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本当はシリーズで『ふゆのほし』もあるのですが、 まだ手許にこれだけなのです。ごめんなさい^^; でも、今だからお話ししたい星の本です。 ************************************** 火星の大接近やら、皆既日食やらでイベント盛りだくさんだった 今年の地球近辺。 秋の夜長を娘とベランダで過ごす時間が増えた 元・天文部員の母としては、 これはチャンスとばかり小学校低学年でもわかり易い星の本を と、探していたら・・・ありました^^! 夕暮れの空から語りだすイントロは、まるでプラネタリウム。 お月見の由来から、月の満ち欠けを。 ギリシャ神話の胸おどる物語から、北の星座の見つけ方。 アンドロメダの星雲から今も無限にひろがっていく宇宙へ。 絵と文は、『からすのパンやさん』『てんぐちゃん』シリーズの かこ さとしさん。 もともとは技術畑から出た方で、こうした科学ものに血を通わせる 筆致には定評があります。 写真は往年の天文ファンにはうれしい藤井旭さん。 (子どもの頃、この方の天体写真集が宝ものだったっけ*^^*) 「ほしのほん」というシリーズで 四季それぞれ1冊づつ刊行されているので、 ぼちぼち揃えてくのも、いいかも。 ************************************** さて、 この本のあとがきで、著者のかこ さとしさんは、 将来兵隊になった時役立てようと必死で(自分の位置・方角を知るために) 星座を覚えた数十年前の自分を振りかえって、 これからの子ども達が星空と出会うとき、 決して自分のようではあって欲しくない。 純粋に親しむ友であってほしい。と結んでいます。 財政難を理由に置いてけぼりを食わされそうな昭和基地。 戦場のイラクへクリスマス・プレゼントに贈られる自衛隊。 そんなニュースを二本立てで見た朝、 彼の言葉が思い出されてしかたなかったです。 TVを切って、いっしょに開いて見てください。 そして、外に出てみましょう。 あったかくしてね^^ (かこ さとし 著/藤井旭 写真/偕成社 1985) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.12.13 23:50:13
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