カテゴリ:旅行
イスラエル研修旅行 その8の続きです。
予定では昼前にホテルに到着し、ゆっくり昼食を食べた後、イスラエル最高級を謳う死海のほとりのリゾートでのんびり過ごすはずでしたが、エンアブダッド国立公園に長居したため、ホテルに到着したのは3時のおやつに近い時間でした。 それからホテルのレストランで昼食をとり、荷物の片付けを済ませた後、陽が傾いて寒々しいホテルのビーチに出て、死海の浮遊体験をしました。 もう寒くて水着になるのもためらわれるくらいでしたが、この死海浮遊体験をするためにイスラエルに来たようなものなので、我慢して入りました。 5分ほど死海の水に浸かっていると慣れてきて、なんだか暖かく感じました。 仰向けになると、驚くほど浮いてしまい、気合を入れないと立ち上がれない感じです。 おじさんの裸の自画撮りで汚い動画ですが、宜しければご覧下さい。 死海の入り方にはローカルルールがあるらしく、うつ伏せになって泳ぐのは厳禁で、顔が水に浸からないよう必ず仰向けに入らなければならないようです。 私は水中メガネを持参して、なんならヨルダン側まで泳いで渡るのもいいかなと思っていたので、潜ったりクロールしていたら、ホテルの監視員にこっぴどく叱られました。 おまけに、ガイドのルツさんまで、この世の終わりかと思うほどでかい声を上げて騒ぐので、すっかり意気消沈してしまいました。 冗談だとは思いますが、ルツさんの話だと、死海の水2gで致死量らしいです。 知らずに飛び込んだ旅行者が、何人も死んでいるということです。 それを聞いて怖くなり、口に入った海水を、何度もうがいして出しました。 しかし2gで致死量なら、身体に傷があったらヤバイのかな? なんだが心まで寒くなってきたので、屋内のプールに移動しました。 そこはお年寄りが一杯で、まるで老人ホームのようでした。 ルツさんの話では、イスラエルでは老人福祉が手厚く、こういうスパに無料で招待されるらしいです。 どうりで沢山なわけです。 母も羨ましがっているかと思いきや、後で聞いたら、こんな老人ばかりのところは嫌だと、自分は今年71歳になるということをすっかり忘れているようでした。 あまりにプールは老人ばかりなのでサウナに行ったら、5代目ジェームズ・ボンドに似た人が入ってきて、スマイルで話しかけられ、どうしたわけか名古屋出身か?と聞かれました。 すごくハンサムな人で、ヨーロッパからの旅行者かと思ったら、イスラエル人とのことでした。 先ほど死海で監視員に怒られたことを身振り手振りで説明したら、笑われました。 バックパッカーはよくやるそうです。 もちろん、相手は日本語が出来ないので、英語でどんどん話しかけてくるのですが、私は英語が分からなくて、ちょっと寂しい思いをしました。 この時は英語を勉強しようかと思いましたが、すぐに忘れました。 夕食は、昨日のホテルベラシートほどではありませんが、また色々種類があって、美味かったです。 しかし、私は野菜と果物とスイーツばかり持ってきて食べていました。 あまっとろいスイーツが止められなくなりました。チョコが美味しかったです。 ホテルの部屋は、『地球の歩き方』に最高級ホテルと書かれていた割に、部屋自体のグレードが低かったのか、あまり高級感はありませんでした。 ただ、ベランダから死海が眺められ、翌日の朝、ヨルダン方面の山から陽が登るところは綺麗でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.09.22 15:19:19
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