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【第二話が薄味すぎる】
http://jumpsokuhou.com/archives/52795515.html やっぱさ、永井豪って天才で鬼才だよ。 当時のマガジンを読んでた読者に「デビルマンのジンメン」って言ったらちゃんとトラウマレベルで脳裏に残ってるからね。 あの真っ黒のベタの中に、女の子の顔だけが描いてあるシーン。 あれを「手抜き」とか思う人間は、マンガを読むのに向いてない。 真っ黒なコマに浮かぶ女の子の顔 そして、デビルマンが選択した闘い あのシーンは、グロい画というのはほぼ無い。 グロい画っていうか、血飛沫ビシャッとか内蔵ドロッとか肉体が四散してバーンとか、そういうのは無い。 ベタな黒背景に顔が浮かんでる。 甲羅に顔がある。 悪魔の甲羅にデビルマンがパンチ⇒甲羅に穴が空く。 少年マガジンに連載されていたせいか、いまのマンガに比べてスプラッタ的なグロい描写はないけれど、グロイ。 これは「敢えて直接的な描写をしなくても読者には充分に伝わる」っていう読者のイマジネーションを信じてるって面もあると思う。 そして、チェンソーマン第二話。 普通な第二話だと、公安の自己紹介だとか「キミも知ってのとおり、悪魔が世界に突然あらわれて十数年。未だに何が原因かは不明だ」とかなんとか、世界設定の説明になっちゃう。 普通人の公安メンバーで「共に戦う同僚だ」とか言って、自己紹介するのが数人。 「アクマを体に飼ってるとか信用できるんですか?」とかなんとか、いつものお話し。 その前に、「もう一体、悪魔をぶっ殺そう」な話で第二話を入れたのは良いよね。 その悪魔が、女の子を操って騙そうとする卑劣なのも良い。 その卑劣さに磨きが足りない。 林のなかで女の子が笑ってるシーンでは、既にその時点で、笑いたくもないのに筋肉(表情筋など)を支配されて笑ってるんでしょ。 父親のところから攫われて、怖くて逃げ出したいのに、筋肉を支配されて笑ってる。 助けて欲しいのに、ウソを言わされて、自分の父親の悪口を言わされてるっていう嫌悪&恐怖。 それが欲しい。 「助けて!」って言いたいのに、「お願い、殺さないで」って言わされる恐ろしさの描写が足りない。 そこは、もっと読者の想像力を刺激させて欲しかった。 ちょっと薄味だったんだよね。 別に画が雑とか手抜きだとかは思わないし、充分に読めた。 細かい描きこみに、そんなに意味があるとは思わない~黒塗りベタ背景に女の子の顔があるのは手抜きじゃないし、描きこみが必要でもない。 あとは、作者が描きたいのが戦闘シーンなのか、デンジの成長なのか、悪魔の話なのか、そこをはっきりさせてくれると助かるかなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.12.11 12:51:12
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