亡くなった上司 続きの続き
辞めるとこを止められたものの、結局私も退職。会社の方からは退職金満額出すから「結婚退職」って事にしてくれと言われて了承。辞めるまで「おめでとう♡」とか言われるのが鬱陶しかった。でもその辺も上司は良くわかっていて「嘘じゃないんね」と言ってました。退職し、時は流れ。私も結婚し、子育てをして長男が中学受験して結果を学校に見に行くとき、何となくお局様に連絡したらぴんくさん、上司が大阪帰ってきてるよ。今度、早期退社するから会いにおいで。と。。一緒にご飯食べようって事になり~テーブルに着いたら上司が言ったこと。「ぴんく、お前苦労したね。手を見ればわかる。 でもお前のことだから大丈夫。よく頑張ってるね」って言われまして。本当に辛かった時期を抜け出しかけていた時なのでご飯も食べずに号泣しました。なんでこの人には隠し事が出来ないんだろう。会えば必ず私は二十そこそこの小娘に帰ってしまう。ああ・・・・人垂らし。それからしばらくして、大阪赴任最後の休みの日に上司の家に当時の部下が集まって送別会をしました。部下たちは私と同じく、いいおじさん、いいおばさんになってたけどこの上司の前では二十代前半の子どもになってました。生きていればまた会えるから。そう言ってまたの再会を約束してサヨナラ。つづく