暗記パン
今日は久々に持病の偏頭痛に襲われた。じっとしているといいのだが、動き始め、特に下を向いた状態から起き上がるようなときに、ズキズキと頭が痛む。しばらく我慢していたが、治るまで時間がかかりそうなので、久々にヒデルギンを飲む。ヒデルギンは、元々は脳卒中の後遺症の改善のために開発されたもので(現在日本ではこの目的には使用されていない)、弱い血管拡張作用を持ち、脳血流を改善するものである。偏頭痛の要因の一つが脳血流の異常にあるというので、あるときヒデルギンを少量飲んでみたら、ウソのように偏頭痛が改善された。それ以来、ひどい偏頭痛のときにはヒデルギンを飲んでいる(※本来の用途ではないので、真似をしないように)。スマドラとしてのヒデルギンの効果は、記憶力が良くなることにある。特に、図や表のようなものが頭の中にコピーされるような感じで記憶されやすくなるという。さながらドラえもんの暗記パンのようなものだ。個人的体験では、記憶力向上という効果をはっきりと実感することはできなかったが、頭を酷使した日の夜にヒデルギンを飲んで寝ると、脳の疲れが取れるらしく、寝起きがすこぶるよい。頭をすっきりさせるスマドラといえばバソプレシンが有名だが、値段が高いのと、何より尿量が減るという副作用が不気味で、未だ購入したことがなく、その代わりにヒデルギンを使っていた。試験の前の日に飲むと、翌日頭がすっきりして、働きが良くなる気がした。そういえば、去年の論文試験の会場(早稲田大)で、昼休みにバソプレシンを使っている人がいた。バソプレシンは、鼻中にスプレーするので、傍目には、喘息の薬か鼻炎の薬と思われるだろうが、スマドラーの私の目はごまかせなかった。意外と受験生に中にもスマドラーはいるようだ。