197548 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Going My Way♪~気まぐれkaaの日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

コメント新着

じゅんこkaa@ Re[1]:「モンスターペアレント」(07/10) 香菜子先生 10年以上前の記事なのに、コ…
香菜子先生モンスターペアレンツにはもううんざり@ Re:「モンスターペアレント」(07/10) はじめまして、香菜子といいます。私も無…
じゅんこkaa@ Re[1]:感動をありがとう。(02/22) さくらちゃん♪さん コメントありがとう。 …
さくらちゃん♪@ Re:感動をありがとう。 (*^o^*) リアルタイムで見てました! 真央…
じゅんこkaa@ Re[1]:心機一転(02/16) さくらちゃんさん いつもありがとう(^O^) …
2008年10月03日
XML
津谷治英著(神戸新聞総合出版センター)


nakkoさんがブログで紹介した時にたまたま古本屋で目に付いて買った本です。
http://plaza.rakuten.co.jp/eikichi55/diary/200809070000/

1964年生まれの津谷さんが、まだ不登校などほとんどいなかった高1の時に学校へ行けなくなった。
その後、色々回り道をしながら22歳で大学受験に挑戦して1年後に見事合格。
卒業後は神戸新聞社に勤めて、自身の経験や新聞記者という立場を生かしながら様々な形態の学校などを取材しながら、親や子ども、さらにはそういう人たちと関わってきた専門家へのインタビューと共に、色々な進路情報も書かれています。
兵庫県の2000年の情報ですが、当時からこんなに色々な選択肢があったんだと、改めて感じました。

その中で、やっぱり「学校信仰」(学校は行かなければいけない等)に苦しむ子と親の葛藤、
そのこだわりから開放された子どもたちの生き生きとした姿、
新しい形の学びの場を作った方たちの思い、などとても興味深い内容になっていると思います。

今の大多数の教育現場は、昔からほとんどシステムは変わっていません。
むしろ私たちの頃に比べて、成績主義、というか偏差値によって子どもを評価する。
そして、時間を区切って30~40人にみんな同じことを教えようとする。
「学校を捨ててみよう!」の三池先生はそのあたりをかなり辛口(過ぎ?笑)に書かれています。

このところ各地で行われている体育会にしても、みんなが同じ動きをするよう求められる。
そのことに何の疑問も持たず、みんなと一緒に取り組んで達成感を味わえる子たちはそれで問題ないと思います。
でも、学校へ行けなくなるような、繊細な子どもたちにはそのことはしんどいんじゃないでしょうか。
もちろん、個々の学校でも色々な取り組みもされるようにはなってきたとは思うし、問題意識を持った教師も増えてきているとは思いますが、子どもの個性に合わせた指導をしようと思っても今のシステムではまだまだ限度があると感じます。

子育ての過程で過保護・過干渉がいけないと言われます。
そして、そのことに気付いた親が子どもへの関わりを見直して、子どもは落ち着きを取り戻し、少しずつ元気になり、学校へ戻りたいと思う。
でも、戻った先の学校では指導という名目において過保護・過干渉・強要で子どもをレールに乗せる場合も多いわけですよね。
本当に子どものためには何が幸せなんでしょう。

私自身は「しんどい時に、無理に学校へ行かなくてもいい」という考えだったけど、環境が変われば高校へも行けるかな?という考えの中にはやっぱり「せめて高校くらいは」という思いがあったのも事実です。
現実には、最初の私立の全日制高校へはすぐに行けなくなって、その時に情報として知っていた今の多部制単位制高校(公立)に行ければいいや、という思いがあったので、すぐに退学を認め、半年のんびりさせられたし、あんまり進路に関して悩んだりしたことはありませんでした。
たまたまその学校にすんなりと後期入学できたこともあって、ほとんど他の情報も知らなかったということもあります。
そして、今のゆるゆるの学校だから何とか行けている、という事実もあります。
普通の学校だったら絶対無理、と息子は言います。
もちろん、それも人それぞれ。
ゆっくりと休養した後に、普通校で頑張って自分の生きがいを見つけられる子どもたちもいます。

本当に色々と道はあるんですよね。
その中から、本当にその子にとって、何が幸せなのかが見つかればいいと思うんです。
ただ、経済的に余裕があれば選択の幅も広いのですが、うちみたいにギリギリだとまだまだ幅は狭いのが現実ですね。
小中学校の段階から、経済的負担が少なくて、もっともっと自由な形態の学校が増えてきたらいいな、って切実に感じます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年10月03日 14時37分09秒
コメント(3) | コメントを書く
[不登校・起立性調節障害・子育て] カテゴリの最新記事


カレンダー

お気に入りブログ

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X