤原氏一覧というものを購入。　帰りのバスを待つ間近くのドライブインみたいなところでめはり寿司を食べたがなかなかおいしかった。　バスに乗って聖林寺へ。　ここの十一面観音は、室生寺のものと比べてある種の威厳というか気高さを感じた。こんな辺鄙なところにこれほどのものがひっそりと安置されているというのは感慨深い。　その後聖林寺から歩いて、メスリ山古墳を抜けて、狭い路地を進み阿部文殊院へ。写真はないがここの文殊菩薩はとっても大きくて立派だった。　その後京都へ向かい、夜は鳥○三で水炊を食す。ここの水炊のスープは何度食べてもおいしい。それに加えて先付けで出てくる鳥肝。これがとってもコクがあっておいしい。フォアグラみたくしつこくないし。熱燗がすすみますよ。。。こんな感じで一年前の３月２日は終りました。写真だけでけっこう思い出したりするもんです。　

2007.03.02

コメント(0)
写真整理

　昨日お水取りの写真を探しているうちにいろいろ写真が出てきました。年前の３月２日の写真を旅行の行程とともにちょっと紹介。　朝から大和西大寺から八木で乗り換え室生口大野駅下車。駅からバスで室生寺へ。バスに乗っている途中から雪がちらちら。傘を持っていなかったが、門前の回転焼きを売っていたおばさんが親切にもかさを貸してくれた。寒かったのでここの回転焼きが暖かくておいしかった。朝の８時半、境内には誰もいなかったので文化財を独り占めできた。こういう場所は観光客が来ていない朝一で来るに限る。雪の室生寺といえば写真家の土門拳がその撮影に執念を燃やして何日も泊り込んで雪を待ったなんて話を思い出す。いきなりの訪問で雪の室生寺に出会えるとはなんという僥倖。金堂の十一面観音は仏像生きてるみたいだった。お寺の人にも親切なもてなしを受けいい思い出になった。ただただ付近にある龍穴神社に時間の都合で行けなかったことが心残り。↑有名な国宝五重塔、この角度からは普通あんまり写真撮らない。上の白いのは雪。　次にバスで大野寺へ。　↑大野寺から見た向かいの磨崖仏。写真でわかるでしょうか？高さ14mの弥勒菩薩像が崖に刻まれているんですよ。大野寺の近くのやまがという葛きりのお店はとってもおいしかった。混ざりけのない葛と和三盆の蜜で。。。おいしいけど値段も相応、そしてとってもスローフードなお店です。鍵善良房のようなさらさらとした感じとはちょっと次元が違いますね。個人的にはここの葛焼きというお菓子に衝撃を受けました。かなりおすすめ。　室生口の駅から長谷寺へ。　有名な登り廊400段。朝一で室生寺の急峻な石段を１０００段近く登ってきていたので意外と楽でした。長谷観音は鎌倉のそれと違って下半身は本堂の舞台より下にあるため見えず、上半身が眼前にでーんと聳えていてなかなか迫力があった。このあたりは結構時間が厳しく電車を乗り逃がすと１時間ぐらい予定が狂うため、にゅうめんをゆっくり食べられなかったのが食道楽としては残念。

2007.03.02

コメント(0)
もう春ですね

昨日から東大寺二月堂の修二会が始まりました。１日から１４日までお松明は見ることが出来ます。私も昨年はじめて見て大変感動しました。もうあれから１年も経つのですねぇ。お松明は毎日やっているので奈良に滞在している間に二回見に行きました。上り廊が燃えんばかりの松明の勢いには驚きました。一通り行が終わったあとのお堂の舞台からの景色は奇麗でしたね。　最終日や大きな松明がでる１２日はけっこう込みますが他の日はあんまり人もいなくて（とはいってもかなりの数ですが）ゆったりと見れます。　↑お松明終了後二月堂の舞台から大仏殿を望む。　↑これが松明をすえつける竿です。奉納者の名前が入っているのですね。　　上り廊下で拾った松明の燃えカスは宝物の一つです。　皆さんも一生に一度ぐらい見に行くことをオススメしますよ。

