特許庁から論点が公表された。昨日、吉田先生のブログにあった問題文を見て、頭の中でやった答案構成の内容で、一応公表論点は全て挙がっていた。
しかし、家でリラックスして問題文を眺めるのと、試験会場で時間に追われながら答案構成するのとは全く違うし、まして頭の中で項目挙げるだけと、実際に答案を書くのは雲泥の差。
受験生の皆さんも、試験中にあれこれ考え、どこまで書くべきか悩んだことだろう。今日、公表論点を見て「あれだけでいいの」とか「余計なこと書いてしまった」とか思っているだろう。毎年思うが、特許庁の論点公表は手品のタネ明かしに似ている。分かってしまうと「な~んだ」という感じ。
さて、今年絶対に合格する自信のある方と落ちたら受験を断念する人を除いて、答案の再現をすることをお勧めしておく。全文を再現する必要はなく、答案構成+α、各項目の大まかな記載量程度で十分。口述で論文の感想を聞かれることが多々あるので、前日に読み直しておくと慌てずに済む。また、惜しくも論文不合格だったときの弱点分析にもなる。できなかったと思った科目の成績がやはり悪ければ、明らかな知識不足。できたと思って○が付いていたら方向性に間違いなし。できなかったと思ったのに○がついていれば、他の受験生のできも悪かったということ。これらは問題なし。できたと思ったのにB以下の評価があれば大問題。そのときに再現答案をよく検討してみよう。できたと思っているということは、項目は挙がっているはず。ということは、答案の書き方に問題があるはず。それを分析し、年内に軌道修正しておかねば、翌年以降も同じようなミスを繰り返すことになりかねない。自分ではできたと思っているから、「採点の仕方が悪い」などと言い出し、ベテラン受験生へまっしぐら、となりかねないので。
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Last updated
2005.07.05 00:20:15
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