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Pero's Kingdom の植民地

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2005.07.11
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カテゴリ:旅行記
 あまり人気がないようですが、この旅行記をともかく最後まで続けますね。
 最初からお読みいただく奇特な方は、日記のカテゴリーの「旅行記」で「ヴィエンチャン在住のハットリさん」その一からどうぞ!

★ ラオスをあとに

 ウイスキーを飲みすぎたからかもしれないけど、夜中に何度も足が痒くて目が覚めた。隣のベッドにはY子さんが寝ていたが、特に寝苦しい様子はなく、他のベッドを見ても皆熟睡しているようだった。

 ドミトリーには大きな扇風機が回っていて、少々暑くてもその風で寝苦しさは免れるが、蚊に対しては降参だ。ムシペールを持ってきていたので、何度も足や手に擦り付けたが、あまり効かなかった。ラオスの蚊にはラオスの軟膏が効くのかもしれない。

 翌朝は八時に目が覚め、洗面を済ませてからインターネットカフェに出向いた。三十分ほどHPに書き込んだり、日本のニュースをヤフーなどで見てから出た。

 宿に戻る途中でY子さんと会ったので、どこに行くのか聞くと朝食だという。それならということで前に行った小さなレストランに入り、今日いよいよラオスからタイに戻るので、最後はやはりフランスパンサンドイッチでしょうとそれぞれ注文し、甘くて死にそうなラオコーヒーも思い切って飲むことにした。

 トマトや大きな胡瓜などを挟んだフランスパンはやはり絶品で、何度も言うようだが、これを食べるためにだけでもラオスまで足を運ぶ価値があるように思った。

 Y子さんも今日の午後タイに入り、明日の朝にはバンコクに着きたいと言う。ノーン・カーイを夕方出たら明朝早くにバンコク北バスターミナルに着く便が出ているらしい。

 「ペロ吉さんはどうするのですか?」と彼女が聞くので、僕は彼女と一緒にバンコクまで行っても良いが、列車の旅が好きな僕は、「夜行列車で行きます。気が変わればアユタヤに少しだけ寄るかも知れません」と答えた。

 ともかく今日で彼女ともお別れだ。ラオス国内の旅は、前半がR子さん、後半がY子さんに付き合ってもらってとても助かった。

 僕の考え方のように甘ったるいラオコーヒーを飲み終えて宿に戻り、午後の出発まで時間があるのでシャワーを浴びて少し寝た。相変わらず好天で、日差しは強烈だ。

 旅先でベッドで何も考えずにまどろんでいる時間が僕は大好きだ。学生時代の放課後のように、胸が締め付けられるような思いに浸る。

 午後一時になってパッキングを済ませ出発だ。このドミトリーはなかなか快適だった。二日間世話になり、たったの四ドルだ。今度ヴィエンチャンを再訪した際にも、宿はここにしようと思った。

 宿の前からトゥクトゥクに乗る。三人でいくら支払ったかは憶えていないが、韓国人青年の上手な交渉により、かなり安く済んだように記憶している。

 二度目のラオスからタイへの入国はきわめて簡単に終わり、国境バスの終点から彼女と韓国人青年はノーン・カーイのバスターミナルへ、僕は駅まで、それぞれトゥクトゥクに乗り「サヨナラ!」を言った。

 あっけない別れだなと思っているとすぐにノーン・カーイ駅に着いてしまった。

 トゥクトゥクの男性に待機してもらって駅の窓口に行き、バンコクまでの指定席の有無を聞いた。しかし残念なことに二等ファン寝台車も既に売り切れとの返答だった。

 去年は結果的に一等エアコン寝台車で帰ることができたので、念のため聞いてみると、「Full!」とのそっけない返事だった。

 予期したこととはいえ、列車で帰れないのは残念に思った。仕方なく待機してもらっていたトゥクトゥクに再度乗り、ノーン・カーイのバスターミナルに急いだ。バスのチケットも売り切れだとなれば、ここに泊まらなければならない。そうなると予定が随分狂ってくるのだ。

 僕はチケットのことと、Y子さんと韓国人青年がすぐにバスに乗って行ってしまっていないかと心配しながら、トゥクトゥクに揺られてノーン・カーイ市内へと戻って行ったのだった。

 つづく・・・。





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Last updated  2005.07.11 21:24:01
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