2007.03.01

コメント(0)
五色不動めぐり

　今、日テレでやっていますね。朱印集めもブームなのかしら。。。　目黒不動の近くの鰻やおいしそうでした。　私自身は忙しくていまだに目青と目黒しか回ってないのは問題ですねぇ。。。

2007.01.07

コメント(0)
会津の旅5

翌朝は、宿の近くの不動滝が美しいということだったので、出かける。宿の人曰く歩いて往復３０分とのことだったが車で往復３０分かかった。。。景色はよかったけどね。その後宿の人曰く「裏磐梯のほうは、まだ紅葉も残っていますし、今日は天気がいいですから有料道路で回ってみてはいかがですか？」というので、裏磐梯レイクラインへ。案の定雨が降り出し、紅葉も終った枯れ木の山をドライブすることに‥。（写真はフィルムカメラで撮ったのでまだないんですね。この辺は。）　　下山してころり三観音で最後に残っていた弘安寺・中田観音へ。野口英世の母が信仰していたので有名です。菊祭りというのをやっていました（とっても小規模だったけど）。本尊は開帳していましたが‥顎より上がどうしても帳で拝めませんでした。心眼で見よという事でしょうか。法隆寺の聖霊院の秘仏の聖徳太子像も開帳日にはお供え物でまったく見えなかったりしますしね。　中田観音から南に下って岩代の国一の宮の伊佐須美神社へ。ここでは門のところでしか参拝できなかった。しかもその門には白い垂れ幕がかかっていて中の様子も伺えなかった。神社の人の話では何かの行事を準備していて朝なら入れたのだが、今は中に入れないとのことであったが、ネットで調べてみると門は神の通る場所で、いつ行ってもお祭りで神輿が通る以外は門は閉鎖されているらしい‥。それならそう言ってくれればいいのに。大きなあやめ苑があるので花が咲くころはさぞ美しいのでしょう。　なお、ここの朱印は見開きで５００円。羽黒三山もそうだがこのあたりの神社は見開きが主流なのかな。。。　宝物館もあったが料金も高かったので先を急ぐことにする。　次は会津若松で鶴ヶ城を見学。　景色はご覧のとおり素晴らしかった。　中の展示は内容もなく、あまり感心しなかったけど、展望台としてなら許せる（見るべきものは博物館に行ってしまってるんだろう）。　この後、例のうなぎやで食事して、飯盛山を見て（さざえ堂はよかった。）帰路に着きました。　ちょうど北海道ではあの竜巻災害があった日ですが、こっちも帰りはひどい横風で高速はずっと８０キロ規制でした。１６時過ぎに会津を後にして家に帰り着いたのは２１時前ぐらいでした。 ↓買ってきた起き上がり小法師。たまに起き上がれない。。。

