オランダ ネーデルラントより

まだ、夏休みボケ。
今日の午後は、長男のおトモダチOくんのお誕生会にいく。
子供用クルマをあげて、大喜びのOくん。
プレゼントは、長男自ら選んだものだ。

これから夕方は、近所の大学のOpendagに。
「Opendag」とは、学生や生徒呼び込みのため、大学側がキャンパスを開放し、
説明したり、オリエンテーションを開いたりする。
この大学では、外国人のオランダ語クラスがある。

セルビア人のIが、以前通っていた。
「ん・・・学習者によるけどね。ボクはいいクラスだと思ったけれど、
生徒がどんどんやめていって、最後に残ったのは、ボクと
ロシア人の女性だけだったよ」

え！？そんな、厳しい？ひどい学校なのかな？
「ディスカッションやデベートが中心だから、発音の矯正や議論の仕方は、
よく学べると思うよ」

セルビア人のIは、オランダ語学校で出会った頃から、すでにオランダ語が流暢
だったし、
NT２（オランダ語検定試験）にもすでに合格していた。
どんなメソッドでも、優秀で勉強家のIには、良い効果・結果がでるということかな。

お客さんからのメールをチェックして、返事を出すと、
日付と曜日を間違えていることに、気付く。
直前に気が付いてよかった・・・！

メールを送ると、
「某１は、8月某日まで、お休みです。急用の際は、アシスタントの某２にご連絡ください」とある。
でも、アシスタント某２も休暇中。
アシスタント某２のアシスタント某３に連絡をする。
すると、どうもコンピューターのサーバーがおかしいとのこと。
コンピューターディベロッパーに連絡したが、返事がこない。
きっと、彼らも休暇中か、担当が休暇中で、アシスタントではわからないとのこと。
なので、アポイントメントをリスケジュールしてほしいとのこと。
実は、こういった現象が、7月末からアチコチで起こっている。

または、２、３月から暖かく、突然、夏日のようになることがある。
顧客Aから、「急の用件で、カレソレしれくれ」
と月曜日にいわれたので、こっちは、必死こいて、納期より早く遂行。
電話をすると、顧客Aは、1週間の休暇（！）。
顧客Aのアシスタントも、午後休み（！）。
顧客Aのセクレタリーは、よくわからないとのこと。
最初から、そういってくれよ・・・・（涙）。

友人T氏曰く、オランダ人は、日曜日の夕方、天気のニュースを必死でみる。
木、金曜日天気がよければ、月、火、水曜日に必死で仕事をすませ、
休みをとり、自転車で、クルマで外出し、
思いっきり、日光浴を楽しむ、のだそうだ。

東京でも、オランダ人の同僚や顧客が、そういえば、天気のいい日は、
直帰だったけれど、そ～やってたんだ・・・・。

日本の会社では、ちょっと考えられないですよね。

春休み、夏休み前になると、とり憑かれたようにオランダ人は、
戸外に出て、思いっきり日光浴をしたりする。
従って、連絡が取れなくなる。
この症候群を、
「het vakantie syndroom」
と勝手に、パティターニが命名する。

しかし、オランダ人はけっしてナマケモノではない。
モーレツな勢いで、仕事・勉強をこなす。
効率のいい仕事の仕方をよく知っている。

どんよりと曇った鉛色の雲から、ホンの少し青い空が、
途切れ途切れに見えると、オランダ人は、狂喜する。
しかし、そんなオランダ人をけっしてバカにしては、イケナイのである。

なにせ、北緯44度で、年中天気の悪い国である。
年中地黒の筆者ですら、オランダにきて、アッという間に色白になってしまった！
来蘭したときは、ベトナム人かタイ人かと、
東南アジアの人から間違われていた（ネ？なかなか本格的でしょ？）のに、
色白になったせいか、晴れてようやく（？）中国人に間違われるようになった・・・

貴重な、太陽光線を少しでも浴びて、ビタミンDを体内で組成し、
免疫力を高め、
有害なバクテリアやウイルスを、日光浴でよくよく駆除・消毒しないと、
本当に病気になってしまうのだ。

本当に、風土に根ざした生活の智恵といえる。

おかげで、こっちも8月末まではノンビリできそう。
その間に、写真を整理してドイツ・オーストリア旅行をアップしますね。