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政府(厚労省)が、「病院での死亡から自宅での看取り」への転換を図っている。
そのこと自体をとやかく言うつもりはないけれど、進め方がへたっぴじゃん? まず、「自宅で死ぬと不審死扱いになって警察がくる」って話をどうにかする必要があるね。 「そんなの都市伝説」 「そんなことない」 「いや、実際に警察を呼ぶ必要がある」 「救急車を呼んだら、『警察に連絡しろ』と言われた」 「誤解だ」 「迷信だ」 「持病があってかかりつけ医がいたら、その医者を呼べば大丈夫」 「いや、かかりつけ医に連絡したら警察に連絡するように指示された」 いろんな噂,事実がないまぜになってるんだよなぁ。 これじゃあ、「具合が悪くなったら、無理を言ってでも病院に入院させて、病院で看取りをしてもらうのが最もトラブルがない」ってなるさ。 家族が死亡したときに、病院内なら手続きとか指示を貰えるし、哀しみ余裕も与えられる。 1)自宅で看取りをしようとするとー 「いよいよかもしれない、訪問看護の看護師に連絡しよう」 「訪問看護の看護師が、医者に連絡をするように言ってるから連絡しよう」 ーみたいな煩雑な手続きをしなくちゃいけない。 2)自宅で入浴中,睡眠中に亡くなるとー 「救急車を呼んで、『死んでるので警察を』って指示されて警察を呼んで、警察が来て『事件性はないのでかかりつけ医があれば医者に連絡を』とか言われて、死亡診断書をお願いして、やること多くて悲しむ時間もない」 ーみたいな話になっちゃう。 厚労省が「自宅看取りマニュアル」でも作ってくれれば良いし、自宅で亡くなったときの手続きを簡略化してくれれば良いのになぁ。 そりゃあ、「事件性のあるケースが隠れてしまう」「保険金殺人がー」「薬剤の副作用がー」「虐待がー」とかいろいろあるよ。「電話一本で死亡手続きが済むようになったら、多額の保険金をかけられた不審死が多発するじゃーん」みたいなことを言い出したりするでしょうよ。 でも、今のままで「できるだけ自宅看取りへと移行させる」なんて無理だよ。 なにが問題なのか、その問題を解決するにはどうするのかを考えて欲しいさね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.27 12:27:59
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