2006.11.15

コメント(5)
会津の旅４

次に向かったのは、新宮熊野神社。立木観音から車で１０分またしてもわかりづらい看板などに翻弄されながらもなんとかたどり着く。ここの土産物屋でを発見。　「‥！こ、これは会津のケネデーが、民主党の前代表のＭ原さんに渡した起き上がり小法師ではないか！！！」　さっそく大人買い。一個百円也。ちなみに本当に３０個に一個くらい起き上がらないものがあった。　‥余談だが、今回の旅行で今まで半信半疑だったが会津人の特性（注1）から見て、あれは偶然Ｍ原に起き上がらない小法師が渡ったのではなく、明らかに渡部恒三の故意による、引導であると確信した。マスコミはあの事件を面白おかしく放送していたが、私にはあれが渡部がとぼけた振りをしているようにしか思えないのだ。注１‥例1　会津で道を聞くと「ここから歩いて１５分」と言われたら、実際は車で３０分だったりすることが何度もあった（観光名所の看板もわざわざ遠回りするように置かれていたりする）。　例2　有料駐車場で２時間300円とでかでか書いてあるが、実際は１時間２００円でそれ以降１時間１００円追加料金がかかるシステムだった。しかし、そのことについては料金支払い機のところに小さく書いてあるだけだった。どうせ二時間単位だからと思ってのんびりしてしまった。。。　例3　る○ぶを見たら1000円でうな重に肝吸い・漬物がつくお店が載っていたので、安いと思い行ってみると、実際にはそんな安い値段のメニューはどこにもなく、店の人に聞いてみると「それは印刷間違いで本当は１７００円」と言われた。以上から考察するに、会津の人間は官軍に破れて、虐げられたせいかとってもちょっと？？なところが多いような気が。。。　‥話を元に戻します。　熊野神社では長床と呼ばれる重文の拝殿がいい雰囲気でした。熊野三社の那智殿、新宮殿、本宮殿は長床から少し階段を登った所にあります。　境内には宝物館があり木造の文殊菩薩騎獅像なども見ることが出来ます。　熊野神社を後にして初日の最後の目的地「会津大仏」願成寺へ。ここは特に紛らわしい看板が多くてたどり着くのに大変苦労しました。重文の「会津大仏」阿弥陀三尊像。後ろの光背についている千体仏が少し欠けているのは第二次世界大戦中、出征する兵士が持ち帰ったためだとか。千体仏を「お守り」として戦地に持っていき無事に帰ることのできた者は大仏に感謝して元に戻したのだそうだ。欠けているのは戻ってこれなかったということなのだ‥。冥福を祈らずにはいられない。　なんとなく重い気分で願成寺を出ると時間はもう夕方４時を回っていた、時間も遅いのでこのまま宿を目指すことにし、磐梯山の中ノ沢温泉の宿で休んだ。料理はまずかったが、温泉は最高だった。

2006.11.14

コメント(2)
会津の旅３

　圓蔵寺を後にして、水田地帯を走り勝常寺へ。受付で拝観予約した旨を告げて、まずは収蔵庫の方に案内してもらう。ひんやりとした収蔵庫の中には国宝の日光・月光菩薩、秘仏だったという重文の十一面観音像、四天王（広目天は東京国立博物館に出張中だった。）、延命地蔵尊などがいらっしゃった。特に日光・月光菩薩は、本尊の薬師如来の脇侍として本堂に安置されていると思っていたので、収蔵庫にあるのが意外だった。真横から見ると腹が出ていて、腰周りが豊かな肉付きをしているのがよくわかった。　次に案内された重文寄棟造りの薬師堂は軒が深く、屋根のそりが美しい優美な建物だった。すぐ横が小学校のため境内には子供の声が響いていた。　薬師堂内部では、厨子の中の国宝の薬師如来坐像をじっくり拝観することが出来た。額が極端に狭く、螺髪（らほつ。パンチパーマみたいなもの）がとても大きい。額が狭いからなのか如来にはたいてい眉間にある百毫（ほくろみたいなもの）がない。鼻筋は通っていて、目は二重、厳しくもどこか慈悲を感じさせるお顔だ。胸板は厚く、一木造らしく重量感があり下半身がどっしりして見える。そのわりにかわいらしい小さな手がついている（これは後補ともいわれている）。堂内はやや暗かったがライトを貸していただいたので細かいところまでよく見ることが来た。国宝にライトをあてるなんて経験は今までなかったので新鮮だった。この寺はは毎年4月11日～11月15日まで公開で、火曜休日。仏像拝観は前日までに電話予約（ＴＥＬ0241-27-4566）が必要だが、遠くまで行って見る価値はあると思う。　次は会津ころり三観音のひとつ、恵隆寺・立木観音へ。　本堂に上がって巨大な帳を住職にめくっていただき内陣に入れていただくと、８．５メートルの千手観音と２８部衆、風神・雷神が視界全体に飛び込んできた。内陣と外陣を分ける帳と仏像の間にはさまれたほんの５０センチの通路の間に入って間近で拝むことが出来た。巨大な千手観音は足元から見上げると大変な迫力。なにせ顔が見えない。ずっとみていたら首が痛くなるくらいだった。興福寺の国宝館にある千手観音（5.2メートル）も大きいと思ったがこちらはもっとすごい。千手観音の眷属（部下みたいな意味）である２８部衆と風神・雷神がすべて一式そろっているのはここと、京都の三十三間堂ぐらいらしい。三十三間堂もすごいがこちらは縦横１０メートルくらいの狭い空間に全部雛段状に安置されているですごいインパクト、風神と雷神は空飛んでるみたいに天井近くの足場にたっているしね。千手観音のお顔をみるにはは内陣横の「抱きつき柱」（この柱に抱きついて祈願すると願いが叶うという。）に抱きつきながら見るのがベストかな。。。恵隆寺・立木観音

