熱田神宮に初詣
名古屋で乗り換え待ち時間があったので、名古屋から名鉄で3駅の熱田神宮に足を伸ばして参拝してきました。熱田神宮は、三種の神器のひとつである「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」をおまつりしている神社で、祭神は「熱田大神」とされていますが、「熱田大神」とは草薙剣を御霊代とする天照大御神のことです。まだ1月なので初詣の参拝客も多いですし、境内にある摂社「上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)」が尾張国造を祀っていて、知恵の文殊ということで合格祈願に訪れる人も多く、また「上知我麻神社」の両脇には「大国主社」「事代主社」が祀られていて、1月5日に「初えびす」祭もあることから、平日昼間にもかかわらずかなりの人で賑わっていました。参道両側は屋台が連なっていましたが、流石に昼間はほとんど開いていませんでした。きっと、夜になるとさらに賑やかになるんでしょうね。さて、「上知我麻神社」は正門を入ってすぐ左に曲がった先にありますが、その奥には熱田神宮の別宮「八剣宮」も祀られています。祭神は本宮と同様に熱田大神で、708年に元明天皇が新たに鋳造した宝剣を祀っており、熱田神宮境内45社のうち、本宮の次に位置づけられる神社となります。本宮と八剣宮は神明造りで建てられ、年中祭儀も同様に行われるとの事です。ただ、見た目が地味だからか、こちらは参拝する人は少なくひっそりとしていました。熱田神宮の正門は南向きですが、最寄り駅の名鉄「神宮前」は東門の目の前であり、駅から参拝すると正門と正宮の中間あたりの参道にでてくることになります。手水舎は両方の参道が合流した後の二の鳥居の奥ですから、困ることはありません。神宮前駅は名古屋から3つめ、特急はもとより、セントレア行きのミュースカイも全て停車しますし、名古屋本線とセントレア方面へ行く常滑線、河和線等が分岐する名鉄の主要駅です。とはいえ、神宮前に丁度止まった列車はなんと2輌編成。こんな中心地でも2輌編成の列車が走っていることにちょっと驚いてしまいました。しかも、パノラマスーパーの一般車増結用として使用する車輌ですから、3扉の転換クロスシート。かなり豪華な車輌です。昔のパノラマカーも普通に使用されていましたから、ほぼロングシートの関東の私鉄事情からみると、余裕があっていいですね。