日付も変わり涼しくなるのかと思ったら、昼間吹いていた緩い風が完全に収まり、むしろ蒸し暑く感じるようになってきた。ここら辺からは上りでは歩きを交えるようになってきて1周のタイムも40分前後掛かるようになってきた。そこで思い切って10分程マッサージを受けることにした。脚が張っているのは当たり前だが、むしろ首から背中、腰をといった正しい姿勢を保つのに重要な部分を中心にマッサージしてもらった。そして約10分間止まったことにより身体も冷えてきたので、バイクシャツを再び着込み走り出した。最後の体重測定はバイクシャツのお陰で112.05ポンドだった。体重を気にする心配も無くなり、21時間経過した頃からは明るくなってきたこともあり、ペースも1周35分前後に戻ってきた。この頃でも順位は5位のままだったが、3位4位のランナーとは同一周回で争っているようだった。100マイルの通過は22時間15分。Kinoも夜中に快調に走れていて、100マイルいけるかもしれないと言って頑張っていた。このレースは最後の1時間は約200mの直線をひたすら往復することになっていたが、できるだけそこには入りたくなかった。もちろん通常のコースを走ってもいいのだが、時間内に還って来れなかったらその周回はカウントしてもらえない。23時間3分の時点でチェックポイントを通過。通常コースをあと2周するのは無理と判断したが、とりあえずスピードを上げてみた。すると、1周を23分で周れてしまった。残りはまだ33分。もちろんもう1周せざるを得ない。頑張って走って残り9分でショートラップに突入した。そして皆と健闘を称え合いながらショートラップを3往復して終了。順位は予想できなかったが、最後の最後で1周余分に走れたので5位以下ということはないだろうと確信していた。Kinoは目標だった100マイルを達成してした。ゴール後すぐに朝食会兼表彰式が行われ、108.961マイル (175.355km) で男子2位に食い込む事ができた。最後の頑張りがもたらした結果だった (それでも女子2位のランナーよりも悪い結果)。それにしてもアメリカで走った24時間走6回のうち4回目の男子2位。このシルバーコレクターぶりは何とかならないものか。
朝食会と表彰式を済ませ、KinoとDaveの友人Stevenが走っているミネアポリスマラソンのフィニッシュ地点に直行した (もちろんシャワーを浴びて着替えてから)。Stevenは昨日はインディアナ州のマラソンを走っており (Stevenはフィニッシュできたがらしいが、その大会自体は猛暑のため途中で打ち切りになってしまったらしい)、その後24時間走の会場のテントで一晩過ごし、早朝にミネアポリスマラソンの会場に向かったらしい (私は気付かなかったが)。ミネアポリスマラソンは
昨年は私も走っているので、ゴール地点の様子は理解していた。しかし昨年とは違い、飲み物や食べ物がゴール直後に貰えるように改善されていた。ゴール直後にある日影の部分に椅子を置き余裕の観戦。昨日は私を応援してくれたMartinsとも再会を果たすことができた。Stevenと合流してからはDaveの家で仮眠させてもらい、更に飛行機の時間に合わせて空港まで送ってもらった。フィラデルフィアに着いたのは午後7時頃だったが、帰ってみたらフィラデルフィアの方が涼しかった。
本日のラン
50.4km (8時間) FANS
(月間走行距離 186.5km)
(週間走行距離 198.1km)