テーマ:徒然日記(23313)
カテゴリ:思う
今朝、通勤途中にふと田んぼの方を見ると、彼岸花が真っ盛り。
縁起が悪いという人もいますが、そんなこたぁない。 あの花の造形は、素晴らしいものです。 彼岸花と言えば、救荒植物。昔、飢饉の際に食用とされた。 なのですが、彼岸花には毒があります。 きっと毒の抜き方も教えられたんだと思います。 そして救荒植物と言えば上杉鷹山。 上杉鷹山と言えば、有名な言葉があります。 「なせばなる なさねばならぬ なにごとも」 ここまでは聞いたことがあるかと思いますが、 実はその続きの方が重要だと思うのです。 「ならぬは人の なさぬなりけり」 「井の中の蛙 大海を知らず」も、続きの方があまり知られてない。 「されど 空の青さを知る」 全部を知れば、ちょっと、世界が広がります。 「健全な精神は 健康な肉体に宿る」というのもよく言われますが、 ちょっと違う。 原文は You should pray to have a sound mind in a sound body. 上の訳だと、完全に「should pray 」の部分が無視されているんです。 原文は「宿る」って断言してない。 should ~すべき、~しなくてはならない、~のはずだ、きっと~だろう (このへんの英語の曖昧さが苦手です。 ~すべき と、 きっと~だろう では、全然違いますよね。) そして pray は、「祈る」です。 つまりですね、きちんと訳をするならば、 「健全な精神は 健康な肉体に宿ることを祈るべきである」 もうちょっとやわらかくすると、 「健全な精神は 健康な肉体に宿るといいね」 あるいは、「宿って欲しいものです」くらいでいいんじゃないかな、と。 ちょっと違ったことが正しいことのように広まってるのって、 なんだかなーと思います。 あれ…彼岸花はどこへ行った? いつもの脱線です。 えーっと、彼岸花、好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|