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Pero's Kingdom の植民地

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2005.07.17
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カテゴリ:旅行記
再びノーン・カーイ

 列車のチケットが売り切れだったため、急遽ノーン・カーイのバスターミナルへトゥクトゥクを飛ばした。

 昨年とはほぼ同じ時期の旅行程なのに、列車のチケットが全部売り切れていたことに少しショックを感じた。汗びっしょりになってしまうほど暑い、ファンだけの二等寝台車もフルだと言われた。

 昨年は空いていた一等エアコン寝台車もフルだった。やはりラオスは年々旅行者が増えていることの証明なのだろうか。

 タイ国内での長時間のバス移動は初めてだ。エアコンバスは南極のように冷えすぎて、朝になって目的地に到着した時には、乗客の大部分が冷凍化され、しばらく解凍が必要と聞くので、これはかなり心配だ。

 ノーン・カーイのバスターミナルは思いがけず大きかった。やはり東北の果ての都市だけに、バス網の重要都市になっているのだろう。

 バスターミナルのチケット売り場に着いたら、目の前にY子さんと韓国人青年が立っていた。

 「やっぱりチケットはなかったのですか」と僕の姿を見てY子さんが言った。

 「早い再会でしたね」と僕は少しバツが悪く感じながら言った。三人で笑い合った。

 青年は午後三時のウドンタニー行きのバスの乗ると言う。

 「ウドンタニーからチェンマイ行きのバスが出ているから、それに乗るのですよ。じゃあさよなら」と彼は言い、僕とY子さんに手を差し出した。

 この瞬間がいつも切なく思う。 彼とはもう二度と会うことはないだろう。帰国すれば飲食店を経営したいと言っていた青年。成功することを祈って別れた。

 さてバンコク北ターミナルまでの夜行便は、午後六時三十分発らしい。まだ三時間以上もあるから、ノーン・カーイ市内をブラブラしようということになった。

 ともかくバンコクまでのチケットを購入したが、VIPエアコンバスは既に売り切れており、二人とも二等エアコンバスで行くことになった。

 VIPとの違いはシートである。VIPバスは一人シートが三列に並んでいるものだが、二等エアコンバスは二人シートが二列で、前の席との間がものすごく狭いので長時間は窮屈だ。
 ザックをチケット売り場に預けて出た。

 考えればノーン・カーイの町を歩くのはこれで三度目である。一度目は昨年(平成十三年)の春のラオス旅行の帰りに、Hさんとネットカフェに立ち寄ったあとレストランに入った。あの時は二人ともお腹を壊していて、全く冴えなかったものだ。

 二度目は数日前にR子さんと、早朝にワットケークという怪しげな寺院を訪問し、その後バンコク銀行で両替をしたのだった。僅か数日しか経っていないのに、何週間も前に感じるのは何故だろう。

 こう思うと僕はノーン・カーイの町を歩く時は、いつも若くて綺麗な女性と一緒なのだ。僕にとってはラッキーシティーなのかもしれない。

 そんな馬鹿なことを思っていたら、ヴィエンチャンで朝食を食べたきりなので、随分とお腹が空いているのに気がついた。
 僕達は道路際の一軒の庶民的な店に飛び込んだ。店の前に並べられた大きな器に、うまく形容しがたい美味しそうな料理が入っていたからだ。

 僕はカオバッドにその器の一つからチキンのようなものを乗せてもらって、ビアチャンの大瓶を注文(合計五十バーツ)、Y子さんは何やら辛そうな色のシチューを白ご飯に乗せてもらったものを注文した。

 彼女はあまりビールも飲まない。コップ一杯だけで、あとは全部僕が飲んでしまった。

 ややふらつきながら店を出て、ここで二人は別行動を取ることにした。

 「じゃあ、六時頃にバスターミナルでね」と言って一旦分かれた。

 つづく・・・。






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Last updated  2005.07.17 22:56:32
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