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2019.01.19
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「ああ、そうだ。みんながそう考える。けれどもいっしょに行けない。
そしてみんながカムパネルラだ。
おまえがあうどんなひとでも、みんな何べんもおまえといっしょに苹果をたべたり汽車に乗ったりしたのだ。
だからやっぱりおまえはさっき考えたように、あらゆるひとのいちばんの幸福をさがし、みんなといっしょに早くそこに行くがいい、そこでばかりおまえはほんとうにカムパネルラといつまでもいっしょに行けるのだ」


まだ、1/21発売号がどんな内容になるのかはわからないけれど…。
でも、どこまでも一緒に行くことなんかできないんだよなぁ。
みんながカムパネルラなんだ。

子供の頃は、いつまでも親と~お母さんとお父さんと~一緒にいられるような気がしてた。
でも、いずれ親は老いてしまい、自分を置いて、どこかへと消えてしまう。
そして、伴侶を得ても、いずれ自分か相手のどちらかが何処かへ消えてしまう。
そして、自分は子供を置いて、何処かへと消えてしまう。

みんな逝ってしまう。
みんなわたしを於いて何処かへ逝ってしまうのだ。
私に優しかったひとも、私と微笑みを交わしたひとも、私と共に泣き、笑い、怒ったひとも、みんな居亡くなってしまうのだ。
私のことで、本気で怒ってくれたひとも、本当に喜んでくれたひとも、私から去って逝ってしまうのだ。
なのに、わたしはここにいる。
なぜか、わたしはここにいる
あのひとがいなくなったというのに、わたしはかわらずにここにいる。
これは不誠実ではないのか。
いったい、なにがわたしの救いとなり、なにがわたしの誠実となるのか。





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最終更新日  2019.01.19 20:07:47
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