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山々な日々 treskiさん

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2024.04.12
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カテゴリ:テレマーク
オグナでコケて左腕を損傷し、肋骨を三本折ってから3週間ほど経ち、左腕の動きが改善されてきたので、リハビリも兼ねて、川場スキー場へ行って来ました。

事前に家でストックを持った感じでは、ナチュラルポジション(新教程の24ページ)をとるだけで上腕三頭筋と小円筋、三角筋、前腕橈側付近に痛みがあり、ストックを振れなかった(ただ持つだけでも痛かった)ので、ストックを持たずにできる練習(教程の66ページ)をする予定で川場スキー場へ向かいました。

しかし実際のところ、滑る以前に、スキー場に行くまでの車の運転が大変でした。
車のシフトがマニュアルなので、ローからセカンドに入れる動き(肩を外転して腕を手前に引く)をすると、非常に痛いのです。
受傷時は腕をクロスして右手でシフトして帰ってきたのですが、3週間あまり経った今も、痛みは解消しません。
肩を外転せず、脇を締めてシフトできる3速から4速や、手前から奥に動かす2速から3速、4速から5速はいくらか痛みが小さいのですが、脇を締めても外旋の動きをすると痛いので、1速には右手で入れて、2速を飛ばして3速に入れ、4速巡航してみたり、左手はハンドルに添えて5速には右手で入れたりしながら、安全第一でスキー場に向かいました。

それでも、腕の動きは日に日に良くなっています。
当初は肩の外転、外旋だけでなく、屈曲、伸展動作も痛みがありましたが、前方挙上に関しては、今はほとんど痛みなく上げ下げ出来るようになり、日常生活は問題なくこなせるようになりました。
文字通り、日ごとに回復しています。
受傷当時は腕がダラリと下がったまま、右手を添えないと自力で左手を僅かに上げることさえ出来ず、下手に動かすと激痛が走るので、服を脱いだり着たりするのも大変だったのに、今では自力で肩より上に手を持っていくことができるようになり、頭を洗うことも出来るようになりました。
毎日、僅かな変化ですが、快方に向かっていることがわかり、嬉しく感じています。
(肋骨骨折の方は受傷当時は息をするだけで痛かったのですが、現在は寝る時以外、気になりません。)

このような目に見えて判る進歩は近年は経験したことがなかったので、今回の怪我では、ひどく感動しました。
怪我が良くなってゆく過程はとても不思議で、何か努力しているわけでもないのに、勝手に治っていくのです。中を開いて見たわけではないので、どうなっているのかわかりませんが、自分の腕の中身がとても愛おしく感じました。
もう自分の年齢では、肉体は死に向かって退化していくばかりだと思っていたので、この回復は驚きでもありました。

25年前の右腕の肩鎖関節脱臼や、同級生の友人が近年バイクやスケートボードでコケて肩を痛めた話などから推測すると、恐らく、今回の怪我も完治することはないと思います。
怪我をするまで毎朝やっていたラジオ体操は、今の所、最初の背伸びの運動をするのも大変で、3番目の胸の運動までやるのが精一杯ですが、今は日常生活が行えるようになっただけで、ありがたいと感じています。






それはそうと、ヒヤリ・ハットもなく往復の運転は完了し、およそ3週間ぶりにテレマークスキーを楽しんできました。
8時頃、川場スキー場の立体駐車場に到着し、準備をしてリフト始動の8時半ピッタリに滑り始めました。

4月11日現在、川場スキー場で動いているリフトは2本だけですが、標高1870mのリフトトップからベースまで雪は繋がっていて、およそ3300メートルの滑走が楽しめます。

今回はやることが決まっていたので、時間に追われて無理にたくさんリフトに乗ろうとせず、時間と心に余裕を持って、ゆっくり2時間滑ってきました。それでも、山頂まで6往復、およそ20キロは滑れました。少し飛ばせば7往復はできそうでした。





復帰後、最初に乗った板は、スイッチバックを乗せたK2のサミットです。
前回2月に川場スキー場で初めてこの板に乗った時に印象が良かったので、滑り初めに良いのではと思ったからです。
結果、朝一番の固めの雪から、少し緩んできたザラメでも、この板は非常に乗りやすかったです。
T2エコで乗ると、センター70の細めの板も非常に安定していて、何より、軽快感が際立っていました。





2時間目に乗った板は、今シーズン初めて乗るG3のスティンガー78です。
サミットより若干センターが太いものの、フレックスはサミットに似ていて、全体的にかなり柔らかいです。
昨シーズンに一度、エクスカーションで乗った時は、細くて短い割にトップが若干重く、軽快さを感じにくい板だと思いましたが、T2エコで乗るとサミットと比べて際立った遜色はなく、昨年感じたより乗りやすい板だと感じました。
10時を過ぎてザラメが緩んできた状態では、サミットより若干太い分、安定していたような気がしました。





川場スキー場は上州武尊山の南側に位置していて、リフトトップまで行くと、間近に剣ヶ峰山や、広大な川場谷源流部を眺められるので、山に入ったような雰囲気を味わえるスキー場です。
ただ単に、リフトで登って滑っただけなのに、怪我から復帰して最初だったからなのか、山に行った時のような感動を味わえました。

なお、川場スキー場は今月21日まで営業予定のようです。








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Last updated  2024.04.12 11:24:31
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