2006.11.14

コメント(0)
会津の旅２

鳥追観音を出て、車で柳津の圓蔵寺・福満虚空蔵菩薩へ向かう。途中一休さんの絵の描いてある看板などがあちこちにあり、看板の絵が指差して寺の位置を指し示していたが、その方向が曖昧でわかりづらかった為大変混乱した。（会津では他にも紛らわしい看板などに翻弄されることが多々あった。。。）日本三所に数えられるという（大人の事情で諸説あり）虚空蔵菩薩を拝することはできながったが(33年に１度のご開帳、次の開帳は2016年）、只見川を見下ろす本堂からの眺めが大変よかった。境内にはお堂作りを手伝った牛にちなんだ撫牛の石像があった。会津の民芸品赤べこはこの地が発祥だという。　この寺の奥の院に重要文化財の弁天堂があるというので探したが、いったん境内を出て裏道を行ったわかりづらい場所にあった。土産物屋の人に道を聞いてなんとかたどり着く。案内の看板等がもう少しあればいいのにと思った。弁天堂は墓場のど真ん中にあった。普通の観光客でここまで来るのは自分ぐらいのものなのだろう。　帰りがけにこの寺の門前の名物であるあわまんじゅうを食する。　何軒か店があって店ごとに味が少しずつ違うようだ。粟のつぶつぶ感がなかなかおいしい（ただ蒸かしたてじゃないと味が落ちるようだ。二件目で食べたのは蒸かしなおしでベトベトしていて、いまいちだった）。味は京都の北野天満宮の門前の粟餅所澤屋を粟餅と似ている。圓蔵寺

2006.11.13

コメント(2)
破体心経

　写経についてお話しましたところ、広隆寺で売っている空海筆の般若心経についてどんなものかとお尋ねがございましたので写真を載せておきます。携帯カメラなので見づらいですが‥。どうもこの書は般若心経を空海がいくつかの異なる書体を意図的に混ぜて書いたもので、破体心経というそうです。梵字の様なものも混じっています。両手両足と口で一度に五つの書を書いたという大天才（そういえばこの逸話は五つの書体が得意だったからともいわれていますね）。とても私のような凡人では真似すらも難しいですね。。。　皆様も京都太秦の広隆寺に行かれた際にはご購入してみてはいかがでしょう？有名な国宝第一号の弥勒菩薩半跏思惟像の安置されている霊宝殿で売っています。

2006.11.13

コメント(1)
会津の旅1

先日、会津へ１泊２日の小旅行をしてきました。　東京から東北自動車道・磐越自動車道を経て３時間半、西会津インターから降りてすぐのところに最初の目的地如法寺・鳥追観音がありました。運良く徳一大師開創1200周年記念として本尊の特別開帳をやっていました。会津には徳一大師という高僧の開いた寺がたくさんあり、ここもその一つなのです。境内には立派な高さ三十メートルはあろうかという高野槙があり、森厳としたとってもいい雰囲気を醸し出しています。　ここはちょっとした山奥にあるので他に参拝客などいないんだろうと思っていましたが、けっこう人がいて、参拝者の読経の声が山内に響き渡っていました。信仰が息づいているのを感じました。　本堂の見事な彫刻は伝左甚五郎作。「隠れ猿」と呼ばれ鷹から猿が隠れて逃げる様子が彫られています。猿は三匹いるそうなんですが、時間がなく全部見つけられませんでした。なんでも心に迷いがあると見つけられないそうです（笑）なるほどね。　ご開帳になっていた本尊の聖観音菩薩坐像は慈悲にあふれたいいお顔をしていました。この観音とこれから訪れる恵隆寺立木観音・弘安寺中田観音は会津ころり三観音といわれ、ずべてにお祈りすると長患いせず楽に往生できるのだそうです。如法寺鳥追観音

