魅惑のイタリアワイン

2004/12/09(木)21:39

Lodano Bianco Toscana IGT [2002] Tua Rita &Poggiassai Rosso Toscana IGT [2001] Chigi Saracini

イタリアワイン(24)

自分で「イタ専」などと豪語しておきながら、お恥ずかしいことに「ロダーノ」初めて頂きました。 白ワイン自体をあまり好んで選ばないので、 どうしても後回しになってしまい、 そのうち、友人に飲まれてしまうというパターンが数年続いておりました。ですから、毎年購入しているのに、1本も私には回ってこず、今回お初となったわけです。 今年こそはと思っていたので、友人たちの魔の手から守るべく、 手の届かないところに隠し持っておりました(笑)。 で、感想。 単純に美味しくて、赤ワイン好きにも楽しめる酒質だなぁと感じました。南のバリック白ワインとはちょっとニュアンスが違って、程よい濃縮感。ぎらぎらした炎天下の南国フルーツではない、適度な熟度のパイナップル。洋ナシのさわやかな甘み。時折思わせる白い花の香り。ほんのちょっと樽の樫の香りも。酸味は穏やかで、料理と合わせていただくというよりも、単体で楽しむような構造になっているように思います。私が料理と合わせるなら、昔のオルネライアのポッジョアッレガッツェや、フリウリの高くない白、若しくは、お高めの(スコルカなどの)ガヴィディガヴィをチョイスするかなぁ。 で、もう一本。 ポッジアッサイ ロッソ トスカーノ 2001 これはもう少しでキャンティクラッシコ地区内だったのに~・・・くらいのところにある、ベラルデンガのチージ・サラチーニが作るトップキュベ。この蔵は、キャンティ、キャンティスペリオーレとこのワインの3種類だけの醸造のようです。こちらはインポーター「M」のバイオーダー品で、あまり市場に出回らない物です。勿論こちらも私にとってのお初。ヴェロネッリで調べてみると・・・ありました!04年板489ページ。セパージュはカベルネ&サンジョヴェーゼ。ボトリングはポッジョ ボネッリがやってるみたいですね。。。えー、評価は赤三ツ星の91点注目マークつきですね。 どれどれ。えーと・・抜栓直後から、かなり柔らかな口当たり。香りは比較的閉じこもった印象で、黒い果実のニュアンスを感じます。樽が少し強めで、時間と共にチョコレートのような香りが出てきました。味わいにはスパイスのような辛さがあり、濃度、色共、かなり濃くて、流石カベルネが混ざっているなぁーといった感じ。最近飲んでいたスベレートのカベルネとはかなり違う少々棘のある感じのカベルネです。しかしながら、全体の印象は悪くは無く、なかなかの仕上がりだと思います。冒険してケース買いしてしまったので、ぼちぼち飲んでいこうと思います。

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