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My ダ~リンも外国人

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2006.07.12
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カテゴリ:フィラデルフィア
「今度ここに書く時は何か素敵な事をー…」

と思っていたのに、暫く振りの日記がこんな内容になりました。
でもまぁ、私らしいかも…

事件は昨日の2時頃。
今日はお店の人達が気を使ってくれてお休み。
そしてこれを見ているPhillyの人、気をつけてくださいネ。

話しても書いても長くなるので、どんな感じで反抗が行われたのかを書きますね。

先ず、道を歩いている最中、黒人のお年寄り女性から声をかけられ、B5サイズの黒い皮袋を見せられ、「あなたの?」と聞かれました。
「違う。」と答えると、「私は仕事があるからこれ、落し物として届けてくれる?」とその人は言い、去って行こうとします。
その直後、若い黒人妊婦の女性が「どうしたの?」と私に聞き、「これを届けてくれと言われた。」と答えると、いきなりその人は皮袋のジッパーを空け、中に大金が入っていることを知る事になります。
その女の人は老女を呼び戻し、なにやら興奮気味に話し捲くります(Blackのアクセントが強くて良く分かりませんでした)。
その後私の方を振り向き、「あなたにも分けてあげるから黙ってて!」と言われました。
「黙ってるけど、そんなお金は要らない」と断ると、私はその女の人達に挟まれるような形で歩かされ、一人は私の手を握り、「まぁまぁ、そんな事言わずに、車の中で話しましょう。」と車の中に引き入れられました。
老女はその後、自分はこの近くの銀行で働いていると言い、銀行でそのお金が安全かどうか(貰ってしまうのに)調べる為に銀行に行ってしまいました。
老女が戻ってくると、3枚の紙切れが彼女の手に握られていて、また早口に捲くし立てます。
その後、妊婦がゆっくりと私に「このお金は海外で換金されたお金で、貰ってしまっても大丈夫。でも、彼女のBossがこのお金を見てしまって、Bossがこのお金を分ける手伝いをしてくれるから、一人一人Bossに会って証明しなければいけない。」
というような事言いました。(訳が曖昧でごめんなさい)
私は「お金は要らないから職場に戻して!私は誰にも言わないし、私にくれる筈のそのお金も2人で分ければいい。」と言うと、
老女はイライラした感じで「お客一人で$3000も稼げるの?」と言い、妊婦は私の手を握り、「お願い、私はどうしてもこのお金が必要なの。お願い、私を助けると思って!」と言うような事を言ってきました。
その後老女は私の素性や銀行の口座番号、クレジットカードの有無を聞いてきましたが、私は留学生でいつもキャッシュしか使わない事を告げると、お金についている番号が証明になるから、それで$3000ずつ分けることが出来る…様なことを言ってきました。
私はキャッシュなら少し持っている事を告げると、老女は$3000貰うの為にはそんな少しのお金では証明にならないと言ってきました。
私はじゃぁ、さっき、あなた達が使ったお金を貸してくれと言うと、同じ番号は2度と使えないといい、家まで行って上げるからお金を取ってきてと言われました。
私はそんな時間無いし、家は遠いから直ぐに戻って来れないと言うと、妊婦は住所を聞く前に車を発進させ、家がどこなのかを聞いてきました。

この「こんな事早く終らせたい→仕事→車が発進した」の時点でパニックになっていた私は、思わず住所を教えてしまい、家に戻ってきます。
車の中では監視されていて電話が出来なかったので、家で隙をみて一度電話をお店にするのですが、留守電で、余計仕事が気になって彼女達の車にもう一度乗り込み、Phiilyに急ぐように言いました。

車の中で老女は私がお金を持ってきたことを確かめると、他に$や円はないのかetc・・・等と聞いてきましたが、私の無いの一点張りにPhillyに向かって走り始めました。
Phillyにつくと老女は私と妊婦のお金を受け取り、銀行に向かい、私たちは車の外で待ってました。
その間もう一度お店に電話したのですが、今度は妊婦が隣に立っていた為、自分が事件に巻き込まれているとは言えず、なるべく早くお店に戻るとだけ伝えました。

数十分後、老女が銀行から戻ってきて、私に「銀行に入って椅子に腰をかけたら、私のBossが全てやってくれるから、あなたはあなたのお金を返して貰い、$3000を受け取って。10分後に銀行の前に戻ってくるから、そしたらあなたの$3000を私達に頂戴。」と言いました。

まぁ、その後は勿論、そんなBossは銀行にいる筈も無く、そんな女の人たちも銀行に入ってきた形跡も無く、その後3時間+2時間、警察のお世話になりました。
Phillyについた時点で何となくおかしいと思って来ていた私は、車の番号を控えたりしていたのですが、車は勿論盗難車。
でも、1日経った今日思ったのですが、同じような目にテンプルの学生さんが遭った事もある…と昔に聞いていたのと、紙にサインされていた名前が用意されていたものだったと考えるのなら、アジア人を狙った犯行であるのは間違いないと思います。

冷静に考えると色々とおかしい点は一杯あるのに、昨日の時点ではどうして…と、今日は打ちのめされています。はぁぁ…
でも、事情聴取を受けたとき、側にいた警察官、家族、友達、お店のスタッフみんなに「殺されなかっただけでもラッキーよ。」と言われ、改めてゾッとしています。

ダ~リンには、「今後知らない人に何か聞かれても、英語を話せない人を演じる事。」を約束させられました。

ホント、Phillyにいるみなさん、気をつけてください。





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Last updated  2006.07.13 03:06:00
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