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2024.06
2018.12.11
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カテゴリ:カテゴリ未分類
【第二話が薄味すぎる】
http://jumpsokuhou.com/archives/52795515.html
やっぱさ、永井豪って天才で鬼才だよ。
当時のマガジンを読んでた読者に「デビルマンのジンメン」って言ったらちゃんとトラウマレベルで脳裏に残ってるからね。

あの真っ黒のベタの中に、女の子の顔だけが描いてあるシーン。
あれを「手抜き」とか思う人間は、マンガを読むのに向いてない。
真っ黒なコマに浮かぶ女の子の顔
そして、デビルマンが選択した闘い

あのシーンは、グロい画というのはほぼ無い。
グロい画っていうか、血飛沫ビシャッとか内蔵ドロッとか肉体が四散してバーンとか、そういうのは無い。
ベタな黒背景に顔が浮かんでる。
甲羅に顔がある。
悪魔の甲羅にデビルマンがパンチ⇒甲羅に穴が空く。

少年マガジンに連載されていたせいか、いまのマンガに比べてスプラッタ的なグロい描写はないけれど、グロイ。
これは「敢えて直接的な描写をしなくても読者には充分に伝わる」っていう読者のイマジネーションを信じてるって面もあると思う。


そして、チェンソーマン第二話。
普通な第二話だと、公安の自己紹介だとか「キミも知ってのとおり、悪魔が世界に突然あらわれて十数年。未だに何が原因かは不明だ」とかなんとか、世界設定の説明になっちゃう。
普通人の公安メンバーで「共に戦う同僚だ」とか言って、自己紹介するのが数人。
「アクマを体に飼ってるとか信用できるんですか?」とかなんとか、いつものお話し。
その前に、「もう一体、悪魔をぶっ殺そう」な話で第二話を入れたのは良いよね。

その悪魔が、女の子を操って騙そうとする卑劣なのも良い。
その卑劣さに磨きが足りない。
林のなかで女の子が笑ってるシーンでは、既にその時点で、笑いたくもないのに筋肉(表情筋など)を支配されて笑ってるんでしょ。
父親のところから攫われて、怖くて逃げ出したいのに、筋肉を支配されて笑ってる。
助けて欲しいのに、ウソを言わされて、自分の父親の悪口を言わされてるっていう嫌悪&恐怖。
それが欲しい。
「助けて!」って言いたいのに、「お願い、殺さないで」って言わされる恐ろしさの描写が足りない。
そこは、もっと読者の想像力を刺激させて欲しかった。
ちょっと薄味だったんだよね。

別に画が雑とか手抜きだとかは思わないし、充分に読めた。
細かい描きこみに、そんなに意味があるとは思わない~黒塗りベタ背景に女の子の顔があるのは手抜きじゃないし、描きこみが必要でもない。
あとは、作者が描きたいのが戦闘シーンなのか、デンジの成長なのか、悪魔の話なのか、そこをはっきりさせてくれると助かるかなぁ。





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最終更新日  2018.12.11 12:51:12
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