065853 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

純喫茶ぴろきゃっと

純喫茶ぴろきゃっと

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ぴろきゃっと

ぴろきゃっと

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

カテゴリ未分類

(0)

映画

(14)

音楽

(23)

昔話

(5)

アナログ派

(5)

いきもの

(0)

共通・類似

(4)

日記

(18)

news

(8)

MEDICAL

(21)

gourmet

(27)

BOOKS

(34)

cogito

(12)

arts

(5)

food & health

(10)

cameras

(0)

towns

(7)

雑記

(1)

PERSON

(12)

plants & flowers

(10)

cats

(10)

オ出カケ

(4)

カメラと写真

(7)

日記/記事の投稿

コメント新着

 ねこのナビ@ Re:よかったニャ!(いちおう)(11/11) よかったにゃあニャア... 今年も良きクリ…
 コンソメ@ Re[1]:ジャン・エプスタン「アッシャー家の末裔」(1928年)(08/21) 下男長どの 追伸 そういえば、ブニュエ…
 コンソメ@ Re:ジャン・エプスタン「アッシャー家の末裔」(1928年)(08/21) ミル様元下男長どの 映画外出できてよか…
 こんそめ@ Re:阿佐谷七夕 again(08/06) ミル様元下男長どの もう何年も前のこと…
 管理者下拙@ Re:湯浅芳子(1896-1990)(05/18) カタヒとは…?化体、過怠、禍胎…ではなく…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024年05月26日
XML
カテゴリ:BOOKS


英語圏のホラー小説の翻訳を少しまとめて読みました。アルジャーノン・ブラックウッド(1869-1951)は以前、傑作集のようなものを読み、そのアニミスティックな怪異談はけっこう怖かったです。「いにしえの魔術」という短篇から、萩原朔太郎があの傑作の「猫町」を発想したことはよく知られていますね。

ブラックウッドのほかに、M.R.ジェイムズ(1862-1936)とアーサー・マッケン(1863-1947)とを合わせて、英国の恐怖小説の御三家と呼ぶようです。彼らに加えて、米国のH.P.ラヴクラフト(1890-1937)も読んでみたのですが、ブラックウッド以外の3人の作品には、化け物というか妖怪というか、そんなものがよく出て来るようで、それらの作品は私には?でした。日本の幽霊になじんでいると、西洋の悪魔はいま一つピンと来ない気がしますね。

いちばん発見だったのは、ウォルター・デ・ラ・メア(1873-1956)の作品で、長篇の『死者の誘い』(原題は『帰還(The Return)』)も短篇の「シートンの叔母さん」も、怖いのみならず、恐怖小説の枠を越えるものが感じられました。教えて下さったTMさんに感謝です。

平井呈一によると、デ・ラ・メアには、文豪ヘンリー・ジェイムズ(1843-1916)の恐怖小説を継承する一面があるそうです。確かに「シートンの叔母さん」は、ジェイムズの「ねじの回転」(私は結局これがいちばんコワイ!ように思います)を思い起こさせずにはいないでしょう。「ねじの回転」は、1961年に英国のジャック・クレイトン監督により映画化されています。その原題は the Innocents(ストーリィから訳すと「無垢の子ら」でしょうか)ですが、邦題は「回転」です。デボラ・カー主演のこの映画もコワイです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年06月08日 07時27分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[BOOKS] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X