妻と糖尿病
「この体重計壊れたわ」と言う言葉から始められたあの日は近所のクリニックのお医者様とインシュリン自己注射との長い付き合いの初め「専門医に」とか「セカンド・オピニオン」とか言う周囲のアドヴァイスに首を振りネットで調べようと誘っても無用というだけそれから年月を経てボクたちは教会からリタイアした「もうこれ以上できない」という妻ボクはボクで、神様の御声を聞いていた「ご苦労さん、もうこのあたりでいいよ」すべてを知られる神様のやさしき御声をそして役員会、教会総会あわただしい転居考えもしなかった土地に導かれ期せずして主治医が代わった専門医との出会いただ歩いて行ける場所にそれがあったから専門医にお会いして1週間彼女の様子もあの時から変化医者にすべてを託する穏やかな入院患者となった今日彼女を訪ねると治療の様子を話す安らかな顔「あのね 1型糖尿病、と言われたわ 珍しいのですって」「でも、大丈夫だから、心配しないで」と言い添えることを忘れないふぅ~~そう、少しでも 少しでも体重を増やして帰ってらっしゃい少しでも・・・・