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カテゴリ:悪性リンパ腫
あなたの血管はガマンしすぎていませんか? 末梢静脈からの点滴 末梢静脈(腕の静脈)に細くて短いチューブ(カテーテル)を挿入し、そこから薬などを点滴します。挿入は比較 的簡単なので、現在一般的に行われている方法です。一方、細い血管に点滴するので、血管が薬による刺激を受けやすく、使う薬によっては痛みを伴ったり、血管を傷つけたりすることがあります。 点滴中や点滴後に腕が痛みませんか? 点滴中や点滴後に血管のまわりが腫れませんか? 腕が痛くて、服の着替えやかばんを持つのがつらいときはありませんか? 腕が痛くて、タオルやぞうきんがしぼりにくいときはありませんか? 点滴した腕の外見上の変化が気になることはありませんか? このような症状は「静脈炎」と呼ばれています。多くの場合、静脈炎には、点滴する薬の酸性度やアルカリ性度が大き く影響しています。pHの数値が低いほど酸性が強く、高いほどアルカリ性が強くなります。血液のpH は7.34-7.45です。 ----- 参照:抗がん剤の副作用とその対応 点滴中に血管が痛いときはどうしたらいいですか? 点滴中に痛み 抗がん剤による血管への刺激が痛みと感じる場合 抗がん剤の中には、点滴中に血管痛を感じやすい薬があります(商品名ジェムザール、ダカルバジン、エルプラットなど)。その場合は、 ①点滴の部位を温め血管を拡げる、 ②抗がん剤の溶解液の変更、 ③薬の濃度を薄める、 ④遮光が必要な薬は遮光を確実にする─など、薬によって痛みを緩和する方法は異なります。 抗がん剤による静脈炎 抗がん剤の中には、手や足などの細い静脈から点滴する場合、血管の炎症をおこしやすい薬があります(商品名ナベルビン、エピルビシン、アドリアシン、エルプラット、ドセタキセルなど)。予防することは難しいのですが、肘~手先にかけて太く・まっすぐな血管から点滴をすることは、静脈炎の予防に効果的だといわれています。
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最終更新日
2018.04.13 06:59:12
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