CapatostA[2002] PoggioargentierA
このワイン、暫く飲んでなかったんですけど、先月ノラ妻さんに激しく勧められましたので、飲んでみたくなり、取り寄せました。楽天にあるかなぁ?調べていませんが、定価は¥5400です。ポッジョ・アルジェンティエラはマレンマにある元気の良いワイナリーで、素晴らしいサンジョヴェーゼを作っています。最近ではシラーなどにも積極的に取り組み、フィニステッレなどアリカンテとのブレンド物がとても素晴らしい。今回頂いたのはフィニステッレが作られるまではトップキュベとして知られていたカパトスタ。サンジョヴェーゼ95%アリカンテ5%のセパージュ。2002という小振りなヴィンテージにどのような厚みをもたせているかが楽しみ。さて、グラスはリーデル・オヴァチュア・レッドワイン。コルクはヴィンテージ表記無しの5センチ。保存状態はなかなかよろしいようです。グラスに注いだ色調は、かなり濃いガーネット。もわーんと香るグラスからの香は樽香が強めでその陰にスミレのような花の香り。常温からのスタートですが、それにしても香りが開くのが早く次第にスパイス香まで感じるようになりました。味わいはまさに、ポッジョアルジェンティエラ味。タンニンが程よくとけ込み、スルスルと抵抗無く喉に滑り込んでいきます。果実実も十分で、これが02ヴィンテージか!?と疑う程、素晴らしい凝縮感。甘み、辛さ、渋味、奥行き、全て申し分なく、バランスに長けています。ノラ妻さんがあれだけ褒めるわけです。うまい!この価格なら問題なく納得ですね。改めて、作り手の力は重要だと感じました。セラーテクニックより畑の中での力ですけどね。この作り手のオーナーとその奥様とお話ししたことがありまして、手のひらを拝見したんですが、間違いなく農夫の手でした。自ら毎日畑に出てらっしゃるとのこと、素晴らしいですね。やはり、この蔵のワインは、間違いないですね。再確認しました。ノラ妻さんが美味しいという味わい・・・。分かります(笑)