論文試験の合格発表まであと1月。そろそろ口述の対策を考え始めた後輩に、「まずは法学書院の口述再現問答集でも買えば」と言ったが、何と今年度版はまだ発売になっていないという。例年、どこよりも早く5月頃には発売になっていたはずなのに、どうしたことだろうか。
ホームページを見ても、口述問答集の出版予定は書かれていない。代わりに、必須科目の事例問題集や今年の論文試験(必須科目)の問題、答案構成、解答がセットになった本の発売予定が載っている。弁理士受験新報も出しているし、こうした新しい本も出しているので、意欲的なような、そうでないような・・・
私が法学書院を薦めたのは、値段が安く、論文試験をパスできなかったとしても出費が少ない(価格の高い受験機関のものは発表後に買えば十分)、実際の試験の様子が割とリアルに再現されているので、間合いとか雰囲気とかが分かる、からである。特に、後者については、代々木とLECのものは(Wセミナーは知らない)まとまりすぎていて、どこまで答えないと合格点がつかないのかが分かりにくい。法学書院の再現を見る限り、意外と答えに窮しても合格するんだなと分かり、少々気が楽になる。
私の口述の再現は、今年受験される方の参考にために、そのうち日記に書きます。