2006.11.13

コメント(0)
写経

　私は自他共に認める悪筆で自分の字にコンプレックスがあります。なんとか少しでもうまくなれたらいいなとお寺なんかを巡っているときによく写経用紙を買ってきて練習しています。お手本をなぞって書いていると自分が達筆になったような気分になれてよいです。

2006.11.12

コメント(4)
ついでに

先日行ってきた会津の御朱印も私のサイトにアップしました。

2006.11.11

コメント(2)
長いこと放置していた

北の都芦別の朱印を私のサイトにアップしました。ガッカリしないでね（笑）

2006.11.11

コメント(0)
銀座の神の物語4

　次のあづま稲荷は４丁目交差点を渡って、東銀座の方に２ブロックほどのところにありました。このあたりは昔火事が多かったが、この稲荷を祀ったところ火事が減ったのだとか。火災除けの稲荷様として今でも手厚く祭られているようです。ここは何故か稲荷とけっこうはなれたところに札所がありました。ここでは５円玉の入った縁起物のお守りをいただきました。　次は松阪屋の屋上のかく（雨冠に鶴という字）護稲荷を目指します。ここは何故か札所が１階の正面入り口にありました。屋上が参拝できないのかと思えばそうでもなく、屋上もがらんとしていて、親子連れや老人が何組かいるだけ。。。せっかくの機会なんだから札所も屋上にすればいいのにと思ってしまった。わざわざ札所は１階なんて張り紙もしてるし、１階だけで帰っちゃう人もいるような気が‥。こんなことだから村上ファンドに狙われるじゃないのかなぁ。なおここでは火の用心の紙とボールペンをいただいた。きっとここも防災のご利益があるのでしょう。さて、いよいよ銀座神社めぐりも最後の９番札所成功稲荷神社です。銀座通りを渡って、交詢社通りに入って資生堂本社前へ。資生堂の初代社長が豊川稲荷から勧請したものだという。その名のとおりビジネスの成功にご利益ありということで、私は投資の成功を祈願してみた。ここでは資生堂の石鹸を１個いただいた。ここもこの企画のときしか参拝できないようだ。　時間にして２時間ほど銀座を歩いてすべての印を集めることが出来た。このイベントの知名度が低いのかイベント自体の参加者は少ないようだった。イベント自体も昔はもっと盛大であったという。今は９社のみだが１０社を超える札所があったそうだ。私が以前いったことのある「神社ビル」八宮神社も最近廃社となってしまったという。旧八官神社のビルの裏手には小さな社が残っていた。なんとなく物悲しさが漂う。できることなら復活して欲しいが‥　しかし、一方で地元の人らしき人や通行人が熱心に手を合わせている姿を何度も見かけた。時代が変り、世の中だ近代化していっても、宗教というのは人間にとって不可欠なもので、それを拝する人がいる限り、銀座の神々は街の中で時には場所を変え、姿を変えながらもしたたかに生き続けるのかもしれない。　今回の銀座めぐりの朱印（スタンプ）は私のサイトで紹介しています。皆さんも来年機会があれば銀座神社めぐりにチャレンジしてみてください。あたらしい銀座の魅力が発見できるかもしれませんよ。　

2006.11.11

コメント(2)
銀座の神の物語3

　三越の屋上には福顔の地蔵尊がいらっしゃいます。わたしはこの地蔵が好きでこれまでも何回も逢いに来たことがあります。見ているだけでなんだか気分が安らぎます（京都の嵯峨野の愛宕念仏寺の羅漢像に通じるものがあります）。ただ、出世地蔵尊はとなりの小さな鍵のかかったお堂の中に安置されているとのことです。この大きい地蔵はお前立ちみたいなものですね。地蔵様の隣には三越の守護神三囲（みめぐり）神社もあります。ここでは100％果汁のジュースをいただきました。　この辺でお腹が空いてきたので、適当にぶらぶら歩いて食事。カツカレー発祥という店で元祖カツカレーを食べる。味はまぁ普通だが、昔風の洋食といった趣で郷愁を覚える人もいるのかな。。。　次の宝童稲荷は裏路地のビルの谷間にひっそりと祀られていました。こういうところが銀座の面白さかもしれません。ここではティッシュをいただいたと思います。　晴海通りに出ると噂のGUCCI銀座ビルにたくさんの人が並んでいました。。。何か特別なものでも買えるのでしょうか。私はあまり関心がないのでそれを横目に次の目的地７番札所あづま稲荷神社を目指しました。

