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きのう学生時代の旅行のことを思い出していたら・・・。
ふと、あることが心に蘇ってきました。 同じく大学時代の、たぶん春休みの頃のことだったと思います。 私の母方の祖父母は、私が初孫だったということもあり、本当によく可愛がってくれました。 おじいちゃん、おばあちゃんっ子だったと、自他ともに認めるくらいです。 父の転勤などで、遠く離れて暮らしていましたが、よく遊びに行ったりしていました。 ある時、私が一人で電車に乗って遠方に行くとき、たまたま祖父母が暮らす街を、その電車が通りました。 特急ですから、瞬く間の通過です。 数日前「○○に乗るから、おじいちゃんたちのところを通っていくからねぇ~。」と、電話で言ったらしいのです。 やがて電車はそのあたりに近づき、祖父母の家のあたりを見ましたが見えませんでした。 いつも使う踏み切りさえもあっという間でした。 「あーあ」と思って、ふと遠くに目をやると、一人の人が立っています。 おじいちゃんでした。 通り過ぎていく電車を、私がどこに座っているかもわからないけれど、確かに孫が乗っている電車をずっと見送っていました。 わけもなく涙があふれてきて、見えなくなるまで私もおじいちゃんを目で追いました。 おばあちゃんは、あっという間に通り過ぎた、あの踏み切りに立っていたそうです。 さみしくなったり、辛くなったりしたとき、決して自分は一人なんかじゃなくて、ちゃんと見守ってくれる人がいたのだと、自分に言い聞かせることにします。 * 今日の写真・フレンチネイル・・ストーン付き * 「氷壁」の鶴田真由さんの綺麗なネイルに刺激されて・・。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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