怖いと思ったら負け!?
その日は夜勤でした。18時半ごろ、入り口のインターホンが鳴ったような気がしました。(病棟なので、外からの入り口は施錠しております。)身長が202センチもある、20代の男性看護師さんもその音を聞いて、入り口に向かいました。鍵を開けに行ってくれたのですが・・・・「らっくび~さん、外に誰もいませんでしたよ。車もなかったです。」 病棟まできて、ピンポンダッシュをする暇人もいないだろうし・・・・変だなぁ・・・。 5分後、男性のうなり声が聞こえました。その202センチのお兄ちゃんも、声を聞いたというので、二人で病棟を回りましたが、みなさん普通です・・・。変だなぁ・・・ 21時になりました。そのお兄ちゃんは遅番ですので、お帰りです。さっきの意味不明なピンポン、男性の唸り声の話が出ました。 これから朝まで仕事の私の前で、その背の高い男性看護師さんが、さんざん怖いことを言い始めました。普段は優しい私でしたが、「帰れ」と、どすのきいた声で言いました。でも、そのお兄ちゃんは帰ろうとしません。 2階から来たベテランナースが言いました。「外に出たら、誰か立ってるよ。」「えっ!」 「まじすかー、やめてくださいよ。俺帰れなくなっちゃいますよ。」「そうだよ、雨も降ってるし、出そうだよ・・・」 そのお兄ちゃん看護師は、一人で病棟から出られず、ベテランナースに付き添ってもらい、病棟を後にしました。 夜勤では・・・何も起こらず、平和でした~~ よかった!!