2008/10/18(土)19:40
流星の絆
東野圭吾の【流星の絆】を読みました。高価な本なので、オークションで落札しました。新品の美本なので得した気分です。獅子座流星群は、私の友人間でも話題になったので、興味を持ちました。私は、見逃すことが多いのですが彼女らは月や星をよく眺めていて今日届いたメールにも月のことが書いてありました。その影響からか、また古代の人々も星や月に強い関心を示していたことからわたしも【流星】という言葉には敏感です。流星群を見に子供たちが夜中家を抜け出すシーンから始る冒頭は自然に引き込まれます。詐欺を繰り返す箇所は、興味が沸きませんでしたが後半はページを繰る手が止まりません。一気に読んでしまいました。読後感は、よかったです。その夜は、ドラマの初回でしたが、宮藤官九郎の脚本が原作をさらに面白くしているように見えました。原作通りだとシリアスで、わたしには、少々コミカルな方が息が抜けて好ましい。両親が殺害されているのに、何度も笑わされました。今後が楽しみです。読み終えたらオークションに出すつもりでカバーをかけて、きれいに読んだのですが書庫の描写があったので、オークションはやめました。壁全面書棚の書庫がほしいとずっと願っているので、弱いのです。行成(要潤)の邸宅の書庫なのですが、物語の展開に一役かっています。