目標の7000床に届かず
都内コロナ病床 さらに２０２床増も目標の７０００に届かず
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210903/1000069771.html
09月03日 17時36分 NHKニュース
東京都が都内の医療機関に新型コロナウイルス患者の専用病床を増やしてほしいと協力要請していたが、その結果出てきた数字が2日に新たに150床確保、さらには3日の時点で202床増との話になった。
いずれにせよ、確保の目安としていた7000床には届かずに6319床ということで700床近く足りないという状況。
少ない！
上から目線で病床確保要請するも不発
「名ばかり」のコロナ病床確保 東京、利用7割で頭打ち
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD0271E0S1A900C2000000/
2021年9月3日 日本経済新聞
上積みわずか352床、こんなことってあるのか？
というのも都内の一般病床は約8万あるという、都内には400床以上ある大病院も20を超えてある。高度医療を担うことのできる病院も多く、質・量ともに他県を圧倒しているなかでたった352床ということになる。
都内にこれだけ病床があるにも関わらず引き出せないということは、今回の協力要請はほぼ空振りに終わった形だ。
なぜ、そんなことになってしまう？
病院側の言い分は、一般診療にも影響が出るのでこれ以上は無理。
これまでも協力してきたのだから更に上積みは無理。
しかし、一方で病院関係者のなかには、大病院の多い東京では自分たちが受け入れなくても他の病院で対応するだろうという消極的な考えをもつ病院もあるのではないかということだ。
もう一つには、病床確保を約束しても補助金をもらった上に入院を断ったりしているケースもある。また、コロナ患者の診療コストがあまりかからない軽症者患者ばかりで病床を埋めてしまうケースもあり病院側の問題もあるという指摘もある。
現状、病床使用率は７割ほどで推移しているが実は残りの３割は使えないでいる。つまり、こういった話が背景にあるためすべてフル稼働ができないでいるのだ。
やる気のない東京都に怒り
東京に｢野戦病院｣が絶対必要なのに進まない事情
https://toyokeizai.net/articles/-/452449
2021/09/02 11:00 東洋経済オンライン
要請の仕方に問題がある！
小池知事も「引き続き協力を求めていく」というにとどまり、最近はあまり強いリーダーシップを感じさせるような言葉は発していない。
例えば、日本医師会も東京都医師会も大規模な臨時医療施設を都内につくるように言っており、人材確保について協力すると言っているわけだが、東京都ははっきりとした姿勢を出してない。ですから医師会の幹部は都が何を考えているのかわからないとしている。
結局、都のやる気が見えなければ病院側も本気にならないということかもしれない。
そんなことからたくさんの人たちが自宅に放置されている、それから調整中という人たちもたくさんおり、3万人近い人たちが路頭に迷っている。そういう状況の中で何を考えているのか、東京都にはあらためて怒りを感じざるを得ない。
関連サイト
・綾瀬はるかコロナ感染が猛批判招いた唯一の失敗 - 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/452601
・＜新型コロナ・4日＞東京都で新たに2362人が感染、15人死亡 - 東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/128964
・「人命に対する倫理観が希薄」 菅首相退陣に沖縄の医師「コロナ失政の責任重い」 - 沖縄タイムス
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/825447
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