日々…!

2008/09/27(土)01:32

彼岸花

思う(223)

今朝、通勤途中にふと田んぼの方を見ると、彼岸花が真っ盛り。 縁起が悪いという人もいますが、そんなこたぁない。 あの花の造形は、素晴らしいものです。 彼岸花と言えば、救荒植物。昔、飢饉の際に食用とされた。 なのですが、彼岸花には毒があります。 きっと毒の抜き方も教えられたんだと思います。 そして救荒植物と言えば上杉鷹山。 上杉鷹山と言えば、有名な言葉があります。 「なせばなる なさねばならぬ なにごとも」 ここまでは聞いたことがあるかと思いますが、 実はその続きの方が重要だと思うのです。 「ならぬは人の なさぬなりけり」 「井の中の蛙 大海を知らず」も、続きの方があまり知られてない。 「されど 空の青さを知る」 全部を知れば、ちょっと、世界が広がります。 「健全な精神は 健康な肉体に宿る」というのもよく言われますが、 ちょっと違う。 原文は You should pray to have a sound mind in a sound body. 上の訳だと、完全に「should pray 」の部分が無視されているんです。 原文は「宿る」って断言してない。 should  ~すべき、~しなくてはならない、~のはずだ、きっと~だろう (このへんの英語の曖昧さが苦手です。  ~すべき と、 きっと~だろう では、全然違いますよね。) そして pray は、「祈る」です。 つまりですね、きちんと訳をするならば、 「健全な精神は 健康な肉体に宿ることを祈るべきである」 もうちょっとやわらかくすると、 「健全な精神は 健康な肉体に宿るといいね」 あるいは、「宿って欲しいものです」くらいでいいんじゃないかな、と。 ちょっと違ったことが正しいことのように広まってるのって、 なんだかなーと思います。 あれ…彼岸花はどこへ行った? いつもの脱線です。 えーっと、彼岸花、好きです。

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