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カテゴリ:家族
報告が遅れましたが、先週の火曜日に次男の学校のミーティングに行ってきました。
実はその日の朝、次男が学校から電話してきました。 学校で何か問題を起こすと「自宅に連絡して両親に報告しなさい。」と言われるんですが この日はそうではなくて、次男が個人的に電話してきました。 「もうこの学校はイヤだから、他の学校に転校したい。先生が不本意に僕に意地悪をする。」 とにかく、その日の午後にミーティングがあるから、その時にきちんと話しましょう、と 電話を切りました。
SSM(Student Study Meeting)と呼ばれるもので、参加者は、 カウンセラー、Englishの先生、Math/Social Studyの先生、PE(体育)の先生、と 次男が習っていないEnglish/Social Studyの先生、次男と私。
結果としては、とてもimpressiveでした。
まず、カウンセラーが、 このミーティングは次男だけに特別に催されたのではなく、たくさんの生徒のために 毎日のように行われている、と説明。 (あんたが落ちこぼれ、っていう意味じゃないのよ、ってコトだと思う。)
次に、各先生に、「次男のいいところ、素晴らしい点」を指摘してもらいました。 授業態度は問題なし 明るい性格 小学校からのレコードを見ても、能力はアドバンス テスト(抜きうちの知能テスト?)は高得点
次に、ソーシャルについて。 次男の友達がみんな「いい生徒」であること、特に次男に意地悪をする生徒がいないこと。
そして、やっと・・・ では、そんなに優秀で、いい友達もいる次男の成績がなぜ振るわないのか?
私は、家での様子を説明しました。 次男は集中力がないので自室に机がなく、ダイニングで私の監督の下に勉強している 夏休みにはEnglishとMathのワークブックをほぼ毎日数ページずつ勉強させた 宿題は必ずチェックする プロジェクトは最高得点(A+)を目指して、きっちりやらせる オンラインでAssignmentやHomeworkをチェックしている Homeworkが終わらないとテレビもビデオゲームもやらせない
「え?」という顔をした先生もいましたが、日系人の先生は 「あー、やっぱり日本人はスタンダードが高いですよね。」と苦笑していました。
次男がその日の朝、「僕に意地悪をする」と言っていた先生は、(私の予想通り) 去年の10月から全く提出していない次男の宿題リスト(3ページ)をくれました。 オンラインで「Homework」と書いてあるのに、次男に聞くと 「学校でやった」「その教材は家に持って帰ってはいけない」などとウソをついて やらずにいたのでした。
Planner(スケジュール帳)が、ほとんどBlankであることも指摘しました。 入学直前のオリエンテーションで、生徒は、宿題はもちろんのこと、いろんな情報、 連絡事項を各自Plannerに書き込むことが義務付けられていることを知っていたから。 ミドルスクールでは、いちいち先生がプリントにして配布せず、教室のボードに掲示した内容を 各自自分で書き写す、自己責任にしているんだそうです。
「次男君、Plannerを出してごらん。」と、次男のPlannerを見た教師陣は目がテン。 早速、何をどういう風に書き込むか、終わったら線を引く、などとアドバイスしてくれました。
最後に、みんなで次男を見つめて、 「さて、じゃあ、どうして一生懸命やらないのか、成績が悪くても平気でいるのか、 教えてくれないかな。」 と次男の答を待ちました。
「正直に言います。 だって、学校の勉強、面白くないんだもん。 本を読むのは好きだし、得意だけど、いちいちログするのは面倒くさいし、 興味のないジャンルの本なんて読みたくないし、 Mathは全然難しくないけど、ちっとも楽しくないし、 プロジェクトは最低限だけやってもいいけど、 ママに見せると最大限までやれ、って言われて面倒だからやらないし、 ダディは怒りん坊で怖いから、ヘルプしてもらうのもイヤなんだ。」
一同が何を言うべきかを考えていたら、カウンセラーがまとめました。
「でも、やりたくないから、やらない、では済まない。 まず、やらなければいけないことを無視するのはやめましょう。 プランナーを使いこなして、もっと計画的になりましょう。 今日、ここに集まったことで、 これからはアナタがお母さんにウソをついても、先生にウソをついても、 それは全く通用しなくなりますから、もう抵抗するのはやめて、受け止めましょう。 今までの未提出分の宿題も、少しずつやりましょう。 新しい習慣をつけて、それに従っていれば、おそらく数週間で成績が上がるはずです。 必要があれば、放課後のヘルプにも行きましょう。 この感じだと、夏休みの補習に出なくても、進級可能だと思います。」
我が息子ながら、本当に面白いキャラだと思いました。 私は全く怒りませんでしたが、私にウソをついていたかどうか、は確認しました。 このミーティングは、私が先生たちにEメールを送って質問したことから、 カウンセラーに連絡が行き、計画されたらしいです。約束をしたのは私ですが 「僕も出席する」と言っていたこぶ平が急な仕事で行かれなくなって、良かったです。 こぶ平がいたら、次男は正直にいろいろ話さなかったと思うから。 こぶ平がいたら、こぶ平がひとりで喋って、話し合いが進まなかった、と思うから。
さて、ミーティングの日からまだ一週間。 今のところ、私と長男とで毎日宿題チェック。 グチャグチャに散らかった部屋を片付けたり、と、(長男の部屋はキレイ) 「きちんとした習慣」にはまだ時間が掛かりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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