「主の祈り」「主の祈り」 (マタイ6:9-13)------------------------------------------------------ 天にいますわたしたちの父よ、み名が聖とされますように。 み国が来ますように。 み心が天に行われるとおり、地にも行われますように。 日ごとの食物を今日も与えてください。 わたしたちに対して罪のある者を赦していますから、わたしたちの罪も赦してください。 わたしたちを試みに陥らせずに、悪から救い出してください。 み国も力も栄光も、世々に限りなく主のものだからです アーメン (日本聖公会祈祷書より) ------------------------------------------------------- キリスト様の弟子たちが、キリスト様に「どう祈ったらよいのですか?」と伺った際に、教えられた祈りの言葉です(ルカ11:1-4) ボクたちも、実はどう祈ったらわからない(微笑)。 ご一緒に、この言葉で祈って見ましょうよ。 <天にいますわたしたちの父よ> 神様を「父よ」と呼びかけています。 人類共通の「お父さん」がおられます。 ルカ15章11節以下から思うに、厳しい父よりも慈愛にあふれた父、赦しの心にあふれた父さまを思いましょう。 <み名が聖とされますように> ボクたちのすばらしいお父さん! ボクたちの毎日を通してあがめられ、尊ばれること、それがボクの幸せなんです。 父をあがめる心は、彼の子供となった感謝の心の表れです。ボクたちの心のお父さんは、ボクたちを子供として迎えて下さるため、御子イエス様をこの世に送って下さいましたから、感謝するんです。 <み国が来ますように。み心が天に行われるとおり、地にも行われますように> お父さんの御心が支配する平和な世界が、一日も早く実現するように祈ります。 この世界にはもちろん、何よりもボクの心に中に、安らぎがいつも実現していますように! <日ごとの食物を今日も与えてください> 生活に必要な最低の食物のために祈ります。 食物に代表させて、「衣食住」の全部が含められていると思います。「無くてならぬものを持って養って下さい」 <わたしたちに対して罪のある者を赦していますから、わたしたちの罪も赦してください> 隣人との安らかな生活のため。 ボクたちが隣人の過ちを赦せるのは、ボクたち自身が、天のお父様に罪を赦していただいたからです。父に愛されていることを知れば知るほど、それだけ、隣人を愛し、赦すことが出来るでしょう。そうでなければ、人を赦すことなど、出来はしません。 <わたしたちを試みに陥らせずに、悪から救い出してください> 不慮の災害、犯罪、または信仰をおびやかす様々な誘惑から守られるための祈り。 自分の弱さを告白する祈りでもあります。 <み国も力も栄光も、世々に限りなく主のものだからです> 結びの言葉で、神の栄光をたたえます。 <アーメン> 「誠」という意味です。 |