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カテゴリ:不登校・起立性調節障害・子育て
前回の補足として
起立性調節障害(OD)は、人により様々な症状が出ます。 その中でも、多くの場合朝が苦手です。 起きられない。 でも昼過ぎからは比較的元気です。 そんな様子を見ていたら明日は学校に行けるだろうと期待します。 本人もそう思うからそんなことを言ったりします。 でも朝になったら起きられない。 それが「サボリ」や怠けている、と思われるゆえんですね。(息子は「サボリ」でしたが 笑) そして、そんなことを繰り返す内に親はますます焦り、子どもはどんどん自信を失ってしまうんです。 嫌なことから逃げていては、この世の中生きていけないから我慢させることも必要だ、頑張らなければ、というのはよく言われること。 昼から元気なんだから、途中からでも行ったらいい、なんてことも大人は簡単に思うけど、真面目な子たちにとってそれも難しいことなんです。 ゼロか100か、という子が多いですからね。 うちの息子も、途中からというのはまず無理。 保健室登校もありえない。 行くなら朝から教室へ、というタイプでした。 だから朝しんどかったらもうその日は休み。 私もそれがわかっていたから、朝そう決めたらあとは昼食の時間に起こすだけ。 それからボーっとしようが、ゲームやパソコンばっかりしようが(もちろん、勉強なんてしていません)、気になりませんでした。 その頃は私自身時間的、精神的余裕があまりなく、そのことで悩む暇もなかったことが結果的によかったのかもしれません。 信頼する小児科医が早い時期に「無理させたらあかんよ」と言ったこともあったし、特に学校や友だち関係に問題があるようにも思えなかったので、「しんどかったらしゃーないな」といった感じでした。 それでもやっぱり、最初の内は、「なんで?」「どうしんどいん?」「行かなあかんやん」「みんなに迷惑かけるやん」などと結構言って、追いつめていたらしい^^;(息子いわく) とはいえ、何とかしようとか、何とかしなきゃ、と必要以上にとらわれることもなく、高校受験に関しても情報も集めず、ぎりぎりで慌てて決めた感じです。 さすがに高校への不安はありましたし、環境が変わったら行けるようになるだろうか(行ってほしい)という気持ちもありました。 そんな頃、新聞記事がきっかけでnakkoさんを知り、「起立性調節障害」という病気があることを知り、みんなとネット上で交流する中で、色々な選択肢もあるのを知って、どうにでもなるか、と思えたのです。 それと同時に、本当に真剣に真面目に子どもに向かっていて悩んでいる人たちがこんなにいるんだと改めて感じました。 だから、周りの人たちに「起立性調節障害」のことをもっと知ってもらいたい、という気持ちもあって「Alice」の活動にここまで深入りしてしまったのです(笑) もちろん、nakkoさんの考え方に共感できる部分が多かったからですが^^ みんなの悩みの深さを知るにつれて、私のいい加減さを実感し、これがかえってよかったんだ思う反面、やっぱり自分は甘すぎるのかな?という思いもありました。 それが色んな講座に行くきっかけにもなりました。 それまでも、PTA関係での講座もあったものの、あまり印象に残っておらず、不登校にもほとんど関心なく、何となく家庭に問題がある子か、心の弱い子の問題、みたいなイメージがありました(すみません^^;) だから、たまにそういう話を聞いても、何か触れてはいけない、といった感じで避けていた気がします。 不登校という現実に向かってからの講座の内容はすべてすんなり入ってきました。 そしてmixiを始めてからは、そんなことも日記に書いてきました。 宗教的考え、講座での知識、ネット上の繋がりで気付かせてもらったこと、そんな断片的なものが、昨年夏以来の読書によってどんどん整理されて繋がってきています。 まだまだ、知りたいことはたくさんあります。 50を過ぎてからの学習は、能(脳)力が落ちているから時間もかかりますが、それでも本当に学びたいと思ったら、いつでもできるんですよね。 「息子の分析」(2006年9月23日の日記)もよければ見てね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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