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カテゴリ:気分障害
一人暮らしするという企みは挫折に終わった。
準備がなかなか進まないのはやはり不安があったからで、結局その不安が募って大きくなり、平日の会社での精神的苦痛に抗うことができなくなって、会社から逃げた。そしてすぐに精神科の診察の予約を入れた。 ほぼ心は決まっていたが、精神科の主治医と相談し、一人暮らしは見送ることになった。本当になさけない。迂闊だった。今の自分は会社での精神的苦痛にぎりぎり耐えているという状態である。そんな状態で一人暮らしするなんていう挑戦(というほど大げさでもないか)をしたのがそもそもの間違いだった。最初はなんとかなると思っていたが、結局はそうはならなかった。 物件を決めて主な家財を揃えての後戻り。家電は二束三文で売り払った。家具はただ同然で引き取ってもらった。実家で使うことになったものも少しはあるけれど、代償は大きい。高い授業料となった。 主治医に一人暮らしをすると話した際に、もしかしたら障害年金の更新申請が通らないかもしれないとの話があったが、それを思い出すに自分はそこには踏み込んではいけない状態であることを痛感した。障害年金を受けるにはある程度の生活の扶助が必要な状態にあることが要件にある。結局は自分は親からの生活の扶助あっての状態であって、とても一人暮らしをして何の扶助もなくやっていける状態ではないのだと。 もしかしたら、会社での精神的苦痛から逃れられるのであれば可能なのかもしれないが、障害年金の申請が社労士の力も借りずすんなり通ったのはやはり生活の扶助が必要な者と判断されたんだろう。 しかし、やってみて分かることもある。今回の一件で一人暮らしをして独立する上で最初に直面する色々な経験をすることができた。まぁ実際に一人暮らしをするまでは至らなかったけど。それはそれで良かったのかもしれない。生活する上でのちょっとした変化もあった。 でも、ずっと親に頼っている訳にもいかない。いつかは一人になるのだから。今回は先走って親からの独立を試みたが、時が経てばおのずとその状態はやってくる。その備えは意識しておかないといけないのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 11, 2017 04:53:55 PM
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