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![]() ![]() 作家や詩人の個人全集または著作集を揃えることはしていないのですが、そういうものの中の特定の1巻を買うことはあります。そういう1冊は、「端本」(はほん)とか「欠本」(けっぽん)と呼ばれていて、たいてい安価なのです。その反対に、「キキメ」と呼ばれるかなり高額な1巻というものもあります。全集等は、各巻が順次発売されていくとき、最初のうちは売れ行きも良く部数も多かったりするのですが、おしまいのほうの巻は発行部数が大きく落ち込んだりすることもよくあるようです。「端本」は古書店にふんだんに出回っていますが、「キキメ」の巻はそれのみを探して購入するのは難しいわけですね。 最近、そういう端本を2点入手しました。ひとつは新潮社の『世界詩人全集17』(1968年)で、アポリネール、コクトー、シュペルヴィエルの詩篇が、それぞれ渡辺一民、堀口大学、飯島耕一の訳で収められています。 もう1点は富山房の『フォークナー全集6』(1974年)で、「死の床に横たわりて」の巻です。この長篇小説は、別の訳者で講談社文芸文庫に収められているのですが、その古書価はかなりお高いのです。なかなか買えないでいたところ、この全集版の端本を大変安価に手に入れることができました。どんな作品なのかは下のレビューがとても参考になるでしょう。 https://ameblo.jp/classical-literature/entry-11616315146.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月26日 13時47分52秒
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