工場爆発から1日、野次馬
大阪府枚方市の産廃工場で起きた爆発事故から1日。野次馬根性旺盛な私ことぺぱくれは、早速、現場へ向かった。現場前の道を通る京阪バスに乗りたくなった訳では断じてない。現場前の道は、片側1車線歩道なしだ。京阪バスは、昼間でも1時間に8本×往復走っている。枚方市駅からバスに乗った時点で、既に17時を回っている。現場に着く頃には、すっかり日も落ちてしまうだろうが、仕方がない。国道1号線を越えるころから、気のせいか、焦げ臭いような空気がバスに侵入してきた気がした。それよりも、渋滞している。私は、現場のより手前のバス停でバスを降り、まずは、バスが通る細い方の道ではなく、国道307号線側から、現場にアプローチしてみることにした。土地勘もなく、暗いのでよく分からなかったが、暗い夜空に、骨組みだけの鉄骨が見えた。現場の裏の自動車販売店(推定)は、立入禁止の黄色いテープで塞がれていた。多分、社長さんの遺体が見つかった駐車場のある店だ。久保田住宅前の交差点まで出てから、バスの通る道へ引き返す。現場は、片側1車線歩道なしのバス道に面しているので、渋滞で隙間のない車の間を縫うようにして、現場へと向かう。異臭だ。まだ、臭いが残っている。木造住宅が燃えた時とは異なる臭い。壊れかけた塀が見えた。骨組みだけの建物の跡が見えた。宵闇の中でもそれと分かる、黒焦げのドラム缶が見えた。消防による検証は、今日も続けられていた。日も落ちたため、そろそろ引き上げようとしているところだった。骨組みだけが闇に佇む。消防の検証は続けられた。後方に見える建物の屋根も、へちゃ曲がっている。