東南アジア縦断一人旅 その17 中国
次の日、宿に電話があった。
北京で出会った、韓国人の女の子2人組からの電話。
宿の人が、チン○ブラザーズの名前を叫んでいたので、「どっかいったで~」と、教えてあげると、「韓国人からの電話だ。」と言ってたので、僕が出てみた。
すると、彼女達だった。
彼女達は、水墨画のような景色で有名な、「桂林」という場所にいて、ブラザー達と、「広州」と言う街での、待ち合わせの確認をしたかったらしい。
でも、ブラザー達は、広州に出発した。
あ~あ。
話を聞くと、景色が「ベリーベリービューティフル!」らしいので、
(俺もイコ。)になった。
彼女達の宿の場所を聞いて、そのときに、まだいれば駅まで迎えに来てくれると言う。
この時、僕はガイドブックを持っていなかった。(捨てた。)今更、買おうとも思わんし、そんなにビューティフルなら行ってみよ。である。
そして、僕は列車のチケットを買いに、場外切符売り場に、向かった。
宿の人に、言われるがままに歩いていくと、信じられんくらいボロい建物の中にあった。(普通に通ったら気付きませんで)
購入したチケットを見て、目が点になった。
到着時刻を見ると、上海から桂林まで、25時間!
はよゆえよ!
そんなに遠いとは知らんかった。マイッタ。
出発当日。
僕は、ネットカフェに寄って、地下鉄で、上海駅に向かった。
早めに着いたので、駅の食堂バイキングで昼ごはんにした。上海では、一番ココがうまかった。ほんまに。
駅のATMでお金を降ろして、カップラーメンを2つ買って(ハマッタ)、いざホームに行こうとしたときだった。
おなじみの、「ヤッテモウタ!」である。
大事なノートが無いのに気付いた。
ネットカフェに置いてきたのを思い出して、青くなった。
そのノートには、色んな連絡先、集めた旅行の情報、さらに、この旅行記の元になっている日記が書いてある。
コレを失くす事は、スッポンポンで、旅行してんのと同じ事。
また、地下鉄に乗って、汗だくになって戻ったかいあって、見つかった!
列車の時間にもギリギリ間に合った。
こんなんばっか。。。
列車のタイプは、上海に来たときのと、同じで居心地は良かったけど、
寝台列車なのに、夜中でも関係なく、急ブレーキを踏む。
おかげで、壁にゴンゴン頭をぶつけて良く寝れなかった。
さすが中国。と思ってる間に、桂林に着いた。
そこは、景色なんか、あんま好きでない僕でさえ、心から感動してしまう、
まさに、水墨画の世界だった。
ここから少し、僕は山にこもる事になる。
その18へつづく。。。
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