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特許の思想体系

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2006.04.13
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カテゴリ:01 特許ゲーム
こんちくは。

インクカートリッジの知財高裁判決


実務家から見たこの判決の意味は何でしょうか(確定したらということですが)。


まずは何と言っても、特許がビジネスの中心になるモデルができ上がったということです。

消耗品に関する特許を取得すれば、消耗品に関するビジネスモデル、つまり消耗品は自社製品のみで独占できるということが実現できます。

開発競争による競合というのはもともと存在しない市場です。

まずはプリンタがあり、そのプリンタにのみ使用できるインクカーリッジですから、インクカーリッジだけをみれば開発競争という点での競合はそもそも存在しません。

互換機メーカーのみが競合になるわけですが、そのメーカーに対しては特許を参照障壁にできるのです。

特許がビジネスの中心になります。



それともう一つ。

この分野の特許出願は広くということをほとんど考えずにすみます。

「自社のプリンタに装着できる、つまり特許権侵害だ」という論理が成り立つようなクレームの作り方、発明把握になります。

技術的範囲に属するか否かではなく、いきなり消尽論を適用できるのか否かの議論から始まります。つまり、技術的範囲に属するというのは前提になっている議論です。


これはある意味凄いことです。

と思いませんか?



キーワード 消尽論

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最終更新日  2006.05.03 22:40:19
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