禁じられた遊び


第二次世界大戦が始まろうとしているフランス郊外。
ドイツ軍から爆撃され郊外へとパリ市民が避難しているところから物語が始まります。
わずか５歳の少女ポーレットが両親に連れられ避難している途中、子犬が逃げてしまいます。
子どもなので逃げた犬を追いかけ走り出してしまい、それを追った両親は銃弾に当たって命を落としてしまいます。
ポーレットは死んでしまった子犬を抱きひとりぼっちになってしまうのです。
小川のほとりで、郊外に住むミシェルという１１歳の少年と出会いポーレットはミシェルの家でしばらく暮らすことになるのです。

ポーレットは子どもすぎて「死」というものがまだよくわからないのです。ミシェルに死んだもののために墓を作るのだと教えられ、二人で人の来ない水車小屋に子犬を埋葬します･･･。





禁じられた遊びは、戦争孤児のお話なのです。そして反戦映画なのです。
戦時中、日本はドイツと同盟を結んでいたことを思うとつらくなります。









禁じられた遊び(Jeux interdits)
1952年フランス映画
監督：ルネ・クレマン監督
原作：フランソワ・ボワイエさん
脚本：ジャン・オーランシュさん、ピエール・ボストさん、ルネ・クレマンさん
音楽：ナルシソ・イエペスさん
ブリジット・フォッセーさん、ジョルジュ・プージュリーさん、リュシアン・ユベールさん、ジュザンヌ・クールタルさん、ジャック・マランさん