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テーマ:たわごと(26815)
カテゴリ:音楽
先日、欅坂46の新しいシングル(8th)の音源とMVがリリースされた。「黒い羊」という曲である。「黒い羊」は「異端児」といった意味で、多数の「白い羊」との対比となっている。センターの子(平手友梨奈)とその他のメンバーという対比にも見て取れる。実際、MVでは黒い羊役に平手がなっていると見受けられる。(全員が黒い羊なのかもしれないが)
印象的なのは「僕」という一人称が久しぶりに歌詞にでてきたこと。シングル曲では4thシングルの「不協和音」での「僕は嫌だ!」以来の「僕」である。「黒い羊」では「全部僕のせいだ...」という、不協和音での力強い叫びとは対称的にトーンダウンした自虐的なうめき声に聞こえる。 異端児的な世界観の曲は「不協和音」や「エキセントリック」だろうか。「サイレントマジョリティー」も異端児になることを恐れるなという感じにもとれる。 1stの「サイレントマジョリティー」が大ヒットして2ndの「世界には愛しかない」と3rdの「二人セゾン」とアイドルっぽい曲が続いて4thに「不協和音」という異端児的な曲をリリースして大ヒットした。今度も二匹目のドジョウを狙っているのだろうか? 制作している側は平手を中心に作品作りをしている。それが生きるのが異端児、アウトロー的な世界観であり、それはある層には受け、ある層を落胆させるんだろう(「二人セゾン」あたりが好きな人はそうだろう)。私は嫌いではない。精神障害者だからというのもあるだろう。「エキセントリック」の「理解されない方がよっぽど楽だと思ったんだ」あたりは自分のことを代弁してもらっているかのようだ。 AKBや乃木坂などは型にはまったアイドルでどちらかというと「白い羊」で、その対比で欅坂46は「黒い羊」という見方もできる。白い羊が世の中に受けるか黒い羊が世の中に受けるかどちらかは分からない。両方の世界観を演出することで万人うけを秋元氏は狙っているのかなと思ったりする。 2月27日の正式に「黒い羊」がリリーズされる。先日リリースされたMVは過激な描写でYouTubeには載せられないようで、今回の衣装で踊るMVがリリースされるのと、正式リリース後に音楽番組でのパフォーマンスがどんなふうになるのか期待したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 3, 2019 03:32:05 PM
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