677234 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

南の島物語

南の島物語

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2014.03.13
XML
いつも言うのだが、オイラの釣りは不器用だ。

無骨と言って良い。

体育会系によくある、技術より精神論だ。


それでもキャリアだけはあるから、そんな古びたテクニックを小出しにする。

今流のテクニックじゃなくとも、
それはそれで、魚を釣る近道にはなってるだろう。


そんな不器用なオイラだが、雑誌取材となれば、
それなりに懸命になる。

あまり好きではないが、多少の技術論も述べる。

でも、釣れない時は釣れないのだから、そんな時は辛い。

「釣れない釣りを嫌がるなっ!」のオイラだから、
釣れない事は厭わないのだが、正直、期待してくれる皆様に対して辛いのだ。

テスターの冠を頂く誰もがそうであるように、
サポートを頂くメーカーさんには感謝の気持ちが大きい。

その為には、そのメーカーさんの期待に恥じないよう、
懸命に努力をする。

しかし自然相手の釣り、まして不器用を自認するオイラだ。

釣れない時は、そりゃ悩ましい事になる


一昨日、スタジオ・オーシャン・マークの大塚氏が島に来た。

彼は、後輩ではあるが、20年来の友人であり、彼がメーカーを起ち上げ、
「ブルーヘブン」というベイトリールを作り上げたときから、
テスターとしてお付き合いしている。

手前味噌ではあるが、「ブルーヘブン」は彼と私の間に生まれた
可愛い子供と言って良いのだ(オイオイ、誤解するなよ)。

勿論、彼に失礼な言い方だが、弱小のメーカーが作り出す、初めてのリールだ。

大手メーカーさんから見たら、無謀と言って良い挑戦だろうか。

それは、大きな情熱と夢、そして「良いのもを作る」「良い仕事をする」
そんな自負が無ければ出来るモノではない


当然に、当初は多少の不具合もあったり、クレームもあったろう。

2chなどには「パパ大津留なんてのが関わるから、あんなものが出来る」、
等と、酷いことも言われた。

しかし、それは彼のたゆまない努力と、揺るがない精神から、その後の
「ブルーヘブンL-120」を育て、現在の「ブルーヘブンL-50」を生み、
そして、ジギンリールの中では、
今の確固たる地位を築き上げたろうか。。


ここで、なんで、こんな弱小メーカーが、
このようなリールを生み出したか、
私なりの能書きと解説をしよう。


それは、彼が技術者、設計者であると同時に、
誰よりも釣りが好きで、道具を使いこんでいると云う事だ。

そして、無骨にディープジギングを好み、重いメタルジグで、
連日で長時間の釣りを燃焼する私と一緒に、体を痛め、道具を痛め、
そんな釣りを、一緒にやり込んで来たと言う事だ。

そんな釣りをするからこそ、なんでリールの軸が曲がるのか?、
ハンドルが取れるのか?、ギアがぶっ飛ぶのか?、
なんでパワーハンドルが必要か?、
左手パーミング部分を少し小さくした方が良い?、
丸い握りよりTバーで細長い卵形に少し膨らませた方が良い?
更に、少し長くした方が良い?。
ワッシャーは、レバーの位置?、レバーの形状?。

全ては、一緒に釣りをし、作り込まなければ判らない事ばかりだ。


昨日は久しぶりに、一緒に釣りをした。

新しいリール、L-120のテストだが、悩ましい釣りではない。

彼との釣りは、プレッシャーはないのだ。
(ハイギアとパワーギアの新製品の予定)


私は、真新しいL-120のリールに、相変わらずの太いライン、
相変わらずの太いリーダー、水深の割に重いジグをを装着。

激渋の中で、まあ、中型ではあるが、カンパチを数尾釣り、
久々に楽しい釣りをした。

そして、彼は、主にライトタックルのスローなジギングで、
圧倒的に私より、数釣ったろうか。

そして、そんな楽しい釣りの中で、
互いに新しい何かを、引き出しの中に蓄えた。



最近、このブログでは、どうしても年齢的な話をする。

激しいジギングの中で、体力の衰えを感じたとき、
そろそろのスローダウンを語る。

しかし、こんな釣りをした後は
「ああ、このジャークだと、そこからのフォールの状態は、
ジグは、こんな姿勢になるのでは?、では、
このフォールのタイムを少し長くとったら?、弱いジャークでは?、
動かない潮で、フラップジャークでのジグの姿勢は?
ではどんなジグの形状?、フックの形でジグの動きは?、
アイの結び方で動きが変わるか?」などなど。

ああ、彼との釣りは、まだまだ心が騒ぐね~。

buru-hebunn









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.03.14 05:50:39
コメント(0) | コメントを書く
[釣りとマリンスポーツ] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.