2006.11.11

コメント(0)
銀座の神の物語2

　銀座の松屋のエントランスをくぐるとすぐのところの天井を見上げると梵字のオブジェがあります。　昭和39年(1964)の大改築の際に1階の天井四隅に四天王(広目天・増長天・多聞天・持国天)の梵字が取り付けられたそうです。普通の買い物客はほとんど気づいていませんが、四天王に守られているのですね。もし銀座の松屋を訪れることがあれば４つとも探してみてください。　目指す三番札所龍光不動尊は松屋屋上にありました。ここは神社ではなくお寺のようです。不動明王の真言を唱えてお参りしました。　デパートだけに、流行にかけてのネーミングでしょうか。ここではお茶のペットボトルをいただきました（さすがデパート）。　次は松屋の裏手にある第４番札所朝日稲荷神社へ向かいます。ビルの屋上にあるのがそうでしょうか？ビルの下に札所がありました。本殿は屋上に置かれ、パイプで1階の拝殿と連結し、参拝者の拍手とお賽銭の音が届く仕掛けになっているらしいです。　ここではお守りをいただきました。こういうものはいい記念になりますね。　次は銀座４丁目の三越の屋上にある第5番札所を目指します。

2006.11.11

コメント(0)

全68件 (68件中 1-50件目)

1 2 >

ジャンル別一覧

出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒

ペット
趣味・ゲーム
映画・ＴＶ
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸

スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル

人気のクチコミテーマ

そば・蕎麦・ソバが好き

2024 11月の蕎麦① ②

(2024-11-14 15:46:45)
美味しいお店を教えて！

ベシャメルソースとカレーの二重奏！…

(2024-11-14 15:00:10)
フルーツ　大好き♪

【横浜】タカノ@栗と洋梨のトライフル

(2024-11-03 18:00:10)

部長のブログ

[旅行・巡礼] カテゴリの記事

黒石寺蘇民祭

必勝祈願

西国三十三所 結縁御開帳！！！

奈良 京都の裏技

北海道旅行の終りに。

北海道旅行４富良野・美瑛・旭川編

北海道旅行３

北海道旅行２

洞爺・ニセコ・積丹の旅

とりあえず生きて帰って来ましたよ

ちょい

ＪＲ西日本 西国三十三所巡礼の旅

近畿旅行記（完）

大阪秘仏巡礼 後編

大阪 秘仏巡礼（旅行記続き）

再び大阪へ（旅行記続き）

飛鳥散策後編

飛鳥の里へ

高野山からなんばへ

お約束 変なお墓

奥の院へ

高野山巡拝２

高野山山上巡拝

高野山の朝

高野山へ

地震の影響

そういえば 関空降りるの 初めてでした

恥ずかしながら生きて還ってまいりました

では

明日から旅行に出ますが

旅行計画進行中

春の旅行計画

イベント告知

特別企画 東京の富士塚 高田富士について‥

写真整理2 （下から読んでね）

写真整理

もう春ですね

五色不動めぐり

会津の旅5

会津の旅４

会津の旅３

会津の旅２

破体心経

会津の旅1

写経

ついでに

長いこと放置していた

銀座の神の物語4

銀座の神の物語3

銀座の神の物語2

西国三十三所　結縁御開帳！！！

奈良　京都の裏技

ＪＲ西日本　西国三十三所巡礼の旅

大阪秘仏巡礼　後編

大阪　秘仏巡礼（旅行記続き）

お約束　変なお墓

そういえば　　関空降りるの　初めてでした

特別企画　　東京の富士塚　　高田富士について‥

写真整理2　（下から読んでね）