50を過ぎてなくても聞きたいLIVE
クーペ&Shifo『50を過ぎてなくても聞きたいLIVE』2005.07.24(sun) at西鉄ホール去年の12月WOWOW LiveWでお知り合いになれたAちゃんが福岡に来るという話を聞きました。なんでもクーペさん&Shifoさんのコーラス隊として来るのだそうな~!ひえ~ミ、ミ、ミュージシャンぢゃない!Aちゃんとほかの直友さんたちは、寺岡呼人さんのライブにも参加されていたShifoさんの、コーラスのレッスンを受けているのだそうな。それで今回福岡遠征があるんだって、え?でもクーペさんって誰?っていうのが私のホンネでございました。50を過ぎたら聞きたいLIVE『50を過ぎたら』って…私過ぎてないわよ!と怒りたいところなのですが、そう、50を過ぎてない人にも来て欲しい…という願いと言うか、祈りがこもっての福岡ライブの実現だったようです。よーく見ると、この福岡のライブ名だけが『50を過ぎてなくても聞きたいLIVE』になっている!このクーペさんという方「俺の人生『七転び八転び』転んでばかりの人生だ」とおっしゃるように昔林家三平師匠に弟子入りしたものの、11年間の間に九度の破門、お酒とギャンブルに溺れて、ついには離婚。1歳だった娘さんとは離れ離れになってしまった。大きな転機は突然に訪れ、その娘さんからの25年ぶりの手紙が届き、それがクーペさんを大きく変えるきっかけとなったのです。その娘さんからの手紙には『私を生んでくれてありがとう』この最後のヒトコトに目が覚めたクーペさん。ギャンブルも立ち、人が変わったように地道に働き始め娘さんに恥じない生き方をすると決意させられるのです。手紙には送り主の住所は無く、手がかりとなるのは「福岡南」の消印のみ。返事を書く代わりに、手紙を読んだ時の衝撃と今までの人生を省みてこれからの人生を「娘に恥じない生き方をする」という決意をこめて『25年ぶりの手紙』という詩をしたためて…つまり今回の福岡でのライブは、その25年以上前に別れた娘さんがくるかもしれない!?ライブだったわけです。福岡で歌い続ければいつかきっと会える!と再会を夢みたステージだったのです。いつも一緒に歌を披露しているShifoさんはクーペさんの経営するライブバーで歌っていて、かつ作詞・作曲も自ら手掛けるシンガーソングライター。聴く人の心に染み入る、『涙腺を刺激する歌声』で、MIO,Tohkoなどアーティストに曲を提供しているミュージシャンなんです!SHIFO WEBとても美しく、かつ感情を揺さぶるすばらしい歌声の持ち主でした!感動!!クーペさんのハスキーボイスで人の赤裸々な毎日を歌った曲が、うなずけてとてもおもしろかったし、Shifoさんの歌は心を貫いてストレートに『涙腺』を直撃する曲でした。そこでぐっとガマンしてしまった私は素直ではないのですが…。ということで、ただのライブではなく『親子の再会』がかかった今回の福岡遠征。カメラもね、いっぱいいたんですよ、ビビックリ!!(なんでも情熱大陸で放送があるとか!?いつなのかしら?)コーラス隊のAちゃんのおかげで、ライブ前の会場に入れてもらったりリハーサル中のShifoさんに会えたりしただけでなくライブが終わってからも、CDにお2人のサインをいただき、握手もしていただきました。残念ながら再会はなかったようです。私だったらどうしたでしょうか?もし離れ離れになった父親と会えるとしたら…きっと・・・遠くで見ることしかできない気がします。会いたくても。でもいつか親子として会える日があるだろうから・・・と思いながら、遠くで見るしかないんだと思います。『生んでくれてありがとう』と言える人間に育ててくれた母にもきっと全く同じように感謝していると思うから。いろいろな人がいるなああとからいろいろ考えちゃって、この日のライブの感想をまとめることができなくなっていました。でも、基本的にお気楽でミーハーだからCD買ってサインもらってウレシ~♪く帰り道につきました。帰りのバスではライブをご一緒したMちゃんのスペシャルセレクトによる寺岡呼人さんMDを聴きながら~♪次は呼人さんライブだ~!!あ!その前にまだまだライブ行くよ~!!