|
カテゴリ:カテゴリ未分類
中島らも という人のエッセイを読んだのです。 灘中に入学し灘高を中退し、いろいろやって(悪い意味で)、最後はアル中で階段から落っこちて死んだ方ですが。 「世界一美しい病気」 恋はしようとしてするものではなく落ちるものだと。 恋は押し売りセールスマンのように唐突にやってきて、ドアを開けた瞬間に気づく。逃げようのないものだと。 出会いには別れ、恋に落ちたときその先にあるのは生き別れか死に別れ、だから回避できるなら回避すべきだと。わざわざ「恋がしたい」とかいう奴はもってのほかだと。 受験か恋愛で迷った受験生、恋愛を捨てることができるのならば、それは恋ではなく「性欲」とか「同情」とか別の言葉で片付けられるものだと。 本物の恋は自己の防衛本能すら凌駕する、時には死に至ると。 さらには、中学生くらいの男子は「女性には天使と娼婦の2種類しかない」という幻想を抱きがちだ、と。しかしそんなわけはなく、かといって、ひとりの中に天使と娼婦が共存するわけでもなく、そこにいるのはただの人だよと。 何か新しいものが見えた気がします。 * 最近、レギュラーのクイーンズブレンドより、ジャーマンブレンドより、インスタントのブラジルブレンドの方がおいしい気がするのです。コクが深くて。恐るべしブレンディ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|