692722 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

南の島物語

南の島物語

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2013.05.23
XML
カテゴリ:釣りと音楽
私が、その昔、『オークション』と言う名のバンドをやっていた時代。

長年、ジャズのビッグバンドに在籍していたが、
有名ビッグバンドと言えども、
ジャズだけで食えるような時代ではなかった。

その為に、ほとんどの有名バンドは、
TVの歌番組などに出演し生計を立てていた。

私は、そんなバンド稼業と並行し、TVの番組や、劇場音楽などの、
作曲、アレンジ、などコンポーザー的な仕事もしていたので、
そんなバンド仲間の中では収入もあり、比較的裕福だったかもしれない。

しかし、当時は20代半ばであるから、それは将来に対して
大きな野望もあったろうか。

レギュラーで出演していたTV番組に、その頃出演したのが、
「マーサ&バンテュラス」。

女性R&Bシンガー、マーサ.リーブスと彼女のバンドである。

その迫力と、格好良さに圧倒され、無謀にも、
日本でも、あんなバンドを作りたいと、考えるようになった。


そこで集めたメンバーが、ボーカルの理恵、ドラムは原田、
ギターは井田、さらにベースは平田謙吾。

三管編成の踊って歌うバンドなので、編曲とトロンボーンを私。

トランペットに武井、サクソフォーンは後に唐木や園山といった
豪華メンバーだったろうか。

しかし、一線のメンバーと言っても、当時は若手である。

特に、リズム隊はほとんど譜面を読めず、その苦労は大変だった。
何時も、練習の合間には、オイラの講義でジャズの理論講座。

当時のレパートリーはチックコリアハービーハンコックのようなジャズから
アレサ・フランクリン、ダイアナロスなどのR&Bからソウルミュージックだ。

その譜面は、私ががっちり、完全コピーしたものなので、
ベースなどはコード記号などまるで書いていない。

すべてが音符である。

そのとおり弾かなければ、当然にオイラに怒鳴られる。

ギターなどもブロックを積み重ねたコードは記号では書けないので
音符で書いてある。これにはメンバーも泣いたろうか。

ベースの平田謙吾(ケン)などは、オイラに怒られ、毎日のように
涙を出しながらの練習。彼が18歳の頃の話だ。



まあ、遠い昔の、バンドの話になったが、今回、
なんでこの話になるか?と言うと。

先日だが、そのベースの平田謙吾が亡くなった。


その頃から、既に40年近くも経っている話だが・・・。

かなり長いあいだの疎遠だったのだが、それはしょうがない。

オイラは、音楽生活から遠ざかり、島での流人暮らしを満喫していた。

その頃の、同じ遊び仲間だった女房殿も、
とうに還暦を過ぎたのだから、推して知るべしだ。

彼とは、最近の電話やメールで

「ツルさ~ん、僕はツルさんのバンドが一番勉強に、だから今がある」

こんな話ばかりだった。

チョット前に、やはり同じ事務所のバンド「リボルバー」の
レコーディングに参加。

最近はイルカちゃんのレコーディングにも参加の話だったので
頑張ってると思っていたが・・・。


そんなオイラより10歳も若い平田健吾だ。

彼が、オイラより先に逝くなんて。


そう言えば、数年前に同じメンバーのギター、
井田君も亡くなってる。

その何年かあと、盟友のジョージも。

九州に帰った、ベースプレーヤーの松井さんも、最近、逝った話だ。

ああ、そう言えば、横浜時代の柳ジョージも数年前に。

皆、オイラより若い。


「ミュージシャンの死」それは、如何にも不健康な生活からの
早死と思う方も多いだろうか・・・。

しかし、平田謙吾の場合は、酒も飲むほうでは無かった。

井田君も然り、ジョージなどは波乗り好きで、至って健康的だ。

なのに、オイラより先に。



釣りの関係でも、こないだ同じダイワの大塚貴汪さんが亡くなっが。

最近は、やたら身近な人が逝く気がしてる。

ああ、母も逝ったんだね~。



「みんな、待ってろ~、オイラも行く~。でも~、あと20年も後になるかも~」。

不謹慎な書き方を謝罪します。 そして、心から黙祷。


pa1

pa5

こういった、ミュージシャン時代の同士。

今までは振り返ることをしなかったが・・・。

やはり、訃報を聞くと寂しくもある。

でも、まだまだ頑張っている人も多い。


オイラも、も少し。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.05.23 19:32:34
コメント(4) | コメントを書く
[釣りと音楽] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.
X